月別アーカイブ / 2008年10月

 何この馬鹿トレード

 あれで上がっちゃうのか。でも、数字を見ると頑張っていい成績に仕上がりました風の内容なので、売掛金や未収が溜まってるということでもない限り大丈夫なのかね。

 …と、微妙なことを言ってみる。

 自民党の石破茂氏、通称ゲル氏の公式ブログに、通常の政治家ブログではあまり見られないような異様なコメント欄状況になっているようなのでピックアップ。

 正直、何だろうね、これ。
例:
多少の余裕
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-f2b7.html
衆・予算委を終えて…
http://ishiba-shigeru.cocolog-nifty.com/blog/2008/10/post-174d.html

 農林水産大臣というと、かつては故・松岡利勝氏を筆頭に自民党でも選りすぐりのキモメンが権力の中枢に居座り、日本の田舎からの献金を盾にして世界の貿易体制へ喧嘩を売る的な古き良き55年体制自民の残滓が色濃く映える愛らしい重要閣僚ポストであった。

 ところが、中川(酒)氏就任あたりから何となく一変し、いまでは石破茂氏の微妙ソフト路線がウケておるよう。どこがどうウケておるのか私には皆目検討もつかぬが、女性雑誌や広告代理店で女性のみを対象に政治家好感度とか出してみたら上位安定してたり、ネットでも既婚女性板にて妙なスレが立ってたりするのを見ると、男には理解できない女性の「カワイイ」ツボにフィットしているのかもしれない。

 通常なら工作員乙で終わりそうな話だが、まあ第三者機関の調査でも決して好感度が低くないというのがねえ…。民主党の工作拠点である「ヤフー みんなの政治」でも善戦中。ゲル&ゲラー、侮れず。

国会議員 石破 茂
http://seiji.yahoo.co.jp/giin/rev/index.html?g=2008000272&s=0&p=1

 紫外線に当てるとアゴの疵がシミになると奥さんに言われてマスクをしてるんだけど、なんつーかキリシア・ザビの養子みたいな風貌になってがっかりなわけです。それ以上に、もともとハ行の渇舌が悪い私、唇もちと切れてるのもあって非常に喋りづらいし、何より前歯がないって凄い違和感。

 ちと最近テンション上がりすぎていたのもあるけど、落ち着こうと思います。はい。

 力強くポジショントークに励んだところ、ヘッジファンド屋とかの円キャリー帰りで円高じゃねーのという物言いがついたので補足。

 いやまあ円キャリーなんだけど、単に借り入れてた円建て解消しておしまいって話じゃなくて、円キャリー投資を手がけてたHFの中でも健全なところは引き続き円建てで投資を続けようとしてボコボコと国内ファンドが立ち上がっていて、それほど派手ではないけれども商業施設だとか不動産や、撤退する外資系が持ってた国内銘柄とかをバルクでいま猛烈に買い取ってる状態なんだよね。
 中でも人気があるのがハイテクな製造業だったり高付加価値サービス業だったり、各業種のナンバーワン、ツーといった「再編されても生き残る」銘柄に対する集中投資。逆に、IPO目指して頑張ってます系のPEや、二桁億程度の中規模以下の不動産案件とかは誰も引き取りたがらない。面倒くさいから。

 だから、日本のなかでも経済効率が高くて投資効果が長期にわたって確保できそうな部分を選んで投資を進めているというのが正確なとこだろうと思うわけで。当然、円キャリーをやっている外資系金融機関のかなりの資産は痛んでいるので、猛烈な撤退戦が続いているのも事実ではあるけれども(それに伴って円の借り入れを解消し続けて大きい穴が開き続けているのも事実ではあるけれども)、そこから入れ替わる形で新しく入ってくるHFが円建て長期投資ファンドに性質を換えてどんどこファンドを立ち上げているのが現状なわけ。

 大規模物件については一年前では出回らないような三桁億とか、私は触れないけど四桁億とかっていう物件が平然と出回っていて、商業施設チェーンがグループ丸ごと売りに出るとか考えられなかったような話がたくさんある。この前、大石英司せんせがブログで予測を書いておられたけれども、ほぼあんな感じではある。

 ついでだけど、これ。

日銀は如何に批判されるべきか。
http://d.hatena.ne.jp/bewaad/20081022/p1
円独歩高の原因
http://d.hatena.ne.jp/Baatarism/20081027/1225078886
[経済(国内)][経済(海外)]昨今の円高はなぜ生じているのか?
http://d.hatena.ne.jp/econ2009/20081024/1224858048

 ある意味、日銀に対する批判であったり、政策的に何もしていないに等しい我が国の「受動的な金融政策(何もしないということ)が影響」という本質論であったり、立場違えば見え方も違うのであるけれど、現場じゃ何が起きてるかというと「ろくなことをしない」韓国や香港やシンガポールに置いておくよりも「ろくに何もしない」日本のほうが 相 対 的 に 安全という風にファンドは考えていると思います。

 だから、用済みのはずの円キャリーでの借り入れを解消せずに日本にファンドを立ち上げてそのまま日本で運用資産を物色するという動きが出るわけだし、日本の投資業務から撤退しようとしている企業から投資案件を子会社ごと引き受けるというような事例も出てきてるんだろうと。

 あと、田中先生がネタ風にこんなことを書いてますけど、ネタと言い切れないのは各国が何か対策打っても相場全体からすれば微調整に過ぎないわけで、そのような気持ち程度の政府介入や協調姿勢を横目でマネージャーが見たとしても、彼らが直面しているのは目の前の真っ赤なポートフォリオを一刻でも早く現金化し整理し、実務面では案件を止め、キャンセル料を払い、部下を解雇することを求める本国からの指示だったりするはずです。

■[ネタ]円高・株安を本当に止めたければ
http://d.hatena.ne.jp/tanakahidetomi/20081027#p2

 逆に、被害の少なかったファンドからすれば、パンアジアから撤退するのかしないのか、アジアに留まるとして、投資先の選別をいかに早く進めて被害を食い止めるかという話になるので、必然的に(分かりきってる)円キャリーの追い風がある日本への投資を進め、その中でも安全とされる資産に移そうと考えるのもまた必然であります。

金融危機のマイクロストラクチャ
http://blog.goo.ne.jp/ikedanobuo/e/2e307cbc868fb3febd538f56a8241ff9

 だから、池田信夫氏が書いてるこの記事は前段はその通り。後半はグダグダだと思うけど。「こうしたマイクロストラクチャについての記述がまったく出てこない」とか書いてるけど、そりゃ一言「必要ないから」ですね。相対の塊だからルールを良く知ったプレイヤー同士のゲームになってた世界にハブとか言われても困るわけで。

 とはいえ、値段がつかない以上そこに連動させるわけのもいかないのだから、生き残った者は生き残った者同士で死に逝く者の残債をうまく安い値段で拾い上げ、採算性が確保できそうな物件を掘り起こして個別に対応しながら、その一方で規模が小さいと手間ばっかかかってしょうがないので大きい案件からゆるゆると投資を進めていきましょう、その間にG7とかが有効な対策取れればそれでよし、取れなければ取れなくても配当で充分ファンド自体は存続できる、ああ戦争でもどっかで起きないかな、というのが真意なんだろうと。

 まあ、ドルを支えるための国際的な協調体制ってのはそんだけ異常だったってことなのかもしれないんですけどね。でも、韓国とかロシアとかが、あと半年もしないうちに変なことでも起きてしまうんじゃないかとか、東欧や中国など遅れてきた国が中途半端に豊かになってしまってその後の経済停滞がそのまま革命にでもなるんじゃないかとか、そういう心配をしなければならない状況には少なくとも日本はない。せいぜい政権交代とかいう程度で、食い詰めた大阪人が滋賀や奈良で山賊になるのが流行とか、アホみたいに連れてきた移民労働者が大量失職してええじゃないか暴動とか、そういう話にはならんだろ、日本ってなんて安定してるんだ、ってそういう話。

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