月別アーカイブ / 2008年07月

 なんか速攻で出たな… 時事どうした。

http://www.jiji.co.jp/jc/c?g=int_30&k=2008071800941

 もう暴動が起きる原因は何でもあり、という情景で驚いてもよさそうなもんですけど、日本国内での報道が少ないだけで、この規模の騒動は毎日どこかしらで100件単位で起きているのであんまり気になりませんね。むしろ、この手の小さいネタでも時事が報じるようになってきたなあというところに侘び錆びを感じることができれば、と。ええ。

 旧社会党の福島瑞穂女史のことではなく、某写真週刊誌にスキャンダル撮られたみずほCBの斎藤宏頭取のことである。世の中、ファニーメイだのデフレどうすんだだの中国の銭廻りがヤバくてホテルも埋まらないとかそういう話でまじめに議論してるというのに、なんで我が国というのはトップの不祥事がテレビ局が繰り出す決死の枕営業で轟沈とかそういうレベルの話になってしまうのだろうか。
 いろいろあるけど、みずほCBに限らずみずほ全体の問題として捉えるならば「ほんと、みずほどうすんの?」という話になりかねない。つか、通信業界などの件については経済誌やMoneyzineで書くのが適当と思うのでそちらに紙面は譲るけれども、ある意味みずほは日本のマズい産業へ金を貸してくれる最後の大手であるという認識でいる。もちろん、みずほ自体がマズい組織だということではなくて、結果的にみずほはマズいところに貸し込んでしまったり、関わってしまうので、問題企業の資金調達の最終局面とかで乱舞する怪文書で槍玉に良く挙がるわけである、多少専門的な方面になるけどある種の借名口座や貸し株の際の橋渡しや窓口をやっているとかいう噂は頻繁に出る。

 じゃあみずほが総体として全面的に良くないのかというとそうではなくて、みずほは腐ってるから駄目ということにしようとラインを引いたら、連れで駄目評価をされてしまう金融機関が続出することになるので、それはそれで大変なことになるだろうな、という話である。逆に言えば、この経済成長が止まったところで商業銀行が重なってメガバンクになってみたものの、じゃあその規模に見合う充分な収益をどこで上げればいいのか、ということを考えれば問題の深さはある程度分かってもらえると思う。

 その上で(若干、爺が引くような予防線気味の「陰謀論じゃないが」という枕を置くけどさ)、今回のスキャンダル、結構前から知っている人は知っていたんじゃないだろうか? 良く考えれば分かるけれども、いろいろ経緯があって自宅にまともに帰らないような頭取を抱えている銀行が、秘書も頭取室も夜の行方が分からないなどということはまずないと思うんだよね。

 ましてや、斎藤氏といえば一部上場企業経営者との直接対話でないと決済をおろさないほどのワンマンで通っていた人物で、あまりこれといった信頼する部下をおいて集団指導体制で云々というのは聞いたことがないし、かつてライブドア問題やABCマートの件で話題になった一件でも、その他経営陣がほとんど事情を知らないところで特定の支店が凄い勢いで貸し込んでいたとか深入りしていたとかっていう話もあったわけだ。

 プライベートで定期的に会合を重ねていたという話が出ているけれども、まあ「お盛んですね」と言うには看過できない問題があって、どうも斎藤氏はこのテレビ東京の女性記者に結構重要な経営情報を流しちゃっていたのではないかという類推はかなり利くかな、という点。これ、マスコミだから枕営業で済んでいるけれども、この女性記者がテレビ東京という枠を通り越してネタを外に流していない保証はいまのところないのだよな。

 あくまで「常識的に考えて」というレベルだけれども、かの講談社編集部がネタを知りつつ何年も抱えていたとは思いづらく、思い余った企業戦士が憂えて挙句ネタを周囲に漏らしたとか、元から出入りしていた業者がどっかからスケジュールをゲットしてネタを売ったとか、そういう話でもない限りああいう展開にはならないだろうと思うんだよね。

 正直、サブプライムが直撃して業績が不振だということよりも、トップがテレビ局の女性記者と昵懇となって不倫した挙句にみずほCBのネタを独占的に流していたということのほうが、社会的にダメージが大きいだろう。業績不振で辞任の声を封じることは斎藤氏の実力で可能だったとしても、不倫で世間からバッシングを受け降ろさざるをえない状態になるというのはうまくやったもんだと思う。

 それでなくてもテレビ東京は緩い組織に見えますけどね。外部的には。

 二年半ぶりぐらいに大学の同期と会ったんだが、向こうは名刺交換する前から当方を識別済みだったのにこちらは先方の面影も満足に分からんぐらい変貌していたので困惑した。


(筆者注・本人検閲済)
 ああいうのは、綺麗になったねとか、思い切ったねとか言えばいいのだろうか。だって分からなかったんだもの。別に犬や猫じゃないんだから匂いで判断するわけでもないし。でもわざわざ綺麗になりたいとかいって32とか33で整形とかするもんなのか。だいたい旦那はどうだったんだ。旦那は反対しなかったのか? と訊いたら喜んでいたという。それは単にお前が旦那を尻に敷いていただけで絶賛を強要しただけなんじゃないのか。

 確かに私の記憶の中にある彼女は決して美人とはいえないが、要するにブスだったと思う。いや、普通に見苦しい感じだったが、顔の造成が不揃いで困惑するという感じよりも着ている服のセンスから髪型にいたるまで気を使ってない風であったので、顔がどうとかいうより全体的にどうしようもない状況だったと思う。でも、それが逆に生きて、大学時代は年頃なのに色気のないつまらん女だなあと思っていたら、年を取ってみるといつの間にか年齢相応の微妙さに落ち着いていたので、ああ人間というのはそれぞれに年齢にマッチした外見というのがあるのだなあと感心したことがある。

 しかし、何を持って整形を決意し、周囲を納得させ、資金を用意し、実施に踏み切って、評価はどうであるのかはとくと聞いてみたい気がする。ブスである以前にデブなのだからまず痩せろというのもあったけれど、人生最初の挫折はダイエットだったというのだから、金でも払って手っ取り早く整形して小奇麗になってしまえば勝利、という雰囲気だったのかもしれない。何を持って勝利というのかは知らないが。だが、金額を聞いて驚いたが全体的に美容整形というのは成功率も費用もリーズナブルになっているらしい。

 そうはいっても、彼女は子供とか生んでるわけで、そいつらと遺伝子的には一緒で、彼らが大きくなったら「お母さんと顔が違うね」とか言われてしまうわけだろ。小汚いかあさんよりは、綺麗なママのほうがいいだろうと本人は言うけれども、ファッションセンターしまむらで買ったような微妙な紫のワンピースとか着て他人主催のパーティーに来るほうを先に何とかするべきだろうと私は思う。

 もっとも、私の年代になると男はともかく女性は結婚しているしてないで雲泥の差があるような感じらしいので、結婚できていて子供もいる彼女の場合、それはそれでプライドを満足させているものだと思っていたのが間違いだったらしい。言われてみれば肌も無闇につやつやだし、いったい誰のためにそこまでの土木工事に踏み切ったのか、やはり私には最後まで理解できなかった。

 旦那がいるのにモテるようになったとか自慢話が始まったので早々に退散したけれど、どちらかというと明らかにブスだった彼女が女性としての美貌に目覚めたというのは大器晩成にも程がある。お前はステイゴールドか。牡馬だけど。いや、歯が悪いとかならともかく、そこまで審美に金をかける神経は良く分からぬ。まあどうでもいいんだけどさ。

 俗に、目立つ動きをする大道芸人と、大道芸人に釣られて一挙手一投足に喜んだり喚いたりオーバーアクションをする取り巻きと、その取り巻かれている人々ごと大道芸を楽しむさらに外野とで完成する構図というものがある。別に誰かが偉いとか良いとか悪いとかではなく、そういう現象が相似形で起き易いのだろう、この世の中は。
 例えば、googleという急成長企業があって、そのgoogleの成長をネタにいろんな角度で解釈を吹聴する梅田望夫氏(大道芸人)がおり、そこに一部の物好きなはてブ民(取り巻き)が発生し、その外野に読者がいる。

 同じように、iPhoneという新しい概念をケータイの世界に持ち込む試みがあって、それに便乗する形でヨイショしている書き手が登場し、歯が浮き上がり、凄い勢いで大気圏突破している読み物がある。

iPhoneという奇跡
http://japan.cnet.com/blog/kenn/2008/07/13/entry_27012223/

 どのくらい大気圏を突破しているかというと、つぎのあまり冷静ではない一文からも読み解けるだろう。

>「電話」の登場と「インターネット」の登場では、どちらが後世、たとえば100年後に大きな歴史的事件として記憶されるでしょうか?
>おそらく、いや間違いなく、「インターネット」でしょう。

 いや、電話がなかったらインターネットなんか存在してないから。テクノロジーツリーってのがあるんだよ。 でも江島健太郎氏がなぜ大道芸として成立しているかというと、意見が特異だからではなく、熱いからであって、そこには取り巻きができるのも当然と言える。文章として熱くて面白いもの。

http://b.hatena.ne.jp/entry/http://japan.cnet.com/blog/kenn/2008/07/13/entry_27012223/

 少なくとも現段階では好意的、批判的、あとで読む、驚き男、など600弱のブクマがつき、釣られている。だが、さらにそれを外部から見るとき、この江島氏の熱さをどう受け止めるべきなのだろう。

 腹が減ったのでここまでとする。

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