私はdankogaiではない。頂戴した献本は当ブログではあまり取り上げないようにしている、なぜなら私は本を読むペースにむらがあるし、どれかを取り上げて、どれかを取り上げないというのは、取り上げられた側が「何だ。クソな感想書きやがって。それにこんな反響しかないのかバカタレ」と思うかもしれないし、取り上げられなかった側が「何であの本を取り上げてウチのは話してくれないんだ」という結論になるからだ。
だが、今回は違う。取り上げさせてもらおう。なんじゃこれあ…
「中国が目論む世界支配」の正体
http://www.fusosha.co.jp/book/2008/05712.php
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/07/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E6%96%B0%E5%88%8A%E7%99%BA%E5%A3%B2%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-1.html
読んでいて、頭の中の酸素が全部二酸化炭素に変わるぐらいの衝撃を感じる。要約して本を紹介しようにも、要約不能である書籍というのは初めてだ。だって何を言っているんだか分からないんだもの。咀嚼できないし頭痛がする。本自体が生物兵器なんじゃないかと思うぐらい。単なる陰謀論で片付けられないのは、陰謀の出だしと終わりで結論が違うように読めるし、それは陰謀ではなくて単なる状況説明と各種関係者が何を思っていたかの羅列にすぎないんじゃないの? というネタが次々と出てくることにある。そりゃ関係者がそれぞれの立場で飯喰ってたら、思惑の違いや達成目標に違いがあるのは当然ですって。
その割に、カジノ方面や中国マネーが中国政府の意志にかかわらず流出が続いて秩序が保てなくなっている件についてはあまり触れられていない、というより、欧米対中国という図式で妄想が広がっているので、中国自体がどこまでも個人主義的で一枚岩ではなく、別に誰かに支持されて中国人は中国人をやっているわけではないということに気づいていないのだろう。
それでも、この本がある種の面白みを読者に感じさせるのは、そんな馬鹿なことがあるはずないだろうという健全な猜疑心を育成できるか、この本に心から共感して電波輻輳状態となって見えない敵と戦い続ける闘士となる資質を持つかを確認できる試験紙の役割を持つことにある。これを信じる力を持てる人がいたら、それは才能だと思う。万が一この本の内容が真実だったら、と考える必要もないという点では、非常に割り切っていて個人的には好感が持てる。
次回作は、電波行政についてベンジャミンと池田信夫氏が心逝くまで語りつくす対談本を企画して欲しいです。
だが、今回は違う。取り上げさせてもらおう。なんじゃこれあ…
「中国が目論む世界支配」の正体
http://www.fusosha.co.jp/book/2008/05712.php
http://benjaminfulford.typepad.com/benjaminfulford/2008/07/%E3%83%99%E3%83%B3%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%9F%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%83%95%E3%83%AB%E3%83%95%E3%82%A9%E3%83%BC%E3%83%89%E6%96%B0%E5%88%8A%E7%99%BA%E5%A3%B2%E3%81%AE%E3%81%8A%E7%9F%A5%E3%82%89%E3%81%9B-1.html
読んでいて、頭の中の酸素が全部二酸化炭素に変わるぐらいの衝撃を感じる。要約して本を紹介しようにも、要約不能である書籍というのは初めてだ。だって何を言っているんだか分からないんだもの。咀嚼できないし頭痛がする。本自体が生物兵器なんじゃないかと思うぐらい。単なる陰謀論で片付けられないのは、陰謀の出だしと終わりで結論が違うように読めるし、それは陰謀ではなくて単なる状況説明と各種関係者が何を思っていたかの羅列にすぎないんじゃないの? というネタが次々と出てくることにある。そりゃ関係者がそれぞれの立場で飯喰ってたら、思惑の違いや達成目標に違いがあるのは当然ですって。
その割に、カジノ方面や中国マネーが中国政府の意志にかかわらず流出が続いて秩序が保てなくなっている件についてはあまり触れられていない、というより、欧米対中国という図式で妄想が広がっているので、中国自体がどこまでも個人主義的で一枚岩ではなく、別に誰かに支持されて中国人は中国人をやっているわけではないということに気づいていないのだろう。
それでも、この本がある種の面白みを読者に感じさせるのは、そんな馬鹿なことがあるはずないだろうという健全な猜疑心を育成できるか、この本に心から共感して電波輻輳状態となって見えない敵と戦い続ける闘士となる資質を持つかを確認できる試験紙の役割を持つことにある。これを信じる力を持てる人がいたら、それは才能だと思う。万が一この本の内容が真実だったら、と考える必要もないという点では、非常に割り切っていて個人的には好感が持てる。
次回作は、電波行政についてベンジャミンと池田信夫氏が心逝くまで語りつくす対談本を企画して欲しいです。