というわけで、静岡4区の補選が終わりまして、自民党・公明党ら与党が推す深澤陽一さんが、野党統一候補田中健(けん)さんに大勝するという結果に終わりました。もっとも、期日前に予想されたダブルスコアほどまでにはいかず、なんというか中途半端な感じに終わってしまいました。

 もちろん、コロナ騒動があり、街頭もできず商店街周りも無理な状況で、投票率も「不要不急でない」はずのこの選挙において20%近く前回よりも落ちたということで、非常に与党・野党の地金が出た選挙だったのかなあと思います。無党派層がここまで投票にいかないと、野党としては手も足も出ないのも仕方がないところではあるんですよね。

「自民党は国民から支持されている!」と考えていいのかどうか、解説します。【静岡4区補選、自民党の深澤陽一さん当選】
https://www.youtube.com/watch?v=wswa3gSAkdQ





 何しろ、コロナ対策というものは与党のボーナスステージなところがあって、野党が何を言おうがどんどん進展する状況の中で国民は政府が出す対策を固唾を飲んで見守っているところであって、意思決定に関係のない野党は当然のように埋没しますから、ほんと仕方がないんですよ。

 一方で、静岡4区民は比較的自民が強い部分もあるんですけど、前回の選挙では野党が合計44%ぐらい得票しているところ、今回は野党統一候補になりながらも35%の得票で終わってしまって、結果として同じ候補である田中健さんを立てていながら10%近く得票率を落としております。もちろん頼みとする無党派がコロナのお陰でごっそり投票にいかなかったので苦戦待ったなしではあるのですが、それにしても寂しい数字です。

 出口もネット調査も静岡県民は「コロナ対策が大事だ」と言いつつ、たぶんあんまり票には関係なかったんじゃないかと思います。というより、静岡4区はあんまりコロナウィルス騒動に対する危機感がなさそうなんですよね。感染者もそう多くないからそりゃそうかという気もしますが。つまりは、一応は与党が信認されたよ、組織票をコアにした地盤が強い方が勝ったよ! という話で終わりそうな選挙でして。

 それもあって、これで安倍ちゃんが都知事選を挟んで自民党総裁4選、そのままコロナ対策「戦勝」をもって秋に解散総選挙という流れも見えてくるわけなんですが(一方でまだ5月解散7月選挙とか言ってる関係先もありますが)、俄然、重要になるのは都知事選です。鈴木大地さんが自民党都連の熱い期待を担い立候補することはあるんでしょうか。二階俊博さん的には「どうせ小池百合子さんには勝てないので手打ちして次の総選挙に」という気持ちがあるのかもしれませんが、まだ二転三転してしまうのでありましょうか。

 細かいところはメルマガでも詳述しようと思いますが、まずは順当であったと言うことで。

やまもといちろう公式メルマガ「人間迷路」
山本一郎既刊!『ズレずに生き抜く』(文藝春秋・刊)

kokkai_touben_shingi.png