ということで、ご案内です。

 リクルートで学生さんの就職活動において内定辞退する可能性を採用候補企業にデータ販売していた件が大変な問題になりましたが、現行法とその改正を睨んだ個人情報保護法、また、経済法・経済論と、データサイエンス全盛時代における労働法までをカバーするセミナーを緊急開催することになりました。

19年9月9日「第2回JILIS情報法セミナー in 東京」 就活サイト「内定辞退予測」で揺れる“個人スコア社会”到来の法的問題を考える 〜現行法の解釈における課題と個人情報保護法改正への提言〜
https://jilis-tokyo-02.peatix.com/

 出るところに出れば一時間20万円以上をせしめる豪華有識者が並んでおりますが、ちょっとこの問題は単に「リクルートさん、やらかしましたね」と半笑いで流すべきものではないと思っています。実は労働市場全体に国民の知らないうちに個人スコアが流通してしまっているんじゃないかとか、経歴から逆算してこの人はこのぐらいの価値であると判断することで不当な差別が行われているんじゃないかとかいう、『AIと憲法』(山本龍彦・著編)など技術革新と法体系・憲法の関係からくる不調和をもっと考えるべきなのではないかと感じます。それは、そういう疑いを持ってしまうことも含めて、本当の意味での「人の価値」を本人の知らないところで下されてしまっている可能性に対する考察を重ねていきたいと私個人は思っています。

 今回セミナーでは、皆さまご存知プライバシーフリークカフェとして、新潟大学教授にして情報法制研究所代表理事の鈴木正朝先生とみんな大好き高木浩光先生、また個人情報関連の第一人者として板壁を運営している板倉陽一郎先生をお呼びして、不肖私が司会を務めさせていただきます。

 また、経済法・経済学の観点からは、京都大学大学院・経済学研究科教授の依田高典先生を、労働法からは倉重・近衞・森田法律事務所の弁護士・倉重公太朗先生をお呼びして、これからの日本人と個人情報の在り方について多角的に検討していきます。

 質疑応答の時間も用意してございますので、ご関心のある方はぜひご参加賜れますと幸いです。

 19年9月9日だから興味持って最後まで読んでくれてサンキューやで、というギャグを思いつきましたが、口に出すと人間性を疑われる懸念があるため、ここだけのお話とさせてください。

 よろしくお願い申し上げます。



 


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