あんまりこういうネタをやると「堀江貴文は逮捕起訴有罪禁錮刑だったのに日興証券ときたら」とか、いろんな「あれを逮捕するならこっちも逮捕しろや」案件に容易につながるわけですが、同じ金商法違反関連でも、日産カルロス・ゴーン氏とケリー氏の件は結構な紛争になり、ようやく本丸の特別背任で再逮捕され無事年越しとなったようです。

ゴーン前会長を再逮捕=特別背任容疑、日産に損失転嫁か-「私物化」解明へ・地検:時事ドットコム https://www.jiji.com/jc/article?k=2018122105122

 なぜこのような核心情報が報じられてしまうのかは分かりませんが、内容を読む限りど真ん中の特別背任事案であり、検察の勝ちだ負けだ横暴だといろんな意見はありますけれども事実としてそれがあるならば検察は普通に仕事をしているだけじゃないかと思います。相場やってる人間からすれば、これがアウトでないならどれがアウトなんだという感じなので、司法取引で得られた日産社内の情報から裏付けることができているでしょうし、これはもう駄目なのかなと感じるところです。

 一方、椎木隆太氏の率いるDLE社は、上場前から現在に至るまですべての期において粉飾決算であったという事実が表面化した割に、たいした処分もされずに放置されている問題があります。大丈夫なのでしょうか。むしろ面白半分に株買っておいて代表訴訟でもやればよかったんじゃないかと思えるぐらいに、こんなのが東証一部上場企業であるという問題はあると思うんですよね。

椎木里佳の父親の会社DLE、粉飾決算バレの果てに株価10分の1 - 市況かぶ全力2階建 http://kabumatome.doorblog.jp/archives/65931408.html

 市況かぶ全力2階建では面白おかしくみんな書いてますけど、この程度の処分しか粉飾でも問題ないとなれば、投資家からすれば決算書自体が信頼できないことになり、市場の信認を根底から揺るがす事態になるわけですけれども、先に上場したソフトバンクが通信障害後の契約解消1万件だのエリクソンMME/vMME置き換えでの費用が未計上、リスク情報にも無さそうというあたりで非常に困るわけです。

 全部の事案に共通するように一般化させるのは危険ですけど、どこも誰もが自社を良く見せようとし、粉飾を誘発したり、品質を偽装したりすることは主に倫理とか意識の問題なので、そういう目に見えない信用という財産を大事にしてくれる会社が今後訪れる不況下でも生き残るのだろうか、とぼんやり思うのでありました。


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