今回の問題で気になったのは「著名芸人ノンスタイル井上が当て逃げ」となったときに、どんな謝罪対応するのだろうか、という点だったわけですよ。

【GIF】NON STYLE井上裕介の事故時の走行方法が酷すぎる件wwwwwww http://alfalfalfa.com/articles/171548.html


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 吉本興業でご一緒していたときに、竹中功さんというまさに「謝罪会見の第一人者」の方がいらっしゃって、某案件でちらりとご一緒したとき見事な火消しをされたわけであります。

 その竹中さんとはいえ、消せなかった事案というのは「ちゃんとやらかした奴が正直に『こういう話でした』と説明しなかったケース」であって、せっかく謝罪の取り仕切りをやっても、後から後からグズグズと醜聞が出ると完璧な謝罪会見が逆効果になるわけでして、そこは日ごろの事務所と芸人の信頼関係が大事だ、と常々仰っていたのが印象的です。
 
 吉本興業は体質的にやらないほうですが、一部の界隈では「フォローになる事実をかぶせるようにスポーツ紙に流させる」という、俗に「スピン」を入れるやり方を得意とするところがあります。週刊誌報道などでは、必ず一発目は脇の甘い記事を用意して、相手が反論したのを見計らって事実関係を追った第二弾第三弾を用意するという手法に対する対抗策でもあります。まあ、賛否両論や情に訴えかけるやり方で逃げ切るわけですね。

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 今回のケースでは、ノンスタイル井上が心を折ったように「逃げてしまいました」と真摯に反省することでやり過ごす方法をとるわけですけど、実際その通りでしょうし、ここから「名古屋抜きの常習犯だった」みたいなタレコミでも来ない限りは大丈夫でしょう。その点では、意外に素直な人なのかもしれません。

 最近ですと、やはりキングオブコメディ高橋逮捕という衝撃的な事件からSMAP解散、ベッキー騒動ときて、DeNA問題と謝罪についての技術がやはり問題となる世の中になったんですかね。はい。