ゴールデンウィークも、はや中盤に差し掛かった今日この頃、いかがお過ごしですか。私は会社で働いています。ふざけるな。


 いろんな意味で注目されていた「あじさい日記」ブログが終わってしまうそうで、非常に残念な次第である。注目されているのが「あじさい日記」なのか「あじさい日記ブログ」なのかは読者なりの判断にお任せすることにしたい。


http://ajisai.iza.ne.jp/blog/


 ただでさえ「あじさい日記」がアレであったのに、ブログはブログでさらにアレであり、事実上足の生えた蛇が走り回っている状況になっていたのは間違いないのだが、あそこまでストレートに「酷評」の二字が公然と作品公式ブログに堂々と掲載され、舞台装置が20代独身美人編集者であるという渡辺淳一氏からさまざまな連想と物議を醸す状況はなかなかにお目にかかれない。しかも、事態が混迷深まるラストで上司を名乗る男がコメント欄に登場、火に油という定番の展開となるあたりはお約束芸とも言える。


 本物件については、ブログというクロスメディアにおいて何らかの建前と、あの渡辺淳一氏担当の20代独身美人編集者であるという事情と、ある意味もうこりゃどうしようもないよな放置でいいや感溢れる微妙な投げ槍、それもかなりの飛距離が出ていそうな状況が完全にクロスファイア状態となっている点を深く堪能されたい。編集部や関係者一同に漂う「しまった感」が随所に溢れ、小説事態の展開が微妙なのでこれに言及しづらく、話題に事欠いた状態でただの渡辺淳一イベント情報と化していくさま、そこに付与される辛辣なコメントと相対する迎合するコメントの相克は、本件ブログの作品性を究極の域にまで高めていると言って過言ではない。


 たぶん、「あじさい日記」を通じて産経や渡辺淳一氏や編集者Uさんが目指したものは、読者とともに作品が絶望に至る過程を経験として共有し、その描写を興味持つ第三者にあまねく伝えきる技法の確立だろうと思う。作品がどうしようもなく惨憺たる酷評を受ける、ただし編集者Uさんはブログを開設しており、当然コメント欄に「つまらん」という意見が殺到する、しかし編集者がこれらの意見に迂闊に対応するわけにもいかず放置する、その結果さらに燻るように燃え広がるコメント欄、そこから発生するネット上の赤外線がいろんなところを焦がして香ばしく見ゆるこの実存こそ、リアルタイムで物事を眺めることに最大の喜びを見出す作品、ならびにブログ読者に最大のエンターテイメントを提供するにほかならない。数字の取れる大作家という評判と幻想、それが現実に置き換わっていくとき、編集者と読者とを繋ぐ微妙な場に発生する葛藤が、言い表せない共有体験、それも期待が絶望に向かっていき、ラストとなる打ち切りが発表される前後にピークに達して、殺到する罵倒、登場してスベる上司、収拾を付けられない美人編集者Uさんという人間模様を意図せず描き出すのである。


 本稿では、残念ながら12月から現在に至る小説のなかにある渡辺淳一的世界観と現実社会にいる読者を繋ぐ絶望的な媒体である本ブログのすべてを解説することはできない。以下、連載当初の「まだ幸せだったころのブログで行われていた編集者Uさんに対する読者からの暖かい反応」を熟読されたのち、その後の流れを参照されたい。



26年ぶりの登板♪ 2006/12/14 00:51
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/86495/


寸評:
 まだ幸せ。「毎日、胸が苦しくなります。ついつい、自分と重ねてしまうんですかね~。この先どうなるのか、目が離せません」など、好意的なコメントが支配的で穏やかである。別に渡辺淳一作品でなくとも、公式ブログではよほどのキチガイな粘着アンチが出ない限りこんな雰囲気であり、想定読者層は中年以上であることもあってか賛否の表明も穏当なものに終始している。


代表的なコメント:
Commented by mugiiza さん
小説に謎は付き物だし、それが読者の想像力を高めるものかもしれませんが、『日記』を舞台にしている割に、日にちの設定などで、読者に突っ込まれるのはいかがなものでしょう。
行き当たりばったりで、書かれてるように思えるのですが・・・。
まさか、大先生がそのように自分のお仕事をおろそかにはされませんよね。
それとも、大まかな登場人物設定だけで進めていくのが新聞小説なんでしょうか。

不倫が純愛になるのは、二人の間にちゃんと愛があるからではないですか。
省吾のは・・・?

無神経な省吾が、二人の復讐にあって壊れていくのを楽しみにしています。


そこまで言って委員会 2007/01/23 11:56
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/105912/


寸評:
 テレビ出演で大作家登場の報をブログに掲載。そこに容赦なく読者から「はっきりいって最近の「あじさい日記」はつまらなすぎる」といったコメントが掲載されるなど、やや風雲急の展開。賛否両論であり、作品に対する読者の評価ははっきり分かれはじめる。常連投稿者はいまだ支持派であって、空気はやや鋭さを帯びつつも和やか。


代表的なコメント:
Commented by epi0526 さん
最近あじさい日記の展開もあまり面白くなく読んでいて馬鹿らしくなります。yumi38sさんのコメントがとても爽快で的確ですっきりします。


Commented by gwhhxc997 さん
毎日楽しみに読んでいます これからの展開がすごく楽しみです
又どんな結末になるのか? この夫婦が離婚するのか元の暮らしに
もどるのか?とてもわくわくです


気になる 2007/04/04 10:47
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/145593/


 読者をして、絶望と困惑の淵に立たせるに至った、あまりにも簡単すぎる暗号に関する話題をブログに掲載してしまい、「あじさい日記」の展開にイラついていた読者諸氏のハートに見事着火した瞬間。一挙に酷評噴出。ついに禁断の「産経やめようかな」発言まで誘引し、事態は抜き差しならぬ展開に発展する。待て次号!


代表的なコメント:
Commented by badgersend さん
またまたへんちくりんな暗号なんかーーー馬鹿にしないで。
即効で分かりましたわよ。センセイニーーーでしょ?

とにかくばかばかしいと思わないとしたら、編集部の方達も相当おつむがやわですよ。
ゴーストライターかなんかいるのかしら?いやいやそんなことないですね。
主人も読むのやめたし、さんけい辞めようかな。


Commented by bakunyusentai さん
またこの手垢のついた展開に持っていくのですね。

志摩子は残してきた娘や息子のことが全く気になっていない様子で、呆れています。
浮気の応酬は浮気というのも、志摩子が頭が弱いと言われる理由でしょう。
大人の女性のやっていることとは思えません。
不愉快です。
1日も早く連載終了していただきたいです。


Commented by izahana さん
あまりにもつまらない小説ですね。
「こんな女いないだろう」とか「こんな展開ありえない」とか、
今までは馬鹿にして(あら失礼)読むのもそれなりに面白かったですけど、
さすがに飽きてきました。
私は小説を自分で購入するとなるとついかたよってしまうたちなので、新聞の連載小説は目先が変わって好きです。
でもこれはあまりにもひどすぎます!
連載強制終了を切実に希望します。

それから編集のU様、ブログ更新していただかなくてよろしいかと思いますよ。どうせ書き込まれたコメントは無視なんですから。


Commented by izakimumayu さん
驚愕しています。こんな暗号は解読する必要もないですね。
これを一人しか解読できなかった文化部とは。みなさん大学を卒てるんですよね。あじさい日記にうんざりしている皆さん、連載終了まで後どのぐらいあるか分かりませんが、がんばっていきましょうね。


Commented by kisaragi-h さん
皆さんの意見、白熱していて、読むたびにPCの前で爆笑です。
それにしても、このだらだらとした展開、何とかなりませんか。
編集の方、作家大先生に意見とかできないのでしょうか。
ここ数週間、省吾日記読む→「なんなのだ」怒る→気を取り直して
日記を読み続ける  という行為の連続ですよね。
あまりに手抜きの小説にちょっとうんざりです。


短いですが・・・ご報告です。 2007/04/17 14:06
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/153461/


寸評:
 ついに小説打ち切りの告知が。短く。この短さが、何事か内部で発生しているのだろうことを類推させ、連載の終了に安堵する声や内容に対する不満を率直に述べる声がコメント欄に響き渡る状態となる。典型的な「金返せ」構造であるが、どう考えても小説としての体をなさなかった作家・渡辺淳一氏に対する批判よりも、彼を起用して当ブログを開始した産経新聞社に対する得も知れぬ罵倒のほうが印象深い。もちろん、このなかに本当の読者がどれだけ含まれているのかは分からないが、「昔から渡辺が嫌いでした」など何か別の事情で不愉快さを開陳するコメントまで炸裂し、コメント欄を読む者に程よい腐臭を感じさせる。


代表的なコメント:
Commented by epi0526 さん
私は長いこと産経新聞の愛読者です.渡辺氏の連載小説が始まると知ってまずいやな予感がしました。 失楽園、愛ルケ共に私の嫌いな類の小説だったからです。渡辺氏も嫌いです。登場人物のすべてが身勝手でモラルも無く傲慢で読んでいてとてもいやな気分になるのです。でも人それぞれ好みが違うので私のこの感情は私のわがままだと思って読むとはなしにに読んでいました。このプログを知って覗いてみると、その頃はまだファンの方からのコメントも多くあり、「こんな小説でもファンがいるのだ。」と感心したりしていました。又その頃はU様にも誠意が感じられました。だけど内容もどんどんひどくなるばかりで、私も気持ちを押さえきれずに何度か投稿しました。他の方の投稿も批判苦情が多くなり、やっぱり多くの人は知性と良識があるのだと安心しました。私はU様が今どう思っているか正直な気持ちを伺いたいです。立場上、無理かもしれませんが U様も産経新聞社も知性と良識があると信じたいからです。長年の愛読者として言わせていただきました。


Commented by izahae さん
久しぶりのブログ更新。だが、、、

「短いですが、ご報告です」って完全に読者無視なのかい?
「あじさい日記の感想はこちらへ」って新聞にも載せてるくせに。

いくらなんでもヒドスギルと思います。


Commented by tototon30o さん
やっと終わるんですね!お疲れ様でした。
エロ爺であることが想像に難くない老作家の担当としてあてがわれ、若くて美人なU様は大層苦労をなさったのでは…。産経はセクハラ防止の配慮をしないのかしらと、勝手な想像をしておりました。(あくまでも勝手な想像ですが)ただ、渡辺氏の作品やインタビュー、エッセイなどを読むと、そういうことをしそうな人だと思ってしまいます。女性側の気持ちは考えてなさそうですし。

ところで前回の連載小説の「楽園」はいつ書籍化するんでしょうか?ずっと待ってるんですけど。次回の連載小説も面白いといいですね。


Commented by sarasadoudan さん
はああ…。
やーーーーーっと終わってくれるんですねぇ?
最近では朝、新聞受けにある産経を見るだけで、気分が鬱になってました。
汚らわしいような気すらしましたよ。
触りたくなかったですもん。
汚らしい老人の駄文もさる事ながら、それに対してヨイショし続けているのであろう新聞社の情けなさを思うと…言葉にならない憤りでした。
まるでどこぞの国の将軍様マンセーを見せられているようでした。
次回作は朝読むにふさわしい、子供と一緒に話題に出来る爽やかな作品を期待します。

しかし全く…この『あじさい日記』という代物、よく購読料返還の訴訟が起こらなかったものですね?
この程度の文章で作家だと言うのだから呆れました。
あちこちで見掛ける不倫ブログの主婦の方が、よっぽど文才ありますね。
しかもあちらの方がお金を取らないだけマシってもんです。
老いて益々内面の醜い自称作家氏は、いつまでも醜さを晒してないで早々に引退なさる事をお薦め致します。

早く月末が来ないかなー?♪♪


Commented by izasakuran さん
・・・下品なA○ビデオ見せられた気分です。
しかも、家庭欄のページに掲載なんて、信じられない。
「サンスポ」に移動してもらえませんか?


いよいよ終章です。 2007/04/24 16:41
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/158163/


寸評:
 そして事態はクライマックスへ。「『あじさい日記ブログ』は、連載終了をもって終了します」などといった編集者らしからぬ表現が見られるほど混濁した状況になっていることが容易に掴み取れる。ただ何といっても、上司とされる片山雅文氏が登場して、まさに寝た子を一斉に起こして泣かれる展開が圧巻。「よせばいいのに」としか言いようが無い。当然のことながら「責任取れ」などの袋叩きとなって、いまここに”読者の日ごろの鬱憤を片山文化部長にぶつけて晴らす場”としてのあじさい日記ブログが大団円を迎えることとなった。


 本稿コメントはぜひ諸氏熟読されたい。


【「あじさい日記ブログ」終了のお知らせ】 2007/05/01 22:05
http://ajisai.iza.ne.jp/blog/entry/162962/


寸評:
 さきのエントリーが超新星爆発だったとするならば、読者の去ったあとの当エントリーはさながら白色矮星のごとき閑散たる状況となり、祭りが終わりの静けさを感じさせる優良記事となっている。このブログはもう更新されることはないだろうという物悲しさを感じさせるコメントのつかないページと、かつては白熱した議論が読者のあいだで交わされ、多くの人たちが「あじさい日記」を通じて怒り、悲しみ、憤り、不安になったことが、インターネットという無間の仮想空間の一角で確かに行われていたんだという存在だけが残った。


 あじさい日記が伝えようとしてできなかった人間の持つ本質的な寂寥感を、図らずも、美人編集者Uさんが手がけたこのブログが余すところなく補完した。その過酷な使命を見事果たしてネットのなかの墓標として、永遠に残されていくのだろう。


 八ヶ月間、本当にお疲れ様でした。

 別に秘書イラネと言いたいわけじゃないのだが、いやむしろ連絡役として優秀な秘書がいれば話が早いのも分かっているのだが、秘書が人事異動で巻き込まれて前期と今期で担当する人が替わったからといって予定が引き継がれてないというのは組織としてありえないという以前にあんたがた自身が困るだろという話である。


 聞きたいことがあったら直接電話なりメールなりしてくればいいだろうし、現に電話を入れてきてるわけだから連絡先も知ってるわけだ。なら「いまこれから秘書から質問内容を送るので」ってのはどうなんだろう。お互いの時間を無駄にしないためにも、いま質問してくれれば助かるわけだが。だって、これは貴方が聞きたい話だろう。いま応えるから。すぐにだ。なのに激しく制止して秘書から連絡させるからって、どうなの。


 不思議だ。不思議すぎる。

 オリックスの試合をまとめて観ていたんだが、何あのカーター。抑えなのに球遅すぎ。防御率4点台なのに5セーブ。本来ならカラスコのようになるはずが、普通に活躍してる。早くも日本ハムのグリーンとか広島のフェルナンデス(この前抑えたけど)とか見切られそうな外人がいるなかで、奇妙な低値安定。メジャーではバリバリのクローザー、ただしデビルレイズで、っていうあたりが微妙の根源か。個人的にはウィットさんももう少し頑張ってもらいたい。


 ただ、ブキャナンとかカーターとか言われると共和党候補のジョン・ブキャナンと、ウォーターゲート直後の民主党大統領で、大統領現役時代は冴えなかったが引退後に大活躍して「偉大な”元”大統領」と評されたジミー・カーターを思い出してしまうわけだが。

 ここまでくると「工作員とは何か」という話になるわけだが、昔から工作員だった人が潜伏する場合と、工作員が協力者を作って新たに工作員になる場合とがあって、これらは機能が違うため分けて考えないと駄目なんじゃないかと思う次第。ただし、工作員といっても人畜無害な市民活動に従事しているだけの人や、別の経済的事情があって不法入国者を自社の工場や飲食店などで雇用している人も含まれるようなので、純粋な工作に携わる人はもっと少ないだろうなあと妄想。


 まあ、我が国にも国会議員に選出されてシャドウキャビネットに入っていながら特定アジアに利益を誘導することを公言してやまない野党議員もおるようなので、何ともかんとも。ついでに、毎日新聞によると2ちゃんねる上で民主党が10万件以上の誹謗中傷をされたということで捜査に乗り出したって話まで出て世も末であります。


http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070427-00000014-mai-soci

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