月別アーカイブ / 2021年06月


乱れ足
先日の日記に、乱れ足について触れました。折角なので、とても簡単ではありますが、足遣いをご紹介します。以下引用です。

乱では、"乱れ足"と呼ばれる足遣いを致します。特に金剛流の足遣いは昔から派手だと言われているようです。足先で半円を描くように遣い、大きく波を表現します。青海波の模様の如く。

まず、片方の爪先を、もう片方の爪先に合わせ、半円を描くように、丸く蹴ります。
これを3回繰り返して、いくつか波を蹴り上げて進みます。乱の舞の中では、普通に運ぶ(歩く)箇所は、一箇所しかありません。ほかには、波に流される型や鷺足などで移動していきます。

乱を舞ってみたい、という方は是非入門してください😊

つづく
みだれ始めた(7)-模様- : 山田伊純 公式ブログ
青海波乱といえば、青海波(せいがいは)という有名な柄が関係します。Wi-Fiの総柄にも見えなくもない。これは、言わずと知れた古典柄の代表的な物で、海の波をモチーフにしているところから、永遠・未来永劫などといった願いや想いが込められているのです。乱では、"乱れ足"と
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                活動報告                 

本年6月に「第30回記念 京都若手能」にて、金剛流能「乱-和合之舞・置壷」のツレを勤めます。常は猩々が1人のところ、今回は2人目がおります。ツレと言いましても両シテ扱いの大役です。応援宜しくお願い致します。

チケット受付はこちらからお願い致します🤲

本年6月には、東京の家の会"潤星会"にて、能「清経」を勤めます。場所は国立能楽堂です。このやうなご時世ですが、ご興味おありの方は是非お越しくださいませ。
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こちらは金剛流能「雪」を無観客公演にて実施してYouTubeに掲載したものです。能楽をまだ観たことのない方に向けて作りました。(じっくりご覧になりたい愛好家には物足りないかも)



3/26 東京・水道橋 宝生能楽堂
宝生会 夜能  金剛流能「葵上-梓之出-」

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山田伊純の公式サイトです。お仕事のご依頼やお稽古体験希望などは【お問い合わせ】よりお願い申し上げます



2度目の合わせ
先日、シテの豊嶋さんと2度目の合わせ稽古をいたしました。1度目の時よりも少し掴めてきたような気がしました。
能は面を掛けますので、視野が狭まります。ですから謡やお囃子の箇所で型を合わせていくのですが、今回はこれを2人で共有していきます。
また、稽古の時の身軽な着物で舞うのと、能面装束付きで勤めるのとでは、だいぶ感覚が異なります。視界や重さも勿論ですが、半切や唐織など装束自体の幅も大きいので、それを考慮した動きを想定して稽古する必要がでてきます。この車幅間隔的なものが足りないと、後座のお囃子方にプレッシャーを掛けたり、柱にぶつかりそうになったり…というエラーが起こり得ます。今回は無いですが、手に物を持って舞う時は、特に気をつけるよう言われています。
手に物を持つといえば、、今までに大変だった曲は「邯鄲」です。この曲では<楽>を、通常舞台で舞う寸法のものを一畳台の狭い中で舞います。
柱が四つありますので、唐団扇を上げ下げする際に大変気をつけなければいけません。

そんな狭い中での舞なのに、広い宮殿で舞っている姿を想像させなければならない、という難題でした。能って難しい!

話が逸れました…それでは。


2人での稽古は後1回の予定なので、それまで共有部分をひたすら稽古あるのみです。


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青海波
乱といえば、青海波(せいがいは)という有名な柄が関係します。Wi-Fiの総柄にも見えなくもない。

これは、言わずと知れた古典柄の代表的な物で、海の波をモチーフにしているところから、永遠・未来永劫などといった願いや想いが込められているのです。

乱では、"乱れ足"と呼ばれる足遣いを致します。特に金剛流の足遣いは昔から派手だと言われているようです。足先で半円を描くように遣い、大きく波を表現します。青海波の模様の如く。

冒頭の銀扇は、先輩のどなたかが乱を披かれた時の配り扇です。金剛流の九曜に、青海波があしらわれています。色が赤色なのは、今更ながら、お酒による顔の色。めでたいですね。

他にも、装束の中に仕込む襟も赤色、箔も赤色の青海波、半切という大きな袴も青海波の模様を使うことが決まりとなっています。これに関して言えば、各流だいたい同じではないかなと思います。



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「まんがで楽しむ能の名曲七十番」より

お酒のこと
大切な舞台の前には決まって断酒をするという話を聞きます。当然、翁を勤める時は精進潔斎と言って、男女の交わりや飲酒、肉魚を断ちます。私は未だ未だ翁を勤める立場にありませんから、その機会は暫く無縁なのだと思いますが…

今回の「乱」、もとは「猩々」という曲ですが、これはお酒が深く関わるお話です。

ご存知ない方は、the能ドットコムさんに分かりやすい解説がありますのでぜひご一読をお願いします。
曲中では酒を飲む型が出てまいります。ことに、和合之舞(双之舞)と置壺の小書になると、さらに酒を汲む・飲む動きが増えます。舞台上で、ジャンジャンお酒を飲むことになります。

つまり、豊嶋晃嗣さんと呑みまくりです。コロナ禍で実現できない飲み会が舞台で繰り広げられます。…ということで、今回の乱に向けて私は断酒しております。


無事に終えられますと、頂き物の日本酒たちが沢山待っています。これを楽しみに頑張ろうと思います。


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「まんがで楽しむ能の名曲七十番」より

稽古のこと
「毎日稽古してるんですか」とよく聞かれます。答えは…はい、しております。能楽師という職業的な対面を保つためにも、仮に毎日稽古しておらずとも、そう答えるのが玄人(プロ)というもの。
然しながら、本当に本当のところ、毎日できているかと言うと、グレーゾーンなのです。日によっては一日中移動していたり、お弟子さんの稽古を付けたり、パソコンの前に張り付いたり…なかなか板間に立つ時間が取れないこともあります。

かような時、最善の稽古方法があります。

それは、目を瞑って想像する方法。そうです、イメージトレーニングなのです。野球のイチロー選手が最高のスイングで球を当てるが如く、、、謡や囃子を脳内再生しつつ、最高のコンディションを意識して一番良い型を想像していきます。

稀に、どうしても脳内でバグが出てしまうと、そこから先に行かず失敗に終わってしまうのですが…床につきながらの場合は、たいてい枕元に謡本が必須となります、笑

当然、身体を動かして叩き込む稽古も同時進行で致しますが、脳内でパッパと色々な役が再生できると、稽古も段取り良く進む気がします。より舞台を練る時間が増えます。

たまに能を一日や二日で覚えられる方がいらっしゃるようですが、凡人の自分にとっては、到底考えられない事です。頭の中が気になりますね。



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