本日は国立能楽堂企画公演の「泰山木」の働きを勤めて参りました。この能は復曲されたもので上演珍しき曲でもあり、また今回は色々とスペシャルでした。
先ず、天女を観世流のお家元、泰山府君を金剛流のお家元がつとめられた、という稀なコラボ。
またまた、観世御宗家の"赤鶴の小べしみ"と、金剛家の"雪の小面"を交換っこして使用する、という超ハイレベルなおあそび(良い意味で)企画。
徳川秀忠公拝領の御装束を拝借しての着付け、そして仕込みの糸針を一箇所だけ通した時のドキドキは身体に悪く…こんなに冷や汗をかいた働きは久しぶり。(以前にもある)
それにしても、伝説の小べしみを非常に間近で拝見できたことや、国宝級の装束を触り着付けをさせていただいたこと…これは能楽師として最高のご褒美でした。模様も素晴らしく、金糸は貼ってあるかの如く美しい。また時代を感じさせない耐久性。
眼福このうえなし。
また地頭には人間国宝の梅若先生がいらっしゃって、楽屋と地裏から聴かせて頂きました。贅沢な企画公演だこと…。
…
さて、お知らせです。
先月に宝生会の夜能にお邪魔し、勤めさせて頂いた「葵上-梓之出-」ですが、なんとyoutubeに載っております。夜能の雰囲気と金剛流の葵上が気になる方はチェック(&高評価)お願い致します。是非ご覧ください。
活動報告
本年6月に「第30回記念 京都若手能」にて、金剛流能「乱-和合之舞・置壷」のツレを勤めます。常は猩々が1人のところ、今回は2人目がおります。ツレと言いましても両シテ扱いの大役です。応援宜しくお願い致します。
チケット受付はこちらからお願い致します🤲
6月19日に国立能楽堂にて能「清経」を舞わせて頂きます。舞金剛の清経を是非ご覧ください。他には山田純夫による能「西行桜」大藏吉次郎さんによる狂言「富士松」金剛流宗家 金剛永謹先生による仕舞「野宮」がございます。ご予約は以下のフォームからお願いしますhttps://t.co/8ecsRF2A5B pic.twitter.com/u3VG1r4D20
— 山田伊純 (@yamadaisumi) April 29, 2021
本年6月には、東京の家の会"潤星会"にて、能「清経」を勤めます。場所は国立能楽堂です。このやうなご時世ですが、ご興味おありの方は是非お越しくださいませ。
チケット受付はこちらからお願い致します🤲
こちらは金剛流能「雪」を無観客公演にて実施してYouTubeに掲載したものです。能楽をまだ観たことのない方に向けて作りました。(じっくりご覧になりたい愛好家には物足りないかも)
3/26 東京・水道橋 宝生能楽堂
宝生会 夜能 金剛流能「葵上-梓之出-」
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