月別アーカイブ / 2020年11月
ごーほーむ
能楽PVダイジェスト公開
コロナ感染者がまた増えて参りました。他国では再びロックダウンなど大変な事になっていますが、日本はどうなるのでしょうか…
能楽界の方はボチボチどころか、平常通りに舞台が再開されております。勿論、コロナ以前に沢山あったインバウンド系は皆無で学生観賞能などは様子を見ながら、というところです。
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さて、
前々から温めていた事業の一つ、能楽のPV(プロモーションビデオ)を制作することが、この度やっと叶いました。能楽本編も含め、すべてYouTubeで無料公開します。能をご覧いただいたことの無い方、既に能ファンの皆様、私に興味のある方❤️(笑)、是非ご覧いただけましたら幸いです。
先ずは、本編の編集が終わり公開されるまで、ダイジェスト版をどうぞ。「いいね」やコメントを頂けますと嬉しいです。
また、先日に山田伊純の社中(お弟子様方)が勤められた舞台のアーカイブを、期間限定で公開しております。アマチュアの舞台ですが、皆さん懸命に稽古され発表されました。こちらも是非ご覧下さい!
いすみちゃんねる
バカデカイプライド
ある者が「先生以外からは芸を学びたくない」という事を言ったようで、一見、真面目な言葉に聞こえるが、どうだろう。私には成長を自ら閉ざした腐った言葉に聞こえてしまった。
この短い人生の中でも、主に内弟子修行中、大学時代の家庭教師などを通じて、本当に学びたい意欲ある人間というものを今までに数人見てきた。
私も彼らの学ぶ姿勢をとても参考にしているが、もっとも感じたことの一つに、彼らは共通して、目が輝いている。そして、返事が良い。
そもそも先生からの教えを受けて目指したいものは何か。先生のコピーになることは、能楽師にとって通過点ではあるが、目的やゴールではない。先生のコピーになりたいのであれば、体格から声、所作まで真似をせよ。その台詞は、それからであろう。
教えは至るところにある。そもそも、能楽師としての素養を鍛えるには、至るところに転がっている教えを心の眼を開けて見て、それをいかに学ぶか、ということが重要である。自ら閉ざしていたのでは、どうにもならない。
世の中には言葉では表現しきれぬ物事の動きも沢山あるし、ヒト以外の生き物から学ぶことだってある。
彼の話を聞いて、同じくまだ青い私自身も学んでいるのです。本当に、成長にもっとも邪魔なものは、薄っぺらな「プライド」という看板である。そういうものに限ってバカデカイ。誰の心にもある。