痺れた
舞台の仕事が完全に消えてから54日が経ち、やっと1件のお仕事を勤めることができた。
不要不急の遠距離移動自粛ムードの中だったが、十分に対策を講じ、新幹線に乗って東京へ行った。駅も新幹線の車内も人は少なく、帰りの東京駅のお店はシャッター街の如く店仕舞いしていた。
4月にあったお仕事から、約二ヶ月ぶりに桧の板に座った。そしてマスクはしていたものの、謡の声を出した。何と気持ちの良いことだろう… そして、いつもなら連日の正座で足が痛むところが、痛むのではなく痺れた。舞台から少しでも離れるとこういう弊害が起こるのか…
そういえば、二年前に足の骨を折った時も同じ体験をしたことを、今思い出した。
秋ごろからは予定通り舞台があれば、大変だ。いよいよ本格的な復帰戦までに身体を整えばなるまい。感想は敢えてここで止めておこう。