月別アーカイブ / 2019年11月

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平城宮跡
先日、家族で奈良の平城宮跡に参りました。こちらは世界遺産となっており、敷地内を列車が走る不思議な光景でございました。
個人的に奈良は日本古代ロマンを強く感じられる場所として認識していたものの、奉納などの仕事以外では立ち寄ることが余り有りませんでしたから、とても嬉しい機会でした。
パーキングから入って直ぐ、朱雀門広場があります。またこれが広大で、建物から建物への移動に距離がありました。そこから南門の方へ向かうのですが、青空に揺れる穂の素敵なこと。つい思考が休まり、ボーッとしてしまいました… 
施設も充実していて、案内くださる方々も大変親切でした。子ども連れでも楽しめる良い場所でした。
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大和四座
奈良といえば能楽とも大変ゆかりがあります。いま能楽の流儀5つありますが、そのうち4つは奈良で興りました。
もっとも奈良ではなく、大和という名の地でした。観世流、宝生流、金春流、そして金剛流の4流は「大和四座」(やまとしざ、やまとよんざ)と呼ばれました。その頃は○○流ではなく△△座という名が各々付けられていたのです。金剛流でいえば、坂戸座というように… ちなみに喜多流は江戸期に秀忠の後押しがあり金剛流から派生しました。
時を経て、京都へ、江戸へと時の権力と共に能楽の中心は移ります。
現在では金剛流のみ京都に宗家(本拠地)があります。この話はまたいつか。

奈良ロマン
奈良には古代ロマンと書きましたが、なぜ私を惹きつけるのか…
私の行動範囲、東京や京都では街の開発が進み、人の歴史さえも、驚く早さで上書きされていきます。特に東京は流動的で新しいものが常にもてはやされ、人々は一体どこに向かうつもりなのだろうか、と常々思う。
そのような中、奈良の山のような古墳を車窓から眺めていると、都会では感じられない気分になる。
この古墳の中に眠る偉い人、これを作らされた人々、そして殉死した人々… どのような人生があったのだろう。と、それぞれの命を想う時間がここには在ります。それ故、好きなのかもしれません。この人々も写真のような青い空を見上げたのだろうか、など。どこぞの歌詞の如き…

さて…このブログは、あくまで今をトキめく若手の能楽師日記。ここら辺で終わります。


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橋本関雪記念館、白沙村荘の庭園を散策していたら、キノコが生えていました。単体で見ると可愛らしいこと。こちらの庭園、寒くなる前の、涼しいお昼の散歩におすすめです。
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三輪さんこと大神神社での舞台開きがあり、金剛流は神歌の奉納。私は地謡で出演させて頂きました。新しい舞台に、新しい楽屋。大変気持ちの良い日となりました。
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三輪さんの最寄り駅にて、アイスクリームを頂く。ぼちぼち寒くなって参りましたので納め時です。それでは。

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発表会つづき
本日は愛媛・松山にて松山市民能。同流の宇髙先生の社中発表会でした。愛媛大学能楽部の学生さん方も出演されました。ちなみに能楽部の講師は宇髙徳成さんです。於:松山市民会館

さてこのところ喉が疲れた。一昨日は東京・国立能楽堂で工藤寛先生の社中発表会があり、昨日は我が山田家の社中発表会が矢来能楽堂でありました。
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ごあんない
今月24日、京都・金剛能楽堂の定期能にてツレ(助演)を勤めます。曲目は「江口」です。是非皆様のご来場をお待ちしております。
江口
江口の能は幽玄の情緒が豊かでありながら、哲学的にも素晴らしい作品です。

紅に咲く春の花も金色の秋の紅葉もいつかは散り果てる。親しい友も、枕を並べた二人も離別の日がくる。愛欲に執着し六根の罪を作ることは、聞く事、見ることから起こるのだ。(潤星会 ブログ「江口」より)

人の世の無常、煩悩、迷い。我々は逃れることのできない苦しみを抱えて生きております。なぜ生きるのか、いかにして生きるのか。能の作品には、それらのヒントが隠されていると、私は思います。

詳しい解説はこちら…

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下鴨から吉田
朝晩めっきりと寒くなり、ぼちぼちと秋の気配を感じます。日は久しぶりの余暇。京都・下鴨神社に参拝後、宝泉という茶寮に行きました。迷わず“ぜんざい”を注文。息子がまだ幼いのでお座敷には上がれず、テーブルで戴きました。栗きんとんが驚くほど美味しくて、家族で取り合いになりそうな程のお味。お座敷から見る庭の景色が素晴らしいとの話。是非お勧めです。
その後は吉田山に登り、茂庵(もあん)へ。山頂ということで少し構えてたのですが、特に険しい道もなく到着しました。
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京都を一望できる景色なので、人気があるようです。(冒頭の写真:カフェ 茂庵)

山道の恐怖
食後の散策。事件が起こりました。息子と家内と三人で歩いていると、突然、家内が凄まじい声をあげました。声に驚くと同時に、頭に違和感…そして振り向くと真後ろには、バチ
無我夢中に走り去った私を、ただ呆然と見ていたのは、取り残された息子と家内でした。その後は…ご想像の通りでござりまする…😭
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トロッタ
今日、地下鉄の中で私が愛用している同じブランドの鞄を発見。あまり見掛けないので嬉しい。この鞄は今年で1年が経ちましたが、ヌメ革の部分がだいぶ美しい色に変わってきました。先が楽しみです。


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