見渡せば柳桜をこきまぜて
都は春の錦〜 なんて
能「西行桜」の謡を謡いつつ…
春は陽気な者共が多いので
気をつけたいところである
近くの堀川沿いを歩き
楽さんの一条通りを東へ進む
もちろん息子を抱っこしながらの
修業状態での御散歩
隣にはうどんを食べることしか
頭にない陽気な家内だ
堀川には、謡のような
美しき緑色の柳もあり
桜も八・九分咲きで美しく
菜の花も添えて
川の流れる景色は格別だ
ひとつ残念は車の音のみ
京都御所へ到着して
定番のうどんを食べる
よく、内弟子修行中に
先生から昼食代を持たされて
ご馳走様をしに通ったものだ
(寝床であった金剛能楽堂と京都御所は隣)
かやくセットが今は無い
今日はかき揚げ
仕事の合間に
楽美術館にも行かせて頂いた
丁度、先生の能面も展示してあり
拝見できた
素晴らしい能面が置いてあるので
私からもお勧めをしておきたい
ちなみに楽さんは金剛流である
この3月にて
29歳となりました
先日、若宗家との会話の中で
"30歳になったことを
どう受け止めて良いのかわからない"
と仰っていた
私も同感
20代最後はある意味
世紀末であるから
心して掛かりたい
思えば
28歳は色々ありました
舞台中の失敗
業務の失敗
生活の堕落…
極め付け<どん底>は
事故により剥離骨折をして
多くの舞台を失ったこと
その代わり数多喜びもあり
<頂点>は
息子が誕生したこと
であろう
最後に宣伝です
今月3月31日 11:00より
私のお弟子さん方の発表会が
ございます
是非お近くの方は
御所をお散歩した帰りにでも
お立ち寄りください
皆さん、一生懸命に
お稽古をして臨むことと思います
無料です