月別アーカイブ / 2017年02月

【宣伝】7/21 18:30-20:00 観世流能楽師の林宗一郎さんが講師を勤められます弘道館さん主催の「能あそび」にゲストとして出演させていただくことになりました。
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「能あそび」では"能の世界を様々な角度からあそぶ"ことが目的の催しで、私もフェイスブック等で目にしたことのある企画でした。今回は各回ごとに1人ずつ能楽のシテ方(主役を務める流儀)五流の演者をゲストとしてお呼びしているとのことです。
能楽通の方々や関係者にとりましては中々面白い企画であることは明白ですが、流儀の違いどころか能楽が分業制であることや能自体が如何なるものかも知らなかったりすると、異流混同の共演(競演と書くべきか)やトークというのは興味が出なかったり若しくはワケのわからない世界な気がしてしまいそうだが、かえって異流儀同士が語ることから能という芸能の一つの真理まで行かずとも能の大切な部分は浮き上がって見えてくるかも知れません。
林宗一郎さんは私が修業中の頃から好きな能楽師の先輩でしたから、お声掛けを頂ける事とはつゆも思はず実に光栄なことです。
皆様には是非ともご来場賜りたく存じまする。

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まだまだ寒い日が続きます
なかなか寒い居間に降りることが
億劫な毎日でござります

昨日は金剛定期能にて
若宗家の西王母のツレを
勤めさせていただきました

本日はお装束の片付けと
その際に使用された天冠(てんがん)
という天女や高貴な女官等の役が
頭に戴く冠の修復です
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能の作り物や小道具大道具は
能楽師自ら(主に内弟子)が
作成にあたったり修復を手がけたり
いたします

蔵の中には100年を超えるような
お道具も多く存在します

物は丁寧に扱い
修繕しながら大切に使いますと
えらい長持ちするのだなあと
感心します
使い捨て当たり前の此の時代
見習わなければ行けませぬ

さらに寿命の来たお道具は、
捨てずに「参考品」として
同じ形で新しいものを作り
いつまでも取っておきます

目に見える形は新しくなりても
その道具にあしらわれた知恵や
寸法、心などは同じ

つまり新しいお道具でも
最近内弟子が作ったお道具でも
昔の人の残して来たものと
本質の部分は変わらないのです
見た目が新しいだけ

心掛け一つで
皆様の周りにある生活品も
大切なお道具に見えて来るはずです

 
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今後も先輩方や後輩が
使用される天冠ですから
不慣れながらも心を込めて
金を貼ります

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カニ族という
6-70年代に流行った言葉が
本日の会食で出たときに
私の貝のお吸い物のお椀からも
カニが出て驚いたという話
貝が食べていたのだろう

こういうのもブログに書く
意味があるのかよう分からないが
書いてしまう自分を
取り敢えず記録しておく


家内と散歩
久しぶりの丸一日休み
こんな休日には散歩である

普段の移動が自転車若しくは
電車タクシーバスのため
実は京都市内のことは疎か
上京区内のことさえも
実はよく知らないのである

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散歩の途中でご飯

最近見つけた
丸太町付近の蕎麦屋
非常にお気に入りの店へ

写真は鍋焼きうどん
蕎麦は食うたことがない
何やらかの有名な
河道屋の暖簾分けらしい

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帰り道
ハーブティのお店を発見
以前にお弟子さんから
いただいたことがあり
素通りせず入店

繊細そうなお兄さんの説明のもと
気になるティーを試飲して
好きなものをグラムで購入

散歩の途中  と
黄色の果実という種類を選ぶ

京都西陣の たま茶 というお店

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この日の夕食は
大好きなバナナケーキである
やっと私も大きな顔をして
ハッピーバレンタインと言えた

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先日より
六月に披きの予定である
「乱」(みだれ)の稽古が
本格的に始まった

先ずは先生に一から教えて頂き
不器用な私は一度で覚えられず
若宗家に手取り足取り…

「披(ひら)く」という事は
秘曲難曲を開曲することで、
お許し無しには舞えぬ曲を
演じことである

今回の乱の披きは
私の能楽師人生において
非常に大切な舞台となります

披きは一生に一度のみ

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乱の写真:祖父のサイトより転載

「乱」は能「猩々」の
特殊演出で乱れ足という
特別な足遣いで舞います

もとより能の歩みというのは
摺り足であることを前から
ブログに書いている

この乱の舞が特殊な点は
舞部分に摺り足で歩く箇所が
殆どないこと

波の上で舞う設定で
波を蹴立てて遊ぶ姿や
波に流されたりするところを
表現します

青海波という模様を
ご存知でしょうか

金剛流の足遣いは他流とも
少し異なり
青海波の如く波模様を
足で描いて蹴ります

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披き はお許しがなければ
舞うことのできない曲の
初演の時に使う言葉

その曲毎にある程度の力量が
認められなければ至らない
わけですが

本当に大切なことは恐らく
初演の披きに向けて

全身全霊を込めて稽古すること
なのだろうと思います

そうでなければ
披きの必要がないのだなあと
稽古をしながら思うたわけです

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