月別アーカイブ / 2017年01月

老せぬや 
薬の名をも菊の水  
/ 猩々

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1098.JPG

先日 四条の町屋 庵舞台にて
先輩能楽師の宇高竜成さんの
謡初め会がございました

お弟子さん全員にて
神歌から始まり、仕舞を舞われ
この一年の始まりを寿ぎました

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1097.JPG
左端が竜成さん

ちゃっかりと…いや
しっかりと
後席まで参加させて頂きました
ご馳走様でした

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1100.JPG

今月の定期能では
若宗家のツレをさせて頂きます



我が家には
木のお椀が三つあります

その内の一つは
内弟子修業時代に毎日
使わせて頂いたお椀
写真右手

と或る日の朝食

MWKH5OdIsX.jpg

先生の奥様が作って下さった
お味噌汁や、水屋のおばさんの
お味噌汁、稀に即席のお味噌汁、
時には白飯が入り…今はおでん

たまに此のお椀でいただくと
多くのことを思い出せるので
大切にしております

DodQlz94ND.jpg


先日
京料理屋さんの萬重さんにて
私のお稽古場のお弟子さん達と
ご一緒いたしました

新年会を兼ねて謡初めの会が
催されました

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1062.JPG

本年も皆各々の目標を持ちて
お能のお稽古にお通いください
集まれなかった皆様も
春・夏の会またご一緒出来ることを
祈りまして…

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1061.JPG

お能は老若男女問わず
どなたでも習うことができます

私のお稽古場での目標は
謡や舞の上達のみではなく
能から大事な考え方や
体の動かし方を学ぶこと

皆個人が生活の中の何かに
活かして良い人生をつくる事が
できましたら それは本望です

…そのやうに
勝手に考えております
人それぞれですから
どの様な気持ちでも良いと思います

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1050.JPG
おまけ


霜雪も いまだ過ぎねば思はぬに
京都の御所に 梅の花見つ
山田伊純 
(大伴三林 巻八 一四三四 本歌は"春日の里に")

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1052.JPG

6月の国立能楽堂での
独立披露能「乱」のために
体作りを始めている

その為に御所を散歩する事が
此所最近は多いのである

XINuPcKwxb.jpg

雪のまだ溶けぬところは
この様な状態であった
この枝垂れ櫻は有名で
今年は見たいものだ

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1056.JPG

能の曲で「雪」というものがある
これは雪の精が主人公である
この曲はきっと降る雪一つ一つ
人間の生命と重ねているのだろう

突如生まれ、己の生を知り
その意味や在り方を考える
そのうちにやがて死と直面する
人間は人間である以上
その思考からは脱却できぬと
思うが、そうでもない人間も
世の中にはいるのかもしれぬ

その様なことを考えて
能をみれば面白いものだ
誰もが考えたことのある
テーマだから

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1058.JPGシテ:山田伊純 能面:小面(北沢美白)

雪については以前も書いた
時間を持つ方は以下を参照


御所の梅林はまだまだだが
隅の方で咲くものもある
そろそろお勧めである

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1055.JPG


冒頭の歌 訳
霜も雪もいまだ無くならない
思いがけずも 京都の御所で
梅の花を見たことだ

雪寒み 咲きには咲かぬ 梅の花
よしこのころは しかにもあるがね
万葉集 二三二九 

T2YWW3PMJp.jpg
蕾をつけた梅の花(いずみ先生の)  / 玄関にて

一日一日は直ぐ過ぎる
週が明けたかと思えば
既に後半木曜日でござる

京の都では土曜と日曜に
大雪が降りて積もる

どこからこの雪は生まれて
どのくらいの時間で
消えてゆくのだろうか

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1057.JPG

能のことを書かぬのかと
ぼちぼち読者の方が思われる頃
とは存じますが
もう暫しお待ち願いたく候(そうろ)

普段の私は極力に横文字を
遣わぬ様に心掛けてゐるが

以下、
プライベイト
ハイライト フォトギャラリイ

uoDGk7zlka.jpg
年末年始は家にて
家内が間違えて買った
超高級アイスワイン

「そういえば我が家では
ワインの習慣は無く候」と
開けるときになって気がつき
開けられぬ日々を過ごした

_var_mobile_Media_DCIM_110APPLE_IMG_0994.JPG

訳ありて
フリーズドライでつくる
七草がゆ

CdPzki1VFw.jpg

お正月の仕事を済ませ
松尾、高尾、栂尾を参拝
氏神様の今宮神社へもお参り

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1063.JPG

松尾では恒例の樽占い
見事に樽の中に矢が入る

高尾の神護寺まで山登り
半分靴ずれのなか
かわらけ投げを済ませ
家内も私も予想以上に
肩の筋肉が発達していたのか
山の下の通行人が座す道路まで
飛ぶ

栂尾の高山寺にて寒さのなか
景色を眺むれば 車の音ばかり
何より苔の立派なこと

急な雨もあったが
なかなかの風情で
山を楽しめた

_var_mobile_Media_DCIM_111APPLE_IMG_1051.JPG

山田伊純のお稽古場である
つぼみの会 の謡初めを済ませる

翌日は家内のお世話になっている
表千家の先生の初釜にて
謡をさせて頂き、お薄も頂く

_var_mobile_Media_DCIM_110APPLE_IMG_0991.JPG

取り敢えずここまで
冒頭の歌の訳を以下に載せる
万葉集の全歌講義より


雪が降って寒いので
咲き出しもしない梅の花よ
まあよかろう 当分の間は
そうしているがよい 

↑このページのトップへ