今月頭
京田辺 一休寺にて奉納
綾鼓(あやのつづみ)という曲
庭掃きのおじいさんが
偉い女の人(女御)に恋をする話
身分の違いに加えて
老いたる身の恋
ある時 おじいさんは
その女御に会いたいと願った
"鼓を叩いて音が鳴れば
女の人に会わせてあげる"
と言われるが
その鼓は綾の鼓であった
綾(あや)の鼓とは
普通の紐ではなく
糸で組んである鼓
鳴ることはない
音が鳴らず失望し
おじいさんは身を投げました
そして池から
おじいさんの亡霊が現れ
女御につき祟る
このような話
一休さんのお寺は
草木はもちろん苔の美しいお寺
でございました