2度目の合わせ
先日、シテの豊嶋さんと2度目の合わせ稽古をいたしました。1度目の時よりも少し掴めてきたような気がしました。
能は面を掛けますので、視野が狭まります。ですから謡やお囃子の箇所で型を合わせていくのですが、今回はこれを2人で共有していきます。
また、稽古の時の身軽な着物で舞うのと、能面装束付きで勤めるのとでは、だいぶ感覚が異なります。視界や重さも勿論ですが、半切や唐織など装束自体の幅も大きいので、それを考慮した動きを想定して稽古する必要がでてきます。この車幅間隔的なものが足りないと、後座のお囃子方にプレッシャーを掛けたり、柱にぶつかりそうになったり…というエラーが起こり得ます。今回は無いですが、手に物を持って舞う時は、特に気をつけるよう言われています。
…
手に物を持つといえば、、今までに大変だった曲は「邯鄲」です。この曲では<楽>を、通常舞台で舞う寸法のものを一畳台の狭い中で舞います。
柱が四つありますので、唐団扇を上げ下げする際に大変気をつけなければいけません。
そんな狭い中での舞なのに、広い宮殿で舞っている姿を想像させなければならない、という難題でした。能って難しい!
話が逸れました…それでは。
2人での稽古は後1回の予定なので、それまで共有部分をひたすら稽古あるのみです。
活動報告
本年6月に「第30回記念 京都若手能」にて、金剛流能「乱-和合之舞・置壷」のツレを勤めます。常は猩々が1人のところ、今回は2人目がおります。ツレと言いましても両シテ扱いの大役です。応援宜しくお願い致します。
チケット受付はこちらからお願い致します🤲
6月19日に国立能楽堂にて能「清経」を舞わせて頂きます。舞金剛の清経を是非ご覧ください。他には山田純夫による能「西行桜」大藏吉次郎さんによる狂言「富士松」金剛流宗家 金剛永謹先生による仕舞「野宮」がございます。ご予約は以下のフォームからお願いしますhttps://t.co/8ecsRF2A5B pic.twitter.com/u3VG1r4D20
— 山田伊純 (@yamadaisumi) April 29, 2021
本年6月には、東京の家の会"潤星会"にて、能「清経」を勤めます。場所は国立能楽堂です。このやうなご時世ですが、ご興味おありの方は是非お越しくださいませ。
チケット受付はこちらからお願い致します🤲
こちらは金剛流能「雪」を無観客公演にて実施してYouTubeに掲載したものです。能楽をまだ観たことのない方に向けて作りました。(じっくりご覧になりたい愛好家には物足りないかも)
3/26 東京・水道橋 宝生能楽堂
宝生会 夜能 金剛流能「葵上-梓之出-」
是非、チャンネル登録をお願い致します。活動の励みになります。
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