青海波
乱といえば、青海波(せいがいは)という有名な柄が関係します。Wi-Fiの総柄にも見えなくもない。
これは、言わずと知れた古典柄の代表的な物で、海の波をモチーフにしているところから、永遠・未来永劫などといった願いや想いが込められているのです。
乱では、"乱れ足"と呼ばれる足遣いを致します。特に金剛流の足遣いは昔から派手だと言われているようです。足先で半円を描くように遣い、大きく波を表現します。青海波の模様の如く。
冒頭の銀扇は、先輩のどなたかが乱を披かれた時の配り扇です。金剛流の九曜に、青海波があしらわれています。色が赤色なのは、今更ながら、お酒による顔の色。めでたいですね。
他にも、装束の中に仕込む襟も赤色、箔も赤色の青海波、半切という大きな袴も青海波の模様を使うことが決まりとなっています。これに関して言えば、各流だいたい同じではないかなと思います。
活動報告
本年6月に「第30回記念 京都若手能」にて、金剛流能「乱-和合之舞・置壷」のツレを勤めます。常は猩々が1人のところ、今回は2人目がおります。ツレと言いましても両シテ扱いの大役です。応援宜しくお願い致します。
チケット受付はこちらからお願い致します🤲
6月19日に国立能楽堂にて能「清経」を舞わせて頂きます。舞金剛の清経を是非ご覧ください。他には山田純夫による能「西行桜」大藏吉次郎さんによる狂言「富士松」金剛流宗家 金剛永謹先生による仕舞「野宮」がございます。ご予約は以下のフォームからお願いしますhttps://t.co/8ecsRF2A5B pic.twitter.com/u3VG1r4D20
— 山田伊純 (@yamadaisumi) April 29, 2021
本年6月には、東京の家の会"潤星会"にて、能「清経」を勤めます。場所は国立能楽堂です。このやうなご時世ですが、ご興味おありの方は是非お越しくださいませ。
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こちらは金剛流能「雪」を無観客公演にて実施してYouTubeに掲載したものです。能楽をまだ観たことのない方に向けて作りました。(じっくりご覧になりたい愛好家には物足りないかも)
3/26 東京・水道橋 宝生能楽堂
宝生会 夜能 金剛流能「葵上-梓之出-」
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