6月になり、乱(みだれ)の稽古を始めました。これから、稽古の過程をブログに記していきます。
今回の乱について
乱は能「猩々」の特別な演出で、今月の26日に京都観世会館にて勤めます。今回は更に、<和合之舞>と<置壺>という小書(特別演出)が付いています。
先ず、和合之舞(わごうのまい)は、登場人物の猩々が2体出て参ります。本来、1人で舞うものを2人で息を合わせて舞います。能は面を掛けて舞いますから、相手の動きは殆ど見えません。囃子を聞いて合わせることになります。それ故にお約束ごとが増えるので、非常に気を遣う演出です。
そして、置壺は、舞台の前方(正先)に大きな壺を据える演出です。これが出ることにより、曲中に酒を酌む型や飲む型等が増えます。
意気込み
「乱-和合之舞・置壺-」は、金剛流においては弟子家が舞うことは結構珍しい小書きで、大概は宗家と若宗家が勤められることが殆どです。ですから、この度は本当に有難い機会を頂いたと思います。このような大役を頂戴して、自分に勤められるか不安ばかりですが、稽古あるのみの精神で懸命に努めたいと思います。どうぞ応援宜しくお願い申し上げます。
活動報告
本年6月に「第30回記念 京都若手能」にて、金剛流能「乱-和合之舞・置壷」のツレを勤めます。常は猩々が1人のところ、今回は2人目がおります。ツレと言いましても両シテ扱いの大役です。応援宜しくお願い致します。
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6月19日に国立能楽堂にて能「清経」を舞わせて頂きます。舞金剛の清経を是非ご覧ください。他には山田純夫による能「西行桜」大藏吉次郎さんによる狂言「富士松」金剛流宗家 金剛永謹先生による仕舞「野宮」がございます。ご予約は以下のフォームからお願いしますhttps://t.co/8ecsRF2A5B pic.twitter.com/u3VG1r4D20
— 山田伊純 (@yamadaisumi) April 29, 2021
本年6月には、東京の家の会"潤星会"にて、能「清経」を勤めます。場所は国立能楽堂です。このやうなご時世ですが、ご興味おありの方は是非お越しくださいませ。
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こちらは金剛流能「雪」を無観客公演にて実施してYouTubeに掲載したものです。能楽をまだ観たことのない方に向けて作りました。(じっくりご覧になりたい愛好家には物足りないかも)
3/26 東京・水道橋 宝生能楽堂
宝生会 夜能 金剛流能「葵上-梓之出-」
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