今日は少し曇り。
本日はお家元による若手能楽師のお稽古。先生により稽古方法に違いはございますが、基本的には手取り足取り教えて頂くものではなく、改善点のみを注意して頂きます。技術習得の"練習"は己でやりたまえよ、と言うことです。
「いにしへ(古)を考える(稽)」
稽古は練習と違う。古書などを読んで学ぶ意味から派生したと聞いております。単に方法や技術を学ぶのではなく、その先に何を致すのか、どの様に力を注ぐのか。
"これから先、そして今、
為すべきことは何かを考える"
能楽師のみならず常に一発勝負の舞台人にとりまして、練習ではなく稽古が大事なのです。本来、最良の勉強は本番の舞台であることは言を俟たず、中々其れは難しいことです。鞍掛馬の稽古にならぬよう。
昔の先生方の言葉を読みますと、
一に稽古、二に稽古、三に稽古
などと書いてあります。
トマトが青く大きく膨らみました。赤くなる前にどれだけ養分を吸収できるか。
今日も有難う御座いました。