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201922日。八ヶ岳高原音楽堂で開催されたコンサートに行ってきました。
ヴォーカルは藤澤ノリマサさん、ピアノは塩入俊哉さん、チェロは古川展生さん。
201712月に初めて藤澤さんを知って、その後20181月、7月に続き今回3回目の八ヶ岳。この日も朝5時半に起きて、大阪からはるばるやってきました。

音楽堂の窓から見えるのは、数日前に降ったという一面の雪。

特別な場所で聴くレジェクラはどの曲も本当に素晴らしく、心の底から感動しました。


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【前半】

AVE MARIA  グノー

 3人がステージに登場してすぐ演奏が始まりました。

ノリマサさんの「♪AVE MARI~~A♪」が聴こえたとたん、空気がどんどん浄化されていき、音楽堂はチャペルと化し、天窓から差し込む光に包まれた王子を見つめる、迷える子羊ノリージョたちの熱いまなざし。

 

「レジェクラで衣装を合わせました」とのご挨拶。

肉眼では真っ黒の生地がキラキラしているように見えたけど、写真でみると青と銀の刺繍に見えます。

「自分は大事にされてないから、キラキラの面積が少ない」とイジケる古川さん。

「でも、ちゃんと袖にもキラキラがついてるじゃないですか」と言い返すノリマサさん。

そんな2人のじゃれ合いを優しく見守る、キラキラの面積が一番大きい塩入さん。

レジェクラトリオのこういう感じ、大好物です。

 

②ニューシネマパラダイス 愛のテーマ

物悲しいメロディは、チェロにぴったり。

ヴォーカルとのかけあいで、切なさがさらに募ります。

 

AVE MARIA  ピアソラ

初めて聴く曲で、こんな難しい曲よく歌えるなと思ったら、これはオーボエがメロディを奏でる曲だとのこと。

どんな曲でも歌いこなせるノリマサさんにびっくりです。

 

④ロミオとジュリエット~Un Giorno Per Noi

イタリア語で歌ってくれたので、おなじみのメロディが、力強いカンツォーネになっていました。ロングトーンも素晴らしい。

 

ここからはザキヤマ・・・じゃなくて古川さんのソロ。

 

⑤荒城の月

高音弦の物悲しいメロディに、重音で奏でられる低音弦が地の底から響く。

寒々しい荒涼とした城跡に浮かぶ、氷のような月が見える気がしました。

 

⑥文楽(一部) 

和楽器のようなピチカートの響き、指で弾かれた弦が指板に当たる音、グリッサンドが生み出すゆらぎ、目にもとまらぬ速さのトレモロ。

チェロでこんな世界が表現できることに驚きました。

とんでもない超絶技巧を披露して下さったことに感謝。

ザキヤマって言ってごめんなさい。

 

⑦地図のない道~AVE MARIA

大好きでよく聴いている曲なので、普段聴いている音源と、生歌・生チェロ・生ピアノとのパワーの違いにびっくりしました。

いつもブラックタイガーで作っているエビチリを、今日は生簀から引き揚げたばかりの伊勢海老で作っちゃいました的な鮮度感とゴージャス感、とでも言いましょうか。

音の洪水に溺れかけて、危うくそのまま天に召されるところでした。

もう鳥肌どころの騒ぎではありません。

感動という言葉しか出てきませんが、本当に素晴らしかったです。

 

Period.

これも大好きな曲ですが、レジェクラバージョンで極上の作品でした。

 

【後半】

⑨家路~新世界より

英語で歌っていたように思います。

こういう曲も、ポップオペラになっちゃうのが面白かったです。

 

AVANTI La vita è bella

この曲もライブで聴く度に感動するのですが、残響の良さが際立つ八ヶ岳音楽堂で聴くのは格別でした。

ノリマサさんも「今日のアバンティは忘れられない。」と言っていました。

 

ここからは、塩入さんと古川さんの演奏です。

 

⑪約束

悲しみが癒されて、前に向かって歩いて行けるような、力強く美しいメロディでした。

 

⑫桜の時に

本物の桜ではなく、ちょうど今頃の季節に雪が桜のように舞う様子を描いた曲だそうです。素敵でした。

 

⑬水のない河

かつて川であったところが、今は水がなくなっても地中には脈々と水が流れている。

そんなふうに、心に秘めた感情が何かをきっかけにしてあふれ出す様子を描いた曲だそうです。

チェロとピアノの音色がダイナミックに交差して、目の前に滔々と流れる大河が見えるようでした。

 

ここでノリマサさん登場、古川さん退場。

やっと二人きりになれた塩入さんとノリマサさん。

 

⑭愛のモンタージュ

この曲は、私の中では『銀の雨』と並ぶ「泣ける2大バラード」。

夜中に急にこの歌が聴きたくなって、ベッドから這い出してイヤホンで聴いて泣いたこともあるほど、本当に好きな曲。

ライブでフルコーラスを歌うのは初めてというこの曲を、生歌・生ピアノで聴いてしまったらもう涙腺崩壊。

あぁ遠路はるばる八ヶ岳まで来てよかった。

あぁノリマサさんの音楽に出会えてよかった。

あぁ生きててよかった。

 

ちなみに、一人ぼっちの古川さんは、寂しくて勝手に自分のパートを作って控室で弾いていたそうです。

 

⑮追憶のオペラ

昨年冬の八ヶ岳レジェクラで聴いた時にも衝撃を受けた曲。

ドラマチックで、まさにオペラ歌劇を見ているよう。

魂を揺さぶられる歌声、ノリマサさんだからこそ歌える素晴らしい作品でした。

 

⑯バラ色の人生

日本語~フランス語~英語で歌ったように思います。

言語が変わると、同じ歌でも雰囲気が変わって面白かったです。

ノリマサさんのシャンソンも絶品ですね。

昨年5月に開催された『「ひかりを聴け」オーケストラコンサート』で、サティーの『あなたが欲しい(Je te veux)』を聴いた時にも、そう感じました。

ベルカント唱法の四角いお口で、朗々と歌い上げるポップオペラももちろん素晴らしいけど、笑顔をたたえて軽やかに歌うシャンソンはとてもお洒落で、艶っぽい声がどこか中性的で、聴いていると胸が晴れやかにときめく。 

まるでパリの街角のカフェで聴いているように感じました。

パリ・・・行ったことないけど。

 

【アンコール】

VINCERO サビはイタリア語バージョン

みんなで手拍子♪

この素晴らしい時間を共有したファンのみんなとの一体感が楽しい

 

②愛の賛歌

美しく艶っぽい声で、情熱的に歌い上げて、ノリマサさんの魅力全開。

夢の時間の締めくくりにふさわしい作品でした。

 

「今年からレジェクラは攻めていく」とのことで、お揃いの衣装も作ったし、CD発売も検討されているとのこと。

是非全国で、この素晴らしいステージが見られることを期待しています。