月別アーカイブ / 2018年11月

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ULTRA TIGER(ウルトラタイガー ※仮称)

流行るべき魅力がたくさん詰まったエビであるが、共通名が無いので説明できない。

他品種との違いや可能性を話題するにも「あれ系」「これ系」では盛り上がれない、、、

 

※ブランド名はあっても通称名が無いから説明できないので名称してみた・・・件(スミマセン)

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提案:

複数のルーツやブランドがあっても原理が似ているなら、一定条件の上で存在を共有したほうが、一定条件から外れたものに対しての価値を比較しやすくなると考える。

一定条件とは、今後増えるだろう「ミックス」および「選別漏れ」とされる個体への安易なブランド名の流用を防止することや、品質に対する基準の確認である。

(顧客と取引先との関係の意味ではない)

例えば、レッドビーシュリンプを説明するときに、もし「レッドビー」がブランド名であった場合、シュリンプファンはその色彩を持つえびを総称する時に、「赤白のエビ」もしくは「紅白のエビ」などと呼ぶようになるのだろうか・・・。

レッドビーシュリンプ以前は「●リスタルレッドビー」であったが商標登録となり、これらのシュリンプを説明する際に不便が生じた結果、共通名のレッドビーシュリンプに落ち着き、現在に至る。レッドビーシュリンプにはたくさんのブランド名があるがそれはブリーダー名と副称(サブネーム)である場合が一般的である。

もし、一からレッドビーを制作できた場合でも「レッドビーシュリンプ(ゼロから作ったレッドビー)」のような説明となるだろう。もちろん新しい命名をして個人の所有だけで完結するなら問題はないが、商用流通を考える際には、そこに新しい固有名詞(例えばZシュリンプなど)を充てたとしても課題は山積みとなるだろう。その場合、どのような材料を駆使して制作したのか真相を問われるほうが多いように想像する・・・。

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現在に至るまで、紆余曲折あったにしてもファンシータイガーやナナシー、クラウドシュリンプはシュリンプを説明する際の品種名として共有できるようになっていると認識しているが、ビジネス(ブランディング)上の兼ね合いで勝手に表記できない固有名の方がシュリンプ市場に多いように思う。

もちろん趣味の世界であるからして、発想の自由である。シュリンプ市場が円滑に作用するかどうかはすべてバランスによるもの・・・。

デビュー初頭もしくは注力アイテムにポジショニングされるケースでは固有名傾向は顕著であろう。新種大国となった台湾も日本市場に良きパートナーが生まれることは本望だろう。そして各々にマーケティングを持っているはずだ。

ただし、注目のシュリンプが登場するたびに、●●エビとはどんなエビですか?ビギナー、ベテラン問わず質問をいただくケースがあり、その質疑応答の際、権利の問題を踏まえてテレビならモザイク並びに「ピーッ」といった法律順守を意識せざるを得ない境遇を感じる場面に閉塞感を覚える場合がある。

気になることがあれば直接コンタクトすればいいはずだが、おそらくそれが恥ずかしい日本人気質なのかだろう・・・

 

さらに言えば、流行りにはスピード感も重要で、先駆け購入者の時間的アドバンテージも必要だろう。

趣味でありながら販売・副業の向きもこれらの状況を複雑にしている背景である。

表裏一体の事情はシュリンプ界では避けて通れない傾向にもなっているがこの話はここで打ち切りたい。

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補足であるが、

接点がない方々のシュリンプ名は了解が得られるまで“あれ系”“これ系”とか言う説明をするか、新しい品種や名前が出来るたびにすべてのタイプのエビを購入し、証明できる履歴を備えて発言できるようになるかのどちらかである。

ちなみに筆者も過去にはシュリンプ業界の円滑な接点の為に目新しいエビの購入も定期的に行ってきたが、ブリーディング販売を生業としているわけでは無いため限界があった。

 

さて、

ご質問される方はすくなくともその「あれ系」、「これ系」などに興味がある場合がほとんどであり、第三者的見解も参考に判断の材料としたいのは人情。場合によっては金額の増加に従ってその重みも増すだろう。

話はそれるが、ブラックシャドー絶世時代は全国各地で購入のチャンネルがあり、台湾からの比較的共通の物流によって活性化しやすかった。当時、目に新しい色合いの新種とあり、購入後、繁殖に成功した場合の品質にも差が少なく、取りつきやすかったのも追い風となった。

良くも悪くも単純性が流行りに繋がり、人気二分化の一因となっていったのだ。

余談ついでにブラックシャドー時代は「純血」という言葉が大いに持てはやされ、日本のシャドーファンはそれを堅持し累代繁殖に努めた。しかし時間の経過とともにブラックシャドーフルブラック至上主義から一転、ブラックシャドーモスラ至上へと対局する遺伝子構成のパターンに切り返されたそのスピードの速さに最前線で奮闘していた国内ブリーダーは仕切り直しを余儀なくされる結果となった。挫折感とともにレッドビーシュリンプに再注力される方も多く見受けた。

純血を重んじてブリードに成功してもブラックシャドーモスラは出現しなかったのである。この話の結末、できれば繰り返したいものではないが、それは現在、他の品種であっても同じ境遇にあるケースが見受けられる。

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話を戻そう。

 

先ほどの固有名称が散在する件であるが、ある程度業界関係者の方々と接点が作れ、目的を確認したうえで今回の通称名が認知できるようになれば、もっとシュリンプマーケットのポテンシャルが上がること必至と考えている筆者にとって、本来センスに優れた日本市場がより活性化するためにも、今が正念場であると考えている。

 

「最近、刺激がないね・・・」

近頃、久しぶりに会うシュリンプファンやブリーダーと話す機会に、以前に増して聞かれる言葉である。

ご存知日本で発祥のレッドビーシュリンプはそこから始まった様々な品種ストーリーのパイオニアであり、今日のシュリンプジャンルの拡大を担ってきたエースである。

補足すると“鑑賞エビ”の中にあって単純維持できない深みや難しさが永続的に支持されているポイントでもあるだろう。そして熱き志を共にして改良の手綱を緩めなかったブリーダー達の功績が世界に抜きんでる完成度を獲得したのである。

ポイント1:レッドビーシュリンプ

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大量生産が難しく、クォリティの追求・維持は単なる繁殖よりさらにハードルが上がる。

チェリーシュリンプ類のように飼育・繁殖が比較的容易なグループとは違う世界観がある。

色味・濃淡・模様・体型・血統・・・などこだわりのポイントが全方位的に融合する。

突然変異からの磨き上げの期間とその精度が多品種と大きく異なる。

だからこそ、レッドビーシュリンプに取り組む方と新種(いわゆるそれ以外の品種)に取り組む方のポリシーの違いは現在の日本ではまだまだ差があると感じる。

もちろんレッドビーだけにとどまらず、過去に新種と言われてきた数々の品種の中からも

時間の経過とともに人気が継続する品種とそうでない品種は差が出てくると思うが、その場合、必ずしも人気=価格ではない。

それでも、品種の中での価格幅がレッドビーと同じように認知され、継続性を持つようになった品種は王道の仲間入りをすることになるだろう。

逆に言えば、レッドビーに追従できる魅力を持ったシュリンプの定石はレッドビーを理解した人々が作って行くものと言い換えられるかもしれない。

つまりレッドビーシュリンプを愛する人々に受け入れられる要素が重要なのである。

 

余談になるが、先ほどのレッドビーシュリンプとそれ以外の品種の価値観を表現する場合、“どちら側”を主体とするかでそれぞれを説明する意図は大きく変化する。

僅かな表現に留めるが、例えば「伝統か革新か」や「王道か邪道か」、「芸術性か商売か」などから始まる議題から話を膨らませていただければ、もっぱら1時間は酒の肴になるだろう。

その場合、自分が取り組んでいるエビの主体性を示す内容となり、そこには趣味、達成感や競技性を含めた魅力も内包する。

問題は物議の根底に、日本発祥(レッドビー)か、海外発祥(それ以外の品種)かの違いが人気の構築や経緯を含めて、複雑性を増しているということだ。

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それでも、客観的に見れば趣味界を大きく二分する存在があることはその世界を活性化するに非常に有効となることがほかの趣味界からでも証明できる。

ざっくり過ぎた分断で批判されるかもしれないが、エビ界ではまさに

「レッドビー」か「新種(雑種)」か・・・で二分化されている。

いや御三家、四天王・・・などへのアジャストが後にしっくりくるようになるかもしれない。

 

もちろん二分化では

レッドビー&それ以外品種

ちなみに業界に趣旨が深い方が考える近い将来での御三家は

・レッドビー&ギャラクシーFB&ウルトラタイガー(仮称)

であるだろう。

流行りの構築においては個体や血統の価値を決定する“価格”がそれらを取り巻く世界観であり、第三者に通じる説得力、その人気の継続力によってシェア拡大してゆく。

ポイント2:ファンシータイガー(フラワータイガー)

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今回焦点となる「ウルトラタイガー」であるが、やはりルーツはドイツのファンシータイガーの影響が大きい。同じ系統や血統ということではなく、ビーシュリンプとタイガーシュリンプの融合による大きな可能性はすでに長年知れ渡っていた。その後、衝撃的なデビューを飾ったドイツのピントシュリンプによって影を潜めたが、まだまだポテンシャルがあったこの品種はいつか再注目されるべきと信じていた。そして現在、違う角度からのプロセスで「ウルトラタイガー」までワープ。台湾の偉業と言えるだろう。そしてフラワータイガーはファンシータイガーが難題としていた色の濃さと柄の派手さを向上させ、ファンシータイガーとウルトラタイガーの中間を担う存在となっている。そのままフラワータイガーという名称でハイグレード、ローグレードと区分けされてウルトラタイガーという名称は必要なくなるかもしれない。

今回提示するウルトラタイガーは、過去に作出された様々なタイプのシュリンプの魅力が詰まったもので、ある意味集大成的な存在となるであろう。

誤解していただきたくないのが、マーケットシェア云々よりも共有名を設定することによる利便性の確保とスペック認知が急務であると考えている。

「ウルトラタイガー」それは台湾でブラッシュアップされた紅白のシュリンプであるが、シュリンプファンを多く抱える日本だけでなく、世界中で注目されるものになるだろう。

また、国内でも志を同じくして改良を繰り返された品種も人気に拍車をかけている。

グローバル的な位置づけに、これらのシュリンプはなっている。

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話の先を急いでしまうが、蘊蓄無用のレッドビーシュリンプに遺伝構成の説明を迫られるケースは皆無である。

しかしこちらのウルトラタイガー(仮称)の説明はほかに該当する説明が市場に広がらない限り繰り返し説明を求められることになるだろう。

ちなみに台湾からの顧客(売り先)は今や日本だけではない。そして台湾から輸出されるレッドビーは世界を大いに盛り上がらせているはずだ。

もちろんその発祥は日本であり、マーケットトレースに長けている台湾は日本から学ぶべきものを多く吸収し、現在では独自のチャンネルを担っている。

 

さて、少し角度を変えてみよう。台湾で世界向けに共有されている品種である下記の名前に対してどのように感じるだろうか。

ファンシータイガーとフラワータイガーの違い、また、ギャラクシーフィッシュボーンとギャラクシースノーフラワーの違いは日本での流行りと関係ないように思われるがそうではない。

さらに上記2つのジャンルにはそれぞれ「フラワー」という言葉が入っているが、このフラワーという表現、言葉は同じでも意味が違うのである。

言葉の綾とでも言うべきか、レッドビーシュリンプの柄を意味する言葉が多品種へのグレード区分に合流しているのである。ただし実態は二つあり、派手柄からの白地の引き込みが主なポイント、そしてもう一つはハイグレードを意味するものである。話が長くなるのでこれもここで切り上げよう。

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まだこの段階ではこの内容、レッドビーオンリーファンにとって興味はないであろう。


後編に続く。

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しかしウルトラタイガー(現段階ではこの名前によってしか説明できない)をさらに美しく作りこんでみたい場合にレッドビーと交配したり、タイガーシュリンプと交配したりした際に分離される個体群と向き合うときに「すべて雑種」で片づけてしまうのはもったいない。

まあ、必要なエッセンスだけを取り他は他者に渡りながら、選別漏れからの副産物が賑わうのも悪くない。実は結構有力に作用する未来も想像できる。それらも有効利用できれば万人に不満はなくなるだろう。

 

話がそれたが、通称名(共有名)がもたらすメリットは、何より説明が短くて済む。

 

「数名の方からのエビを購入して独自で選別交配をしております。ほとんどがウルトラタイガーと呼んでよいと思うグレードになりました。もちろんウルトラタイガーの選別漏れも居ますが、●●シュリンプの選別漏れと呼ぶ必要もありません。」

 

それが無い場合は例えば、

「もともと●●氏から購入した●●と、それと違う●●氏から購入した●●を交配して選別した結果、現在綺麗な●●と●●の子孫になっています。そしてそれらはその名前を使用できないので新しく自分で名前を○○と名付けました。どうぞよろしくお願いします。」

 

・・・と、現状ならざるを得ない。無論エビは素晴らしいものになったとしても、余程のロジックが成立しない限り市場で日の目を見るのは難しいだろう。

 

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その反対にあたる極論は今ここで述べる必要もなく、それと同じことは「レッドビーの選別漏れは流通させないに限る」説にも通ずる部分であるからしてレッドビー金字塔を作られた方々には苛立ちをお納めいただきたい。

 

まあ、結論に向かっていない話で恐縮であるが、もう少しお付き合いいただきたい。

 

ポイント3:ナナシーシュリンプ(レッド)

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ファンシータイガーやフラワータイガーの赤の色彩はまだ朱色で黄色感が強い場合が多い。それに対してウルトラタイガーはそれに比べてナナシーレッド(シャドー的)寄りである。

実際両者を比較するとウルトラタイガーはナナシーレッドの基調色ではないことに気づくだろう。ただし、ファンシー系とナナシー系が分離される際に奇跡的に中間保持された色彩となるルビーレッド(形容)は両者が拮抗しあってこその色素美であり、その不安定要素が狙いのレッドビーの厚塗りを引き込むことができるスペースとなったのである。

元祖ファンシータイガーやナナシーの選別交配だけでは出現しないパターン、そしてその魅力的な柄と色素が淘汰されない方向性の選別がすばらしい完成度に繋がった。

交配過程ではファンシー(フラワー)とナナシーが同時発生する意味もウルトラタイガーが中間保持の上に成り立つ品種であることが想像できるだろう。

ちなみに「ナナシー(Nanacy」は当時複数あった俗名=ジャパンピント、台湾ピント、フェイクピント、アトラス・・・などから最終的に現在、世界的に使用されるタイプ名となった。

 

補足の必要はすでにないかもしれないが、

「ウルトラタイガー」とは何を指すべきかを別の例によって説明したい。

 

台湾名

A:「タイワンピントギャラクシー(フィッシュボーン)」

日本取り扱い時(繁殖後など)

1:「マークⅡシュリンプ」

2:「ティ●-シュリンプ」

3:「ギャラクシーフィッシュボーン」

4:「●●●シュリンプ」

5:「●●●シュリンプ」

など。

 

現在日本ではやっと「ギャラクシーフィッシュボーン」がある意味カテゴリー化されて

Aの意味、つまり通称名として認知されるようになってきたと思う。

そして「ウルトラタイガー」はこのAの意味で定義したいのである。

ちなみにまだ台湾では公用の英語名が無く、作出者の方々やその注目を受けているだろうブリーダーの方々は日本の私たちから見れば漢字だけの世界で通り名が無く、浸透が難しい状況である。

 


パターンを変えると

A:「レッドビーシュリンプ」

1:北海道えび

2:東京えび

3:名古屋えび

4:大阪えび

5:九州えび

となります。そして例えば1と5を購入して交配した場合は1とも5とも違う血統のエビとなり、ましてや「北海九州えび」と命名できるわけでもない。

ここではノンブランドとするか、新しく自分で命名するかになるだろう。

変な話、「1の北海道えびはAのレッドビーシュリンプではない!」と本気で説明する人物がいるとしたら偏見を受けるだろう。

ただしレッドビーの特徴や着目点を商用名化したいわゆるサブネーム(オプション名)は自由であると考える。

 

ほとんどの方はここから先の説明はする必要もないと考えるので割愛するが、「ウルトラタイガー」は代案で別の共通名が出来ない場合、共有品種名として利用いただきたいと考えている。

それはなぜ必要かと言うと、ウルトラタイガー(仮称)が成し得た完成度の高さと難易度を説明することが日本に定着し、人気が加速するには避けられない状況になるだろうと考えているからである。

 

例えば「ファンシータイガーやフラワータイガーとは赤の濃さが違う」といってもナナシーレッドとの違いを説明するには基準となる言葉が必要である。また、「ナナシーには表現できない白の柄が特徴だ」と言ってもナナシーが派手な柄を得る際に障害となる形質について説明できなければゴリ押しで終わってしまうだろう。

「透明な部分が無く、厚塗りが可能なことが条件だ」となっても優秀な個体からも透明感がある個体は生まれてしまう。レッドビーでも選別は必然ですべてが優秀な個体にならないことは良く理解されている。

そして今後ウルトラ系が金字塔になるにしたがって「合い挽き肉」や「成形肉」的な同じ品種名をもつ個体がたくさん輸入されてくることにもなるだろう。

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ピントシュリンプのローグレードはまさにその巣窟でシャドーシュリンプに出ない表現はすべてこのピントシュリンプが終息地になっている。

凄まじいインパクトでデビューしたピントシュリンプのスポットヘッドタイプはあまりの影響力から最終的には本来の思いとは別のポジションを意味する品種名となってしまったように思う。

この話もまた長くなるのでまた機会があれば説明したい。

 

これは血統・ブランド違い、種親候補、選別漏れ、などにそれぞれ価格の差がついて回る以上、諸事情含め混沌とするだろう。

 

例えば有名な血統であるが、その選別漏れを繁殖に使用するか、それに対して無名もしくはハイブリッドで生み出された上物個体と思えるものを使用するか・・・

この辺りはディストリビューションされる方々のセンスに触れる部分になるので多くは触れないが、過去の事情を踏まえれば通行量を多くするに越したことはない。

 

それぞれ自分自身で方向性を判断できる環境になればむしろ魅力はたくさん見つかるはずである。

今回一番伝えたいところはその部分であり、場合によっては“右に習え”のみよりもステップアップが早くなるかもしれない。

 

ポイント4:ギャラクシーレッド

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ギャラクシー系のシュリンプのポイントとして「フィッシュボーン」や「ボアライン」といったバックライン(縦ライン)の特徴がある。この形質は比較的メス個体に反映される場合が多く、そして体にスポットや斑模様が入る場合にはそれらを細分化する傾向にあると思われる。つまりバックライン(縦ライン)と大柄のスポット(斑模様)の共存は難易度の高い表現であることを意味し、その出現率の向上は血統の操作が優れていることも意味している。ギャラクシー系のシュリンプの体色はピントシュリンプベース(シャドー色)であるが、原種側(ビーシュリンプベース色)からヘテロ出現させて優れた派手な表現を得る方法も有効である。以前ではタブーとされた、いわゆるビー掛けシャドーも現在では当たり前のヘテロ交配として認知されている。問題は目的をもっているか否かでその意義は大きく変わるのである。

今回のウルトラタイガーは体の中央部に派手な柄を保持することが一つのポイントであることから、バックライン(縦ライン)の遺伝子を混在させてしまうと、デメリットが多くなることから、ハイブリッドの交差点には距離を置いた方が無難であろう。

クォリティのレベル次第では割と綺麗な個体も量産できてしまう場合もあり、市場のバランスがカギになるだろう。

 

 

案ずることなかれ、レッドビーシュリンプは海外からはPRL(ピュアレッドライン)と言われる共通ブランド、つまりスノーホワイトの形質を含んでいないレッドビーの個体および血統はすでに常識が定着し、以前はレッドビーから出現することが多かったスノーホワイトも現在では皆無に等しい状況となった。


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おそらくウルトラタイガーも時間を重ねるとともに、「ルビーレッド」「白の厚塗り」「サイケデリックパターン」の三大要素が熟知されるようになるだろう。そのころにはウルトラタイガーという共有名(通称名)では無くなっているかもしれない。しかしそれは問題ではなくむしろ光栄だろう。

 

今回発信した内容は、説明できる範囲に限界があるため、否定批判の向きで考えれば反論などは簡単に思う。しかしながら現状にもう少し方向性が提示できればとの思いから、総合的、平均的と思われる提示をさせていただいた。

今後、修正を求められる状況になった場合はまた改善させていただきたい。

 

 

ここまで書き終えて言うのも何なんだが、実はまったく必要のないお節介を書き続けただけかもしれない(汗)

 

とりあえず自分も、

刺激が無い・・・と言われていたあの方に

「ウルトラタイガー、やってみませんか?有力なブランドもあり、それぞれ魅力的ですよ!」

と提案してみよう((笑)

 

それでは、どんどん盛り上がってゆきましょう!

 



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