昨日インドネシアから帰ってきました。


寒暖差が凄いです。

日本の冬は寒いです。

しかし、夜になるのが少しずつ遅くなってきているように思います。

もう春がそこまで来ているのでしょうか。


少し行きの飛行機の中の話を書きます。



「未確認飛行物体」


日本からインドネシアの首都、ジャカルタまでのフライトは約7時 間である。

私自身頻繁に飛行機に乗らないこともあるが、特に国際線は少しテンションが上がる。


窓際の座席に座り、外を眺めているとあることに気がつく。

窓の下にスイッチがあるのだ。

なんとこのスイッチ、不思議な仕組みで窓の明るさを段階で変えることができるのだ。

下のボタンを連打すると窓が真っ暗になり、また上のボタンを何度か押すと通常の透明な窓に戻る。

少し前までは手動で日除けを上げたり下げたりしていたが、その必要がなくなったのである。

知らないうちに窓までコンピュータに制御されていたのだ。


これにより、客室乗務員さんの指示で窓際に座っている人が日除けを操る必要もなくなった。

さらに暗くならなければいけない時には勝手に暗くなり、こちらが上のボタンを押しても明るくならないのだ。

今までのように映画を集中して見ていたり、ぼんやり半分寝ている時に、「窓の日除けを上げて下さい」と突然話しかけられることもなくなったということである。

コンピュータ万歳。


窓の明るさを調節できるということで、上のボタンと下のボタンを押しまくり、ボタンを押した後に明るさが変わるまでタイムラグがあることが判明するなど、研究熱心になっている間にもう飛行機は空の上である。

窓が最も透明な状態から一つ下に押すと、空からの景色も楽しめて、同時に眩しくない明るさになる。

便利な機能である。

空を眺めているといつも想像するのが宇宙人や宇宙船のことである。

これは昔に聞いた都市伝説のような話に起因する。

飛行機のパイロットは何度も空の旅を繰り返している中で、未確認飛行物体を見かけることも少なくはないそうだ。

しかしそれを誰かに相談すると、精神に異常があると判断され仕事を辞めさせられることもある為、誰もがその存在について口をつぐんでいるという。

そんな都市伝説を聞いたせいで、いつも雲の上の世界に来ると、窓を眺めながら自分が宇宙船を発見できるのではないかという不思議な自信が湧いてくるのである。


そんな想像も数分すると飽き、映画を観るなど与えられた座席の空間で空の旅を楽しんでいると、その出来事は起きたのだ。

窓の外を何かが通り過ぎた。

きた!と思い、その物体を目で追いかける。

もっとはっきり見たいと思い、一段階暗くなった窓を明るくしようとボタンを押すが、すぐに明るくはなってくれない。

待って行かないで!

そう思う間に驚くほどの速さでその物体は過ぎ去ったのだ。


翼があったようにも思う。

虫のような形だったようにも思う。

しかし、異常な速さだった。

飛行機から見るものは、大抵が遠くにあるものなので、比較的近くを通った飛行機が異常な速さに見えただけかもしれない。

それにしても、あんなに近くを飛ぶとニアミスということで問題になるのでは、などと素人が専門的なことについて考えてみたのだが、やはり答えは出ず。

あれはいった何だったのだろう。


長距離フライトには必ず、日よけを下げるように言われるなど乗客が窓の外を見られない時間がある。

実はあの空域は、未確認物体が頻出する地帯なのでは、と推測もできる。



空の旅はロマンだ。ロマンが詰まっている。


誰か、将来パイロットになったら、こっそり僕だけに教えて下さい。

決して誰にも言いません。言いませんとも。


ではまた◎