月別アーカイブ / 2016年04月

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去年の11月に撮影した「GtA 02」。協力してくれた人々に渡す50冊をスーツケースに詰め込んで、Parisに向かう。

今回は東京での仕事が立て込んでいることもあって、休みをくっつけられず、数日のロケだけですぐに帰ってくるんだけど、合間にはもちろん無駄な写真を撮り続ける。シャッターは止まらないのだ。

イタリアで俺が撮っているとき「街が磨り減る」と言われたことがある。そんなわけねえだろうと思ったが、そういう表現っていいよね。Parisを磨り減らしてくる。

ちなみにここからは恒例の羽田キャセイの担々麺かJALのカレー、乗ってすぐ窓からの空港、到着したCDGの駐車場、という順番で写真がアップされるマンネリズムで進行すると思いますのでよろしくお願いいたします。

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毎日誰かを撮っている。当たり前だ。写真家だからな。知ってる人も知らない人も撮ってる。でも一度撮ったら「知ってる人」になるよ。写真は縁だから。

数年前に平林監督のスチール撮影で雪が降る中、黒バックで人物撮影をした。黒い背景に光る雪がとても綺麗だった。この前スコットランドに行ったとき降っている雪の量を見て「あの時と同じように撮れる」と思った。案の定、思い通りに撮ることができた。毎回違う状況であっても経験の蓄積さえあれば応用が利く。

毎日誰かを撮っていると「それ、何に使うの?」と聞かれることがある。何にも使わないけど撮ってるよ、といつもより少しいい声で言うと相手は不思議がる。「へえ。一円にもならない写真を撮ってるんだ」うん。この写真は一円にもならないけど、後で、えげつない金額になって戻ってくるんだ。と心の中で答える。

写真は人との縁であり、思い出でもある。お金とか生々しい見返りなんてどうでもいい。それよりも明日、少しでも今日よりいい写真を撮るために必死だよ。えげつないお金が入ってこなかろうが、一生勉強していようがどうでもいい。勉強より楽しいことなんてないからね。写真がうまくなりたい。

本日のモデルは日テレの土屋さん。ありがとうございます。

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アレクサンドル・デュマにあるLe Sot l'y Laisse(ル・ソリレス)。Parisではいつも行くお店なんだけど、土井原シェフの料理が美味しいのは勿論のこと、マダム暁子のホスピタリティも同じくらい人気の理由だと思う。

俺は「バカ舌」なので、何がどういう素材でどう美味しい、なんてよくわからない。ワインも飲まないし。でも友人がParisを訪れるときには必ずここだけをオススメしている。新しいとか流行の店はどこかで調べられるだろうから。同じように、台北ではタツヤの「赤綠」。

ここ数日の間だけで、シモン、高村さん、武田さん、と俺の知人がソリレスに行ってくれたようで、とてもうれしい。たくさんの情報が溢れる時代になるほど、何を選べばいいかがわかりにくくなり、最後は「誰かに教えられた」が一番強い動機になるんだよね。

店を決めるのは人だから、まったく同じようなレベルの店なら働いている人の気持ちがいいところを選ぶ。Parisも話題の店を探しに行ってるわけじゃないから、落ち着く店に行く。変わらないカフェやレストランに行って同じ顔の人に会うのが好きだ。

皆さんもParisに行ったらよろしくね。てことで来週のソリレスを楽しみに、おはようございます。

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