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TDWは残念な結末だったけど、多くの意味のある実験もできたし、知り合った人もいる。

今日は「コエール」の榎戸教子さんとお話をした。コエールはナレーション・サービスなんだけど、従来のナレーションブースを使う方法ではなく、所属しているナレーターが自宅で収録するという画期的なビジネス。

これが面白いなと思ったのは、子育てなどで現場を離れてはいるがスキルのあるアナウンサー、ナレーターが在宅で仕事を受注できるところ。WEB納品なんていう方法が確立したからこそできるようになったスタイルだ。

榎戸さんの話の中で感じたのはクオリティと利便性・経済性のバランス。スタジオと自宅収録を比較したとき、当然だけどどうしても質は落ちる。ただ明らかに品質が落ちていては困るが、90点の品質が保証できるなら選択肢としては十分、と言う。

ここなんだよなあ。90点から100点の間にかかる費用はべらぼうに高い。でもある程度の人が納得する十分なクオリティが90点であるとするなら、残りの10点を追求するコストはカットできる。

この「完璧主義」を選択できるかどうかはとにかく時間とお金の問題。本当にその仕事の内容で100点にこだわる意味があるのか、と精密に考えていくなら、こういう選択肢があっていいと思った。この価格ならVコンテなどでナレーターを呼んでMAルームを使うより遙かに安いし、素人がやるより品質は高い。

あと、現代の仕事の方法は、効率を見直したところに発生するエアポケットが、実は子育てなどに都合がいい部分と偶然にも合致したりする面白さなんだよね。とか思いました。

http://koyale.jp/