どうも、__(アンダーバー)です。

おしさしぶりでございます。

最後の更新から早5ヶ月近く。

時が経つのは早いものですね。

決して更新を忘れていたとか、面倒臭かったとかではないんです。

そういうことなんです。








つい先日、2ndアルバム「フリーバム」が発売されました。

嬉しいことに、皆様のおかげで、オリコンウィークリー7位を獲得出来ました。

本当にありがとうございます。


そして更に時は遡り、9日には初ワンマンライブがZepp Tokyoにて行われました。

チケットも無事完売し、2700人のお客さんが来てくださいました。

楽しんで頂けたようで嬉しい限りでございます。




そんなこんなで、気付けばもう7月。

これぐらいの時期になると僕は必ず宣言していることがある。

今年こそプールに行くと。

毎年のようにプール行くプール行くと言いながら、未だに実現していない。

かれこれ数年、この状況を続けている。

このままでは身体に甚大な被害を及ぼす可能性がある。

早く水着のお姉s(ry

お兄さんを見にいかなくては。




しかし、今年の夏はどうやら暑そうだ。

暑いのなら尚更プールに行かなくてはならない。

しかし、一人でプールに行った所で、寂しい人になってしまう。

知り合いに誰かスーパー超絶ボディの女の子がいればいいんだがね。

毎年のようにそう考えるが、毎年のように落胆する。



いや、そもそも、水着を持っていただろうか。

そうだ、プール行きたい行きたい言っておいて、水着が無いんじゃ話にならない。

何事もまずは形からだ。

プールに行きたいのであれば、水着を買う事から始めよう。

やはり水着のお姉さんの心射止めるには、ブーメランだろうか。

それともトランクスか。

いや、トランクスは逃げだ!

男は黙ってブーメランだ!!!

あのきわどいラインが、見えるか見えないかのラインが、乙女の心掴むのだ。

これからはブーメランの時代が来る。





「ドキッ★男だらけのブーメラン大会っ!~ポロリもあるよ★~」





今年の流行はこれだ。




ポロリを期待するのは何も男子だけではない。

きっと女子も心の奥ではポロリを期待しているはずなんだ。

だとしたらどうする?



ポロリをするまでだ。



しかし、自分からポロリをしたのでは、ただの露出狂になってしまう。

いかに自然にポロリをするかが大切なのだ。





「いやー今日は良い天気だなー」



天気は快晴、絶好のプール日和だ。

周りを見れば水着の美女、美女、美女。


ここが楽園<エデン>か。


「さて、今日もいつも通り筋肉を見せ付けるか」


両手を頭の上で組み、少し伸びをする体勢をとって腹筋と胸筋を見せ付ける。


「キャッ!皆見て!あそこに素晴らしい筋肉があるわ!一体誰かしら!」


その声を聞いた僕は、美女達にこう言ってやったんだ。


「僕の筋肉が、何か?」


「「「キャーーーーーー!!!!」」」


突如、美女達が僕の周りに群がる。

まあこれぐらい、余裕っていうか?夜飯後ですわ。


群がる美女達が僕の身体を触りまくる。


「イヤーン、この腹筋たまらなーい!」

「胸板厚ーい!この胸板で野菜切りたーい!」

「大根みたいな足も最高ー!」


僕の身体はおいしそうなのだ。

美女達もたまらなく食べてしまいたくなる魅惑の身体、スーパーボディ。

しかし、身体を見せ付けた所で、まだ本当の目的には達していない。

そう、美女達も見たいのだ。



全世界が注目する世紀の一瞬を。



ブーメランからポロリするその瞬間を。



だが、ただ見せ付ければいいのではない。

自然に、偶然に、奇跡的に。



「ワハハ、皆でそんなに触ったら転んじゃうよーワハハー」


「えー触りたくなる身体をしてるプリンスがいけないのー」


「もっと触っちゃえー」



美女達が更に集まる。


「ワハハ、止めたまえー」


「えーい!(さわさわ)」


「わ、わわわ、転んじゃうー」


わざと体勢を崩す。

身体は地面へ向かって倒れだす。

この段階ではまだポロリはしていない。

地面に倒れきるまでに、どうにかしてポロリをしなければならない。



そう、自然に。



僕は倒れる身体を支える為にどこかに掴まろうとするフリをする。

しかし、周りには美女しかいない。

だからと言って僕は美女を掴まり棒にするようなダメな男ではないということを装い、あえて美女を掴まり棒にはしないんだよという顔をして美女達にアピールする。

うっとりする美女達。

この瞬間も倒れる身体は止まらない。

美女達は僕を急いで支えようとするが、しかし、間に合わない。

僕はそんな優しい美女達に対して、優しく微笑みかける。

うっとりする美女達。

更に僕の身体が倒れる。

地面まであと1m。

ここで僕は美女達にカッコイイ姿を見せる為に、自分のことは自分自身で片付けるという覚悟を顔に出し、美女達にアピール。

うっとりする美女達。

地面まであと30cm。

さあ、どこに掴まる。

美女達も息を飲む。

僕はカッコよく考えるフリをする。


そして




ピシャッ!





脳裏に電撃が走るフリをする。

美女達の期待のまなざし。

そして声に出す。





「掴まる所が無ければ、自分に掴まればいいのさっ!!!」





すかさず僕は自分のブーメランに手を伸ばし、ガシッと掴まる。


地面まであと10cm。


「とまれええええええええええ!!!」


掌に更に力が入る。


地面まであと5cm。


このままでは止まらない。


こうなったら奥の手だ。


僕は倒れる身体を、自分自身で持ち上げる為に、おもいっきりブーメランを上に引っ張る。


「あ、がれええええええええええええ!!!」


ブーメランは上に強く引っ張られ、伸びる。


地面まであと1cm。


くっ・・・























ドシーン














僕の身体は地面に強く叩きつけられた。



「だ、大丈夫!?」



美女達は心配な顔して、僕の周りに集まる。


そして


「キャッ・・・!プ、プリンス様・・・!」


「イテテ、ん?」


僕は自分の下半身を見る。

そこには、見事に、大胆に、そして自然に、ポロリした僕のアンダーバー。




「テヘッ、やっちゃった☆」



僕は舌を出し、おちゃめに決めた。


「も、もうープリンス様ったらー!そんなおちゃめな所も素敵ー!」


美女達は顔を赤らめ、恥ずかしそうにしながらも、目線は僕の下半身に釘付け。

やはり、彼女達もなんだかんだ言ってポロリに期待していたのだ。

そう、最初に僕を見つけた時から。

僕がブーメランを履いているのが分かったその瞬間から。

美女達は願っていたのだ。

だが、今の世の中、男がポロリする瞬間を見ることは難しくなっている。

そんな世の中に美女達は失望していたのだ。

僕はそんな美女達を放っておけなかった。

どうにかして、僕は美女達の夢を叶えてあげたい。

美女達の悲しむ顔を見たくない。

そして僕は決行した。

結果、美女達はとても幸せそうな顔をしていた。

それを見れただけで、僕は嬉しい。



そんな美女達の夢を叶えてしまう僕は一体なんなんだ。





そう、プリンスなのだ。







いや








キングだ!








- 完 -





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なんだこれ。