どうも、__(アンダーバー)です。

寒いですね。

先日降った雪で転んで死にました。






夢。

僕は毎日のように夢をみる。

覚えていることも多々ある。

エロイ夢から怖い夢からエロイ夢まで。





毎日のように夢を見ていると、夢と現実の区別がつかなくなることがある。

その日も夢を見ていた。

携帯のアラームが鳴って、目が覚める。

そのまま起きれればいいのだが。

いや、しっかり起きているはずなのだ。

しかし、無意識にアラームを止めてまた寝る。



「早くボインボインちゃんの所に戻らなきゃ。」



無意識に夢に戻ろうとする。

夢の方が現実だと。

夢だと気付かない。

無意識だからこそ、厄介。

大事な予定がある日だろうが関係なく、やってしまう。

非常に困ったちゃんだ。

やはり現実に満足がいかないと、夢に逃げてしまうのか。

新手の現実逃避。




夢。




僕には夢があった。

いや、今でも同じ夢を持っていると言っても過言ではない。

それは



「性春」



おっと変換ミス



「青春」




アニメ、ゲーム、ラノベのような青春をおくること。

主人公の周りには美少女ばかりが集まり、必ず美少女が主人公を好きになる、もしくは好きだという。

イッツハーレム。

最近特に多くなって来たよくある設定。

だが、よくあるからこそ。





ずるい。





羨ましい。






そう、男なら誰もが夢見る、桃源郷、楽園、エデン。





「べ、別にあんたのこと好きじゃないんだからねっ!」



なんともありきたりなセリフ。

このセリフが初めて出たのはいつ頃なんだろう。

実は江戸時代くらいからあったのかもしれない。



「べ、別にそなたのことお慕い申してないでござるんだからねっ!」



微妙。

いや、言葉使いを間違えているだけか。

ツンデレという言葉が流行り出したのはここ数年の話。

普段はツンツンしてるけど、二人きりの時に見せる微かなデレ。

そこが萌えると言われている。

まあもちろんそれも可愛いとは思うが、正直な所、僕はデレデレがいい。

彼女が遠くにいる僕を見つけ、小走りで近づいてきて


「デヘーwww」



みたいな。



デヘーはないな。


もちろん言われるのならば、今目の前にいる超絶美少女に言ってもらいたいものだ。

超絶美少女?




ガチャッ!



「あんたっ!いつまで寝てるのっ!」


美少女にしては老けた声だ。

せっかくの美少女なんだから、もっと可愛い声で喋っておくれ。


「早く起きないと遅刻するよっ!」


お前はウチのオカンか。

いや、世話焼き美少女もありだぞ。

これはなんという至福の時。

この瞬間が永遠と続けばいいのに。


「早く起きなさいっ!」


豪快な音と共に眩しい光が目に入る。


「もう8時40分じゃない!早く着替えて、ご飯食べて、さっさと行きなさい!」


なんだ、オカンか。

至福の時というものは、本当に一瞬で終わるものだ。

非情なものである。

もう8時40分か。

今日は始業式。

急いで行かなければ途中入室。

中途半端に一瞬注目の的になる。

あのなんとも言えない、嫌な空気だけは本当に避けたい。

とりあえず顔を洗って、急いで着替える。

服OK、鞄OK、顔イケメン。

よし、行くか。





僕は勢いよく扉を開け、真っ青な空の下、飛び出していった。





とりあえず急がなきゃ。

残り時間15分。

走ればギリギリ間に合うぐらいか。

これならいける。

これでも昔は学年一の韋駄天と呼ばれたものさ。

小学校の話だが。

そんなことより急げ。

この曲がり角を曲がればあとは一本道だ。

僕はレーシングカーの如く華麗なカーブ決めた。

そう、それはまるで、レーシングカーの、ような




ドンガラガッシャーン




事故が起きた。

まるでレーシングカーにぶつかったような。


「いててて・・・す、すんませ」


大変申し訳なさそうな顔を作って、顔を上げた瞬間、そこには超絶美少女が涙目を浮かべて座りこんでいた。


「痛った~・・・ちょっと気をつけなさいよっ!」

「す、すんません・・・」

「まったく、ちゃんと前見て歩きなさいよっ!」

「す、すんません・・・」



彼女は立ち上がり、すれ違い様に斜め45度の目線を置き土産にして走り去っていった。

美少女というものは怒っていても可愛いものなんだなぁ。

朝からいいものを見た。



おっと、そうだ時間は・・・。


残り時間10分。

これは相当急がなければマズイぞ。

仕方ない、とうとうあの力を使う時が来たか。


身体中にある全てのリミッターをはずす!


ガシャンガシャン!


リミッターをはずす妄想をする。


「うおおおおおお!」



気分は光速。

しかし、スピードは変わらない。

が、とにかく急いだ。










キーンコーンカーンコーン






ガラッ




間に合ったか!?

先生はまだ来ていない。

どうやら僕の勝ちのようだ。

今日は帰ったら部屋で祝勝会だな。



僕の席は窓際の一番後ろだ。

誰もが手に入れたいであろう最強の席。

そして隣は空席。

まさに最強絶対空間。



「おはよう、初日そうそうギリギリじゃない。」



最強絶対空間ではなかった。

目の前の席に座っている超絶美少女は僕の幼馴染。

クラスの男子からも大人気だ。


「夢と現実の区別がつかなくてね。寝坊しちゃったよ。」

「出たその言い訳!」

「言い訳じゃない、事実さ。」


そう、事実である。

規則正しい生活をおくっている幼馴染にはそれが理解出来ないらしい。


「確かに、言い訳にしてはちょっと無理があるかもね。」

「委員長。」


このおっとりした声の持ち主はクラスの委員長。

超絶美少女だ。


「でも、分からないでもない気がする。私もそういうことあるもの。」

「さすが委員長、理解力があるね。」

「ちょっと、あたしには理解力がないっていうの?」

「いや、そういう訳じゃ」


ガラッ


「はーいお前らー席つけー。」


先生がやってきた。

ウチのクラスの先生は学年唯一の女先生だ。

超絶美人。



「お前らおはよー。」

「「「おはようございまーす」」」

「おいおい、新学期早々テンション低いなー。それじゃあ早速だが、お前らのテンションが上がるとっておきのニュースを発表しよう。ここで一人転校生を紹介する。」



クラス全体がざわめく。

転校生か。果たして男か女か。



「それじゃあ入って来ーい」



ガラッ


その瞬間、クラスのざわめきが増した。

入ってきたの超絶美少女だった。

しかし、僕にとっては見知った顔だった。

記憶にはまだ新しい。

それこそ、ぶつかった所がまだ痛みを覚えている程だ。


「紹介するー転校生の・・・」


「「あぁっ!」」


なんというベタな。

声が揃ってしまった。


「あんたさっきの!」

「お前さっきの!」


またしても揃ってしまった。


「さっきはよくもわざとぶつかって来たわね!」

「わ、わざとじゃない!ちゃんと謝ったじゃないか!」

「謝ってすむなら警察はいらないわよ!」

「警察沙汰かよ!」

「おいおい、お前らとりあえず落ち着けー。っていうかお前ら知り合いなのかー。なら話は早い。ちょうどあいつの隣の席が空いてるから、そこに座れ。」


なんてこった。

今まで保たれて来た最強絶対空間が・・・。

新学期早々、大変な事になった。





こいつは・・・








波乱万丈な日々が始まりそうだぜっ・・・!!!










ハハッ!!!!!











- 完 -





はい。






なにこれ。