月別アーカイブ / 2007年12月

こんにちは。そしてこんばんは。松下です。
師走のお忙しい中、みなさんいかがお過ごしでしょう?
我々ドッグイヤー・レコーズも良い年を迎えるため、
日々、忙しくしております。

12月だけでも、前回wappa氏からレポートがあった
ストックホルムでのDistant Worldsツアーの初日開催にはじまり、
18日には専門学校HALさんの名古屋校、大阪校で
植松さんと、任天堂さんの「スーパーマリオブラザーズ」や「ゼルダの伝説」
の楽曲であまりにも有名な近藤浩治さんのお2人による講演が行われ、
僕も同行して来ました。
ゲーム音楽の伝説お2人の講演にHALの学生さんたちも
真剣な眼差しで講義を受けていました。
僕は近藤さんとキチンとお会いしてお話しするのは、
実は今回が初めてで、素人の時からマリオやゼルダの曲は
植松さんの曲やすぎやま先生の曲と同じように
一音楽ファンとして大好きだったので、
40の大人のクセに緊張ギミでしたが、
初めての僕にも、とても柔和に礼儀正しく接して頂き、
さらに近藤さんのファンになった次第です。

そして20日、HMV渋谷店さんとタワーレコード渋谷店さんで
「月の明り」、「アナタヲユルサナイ オリジナル・サウンドトラック」
それぞれのインストア・イベントが開催され、タワーレコード渋谷店さんで行われた
アナタヲユルサナイ・サントラの方のイベントでは司会もやらせてもらいました。
両店にお集まり頂いた多くの皆様、本当にありがとうございました。
どちらにも出演した植松さんがなにしろ一番大変だったワケですが、
予ねてから思ってたんですけど、植松さんって体力あるなぁと
あらためて関心した次第です。
何はなくとも元気じゃないとね。猪木さんじゃないですけど、
健康が一番ですな。

HMVの方のイベントは「月の明り」のシングルの発売元である
BMG JAPANさんの仕切りだったんですが、
今回のシングルのBMGさんのディレクターは、僕が2年ほど在籍していた
デジキューブって会社の後輩にあたる
浅草雷門出身のリアル江戸っ子、竹村剛史君で、
久しぶりに一緒に仕事をして、彼のレコード・ディレクター
としての成長ぶりがとてもうれしく、思い出深い仕事になりました。
人と人との縁ってとても大事ですね。
昔の仕事仲間と違うカタチでまた仕事するのって、うれしいもんです。

みなさんも健康で楽しいお正月をどうぞお迎え下さい。
お正月休みには久しぶりに昔の友達に会ってみるのも
良いかもですよ。

※写真は、タワーレコードでの「アナタヲユルサナイ オリジナル・サウンドトラック」
  発売イベントの様子。

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会場は渋谷タワーレコード4階。

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平日の夜にも関わらずご来場いただいた皆様、ありがとうございます!

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トークセッションの後はサイン会です。

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イベント見学者の最後列に、"炎のギタリスト"ミッチーこと岡宮さんと、
HMVイベントで「月の明かり」のピアノ伴奏を終えたばかりの福井さんを発見!

Hello, this is Matsushita writing.
I hope you all are fine in the busy days of December. Dog Ear Records is also working hard to start the fantastic new year.

Our December started from the "Distant Worlds music from FINAL FANTASY" at Stockholm which wappa wrote the report in last entry. After the stockholm concert, I went to Nagoya and Osaka on Nov.18th with master Nobiyo, and also with Mr.Kondo from Nintendo-the legendary composer who wrote the songs of "Super Mario Brothers" & "Ledgend of Zelda"- to do the lecture at the music school "HAL". The students of HAL were all looking with earnest eyes, and listening to what those two composers talks. This was the first time for me to meet and talk with Mr.Kondo formally, and I'm a big fan of his music as same as Nobiyo's and Mr.Kouichi Sugiyama's music. I was tensed that time (though I'm already 40 years old), but Mr.Kondo was extremely kind and polite to us, and I became his fan more.

On Dec.20th, we did the instore event of "Tsukino Akari -Theme of Love-" at Shibuya HMV, and release event of "Anata Wo Yurusanai Original Soundtrack" at Shibuya TOWER RECORDS. Thank you to the fans who came to both of the events!
Through that day, the most hard worker was master Nobiyo. I'm always impressed by him that he always have a lot of energy. There is nothing more valuable than health!

The event at Shibuya HMV was arranged by the BMG JAPAN, the publisher of the song "Tsukino Akari". And the director of the song was Tsuyoshi Takemura, who was my junior worker when I was working for the company"Digicube". I was so happy to see his remarkable growth as a record director, and was a impressive event. An encounter with someone is very important, and working again with old coworker as the other position is really fantastic!

I wish everyone good luck for the coming year!
Meeting with your old friends during your holiday is maybe nice!

※The pictures below are the release event of "Anata Wo Yurusanai Original Soundtrack"

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The event was held at the 4th floor of Shibuya TOWER RECORDS.

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Thanks for taking time in your busy weekday night to come to the event!

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After the talk session ended, the signing session started.

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On the tail of the audience, I found Mr.Michio Okamiya who is the guitarist of The Black Mages. And also Mr.Kenichiro Fukui whom finished playing the keyboard for the song "Tsukino Akari-Theme of Love" at Shibuya HMV!

Hej、wappaです!
というわけで、またもやスウェーデンの影響まる出しで始まりました。実際に使う機会はありませんでしたが。

行って参りました、スウェーデンはストックホルム。もちろん"Distant Worlds music from FINAL FANTASY"コンサートへの出席のためです。

イタリア訪問時に続いて、長い長いフライトを終え、12月2日の夜遅くにホテルに到着したノビヨ師匠と私を迎えてくださったのは、先日の犬耳ラジオ#004の話にも登場しました(Distant Worldsの)コンサルタントを担当されたトーマスご夫妻。ノビヨ師匠とトーマスご夫妻は以前、「PLAY!」コンサートやライプチヒでのコンサートで何度かお会いした事があるそうなのですが、僕は今回が初対面。会ってみての印象。う~ん、良い人!今まではメールでのやり取りのみでしたが、やはり文面には人柄が滲み出るのですね。想像していた通りの方でした。指揮者であり主催者でもある(2005年の「VOICESコンサート」でも指揮を担当された)アーニー・ロスさんは、シドニーでの別のコンサートから16時間かけての移動ということでまだ到着しておらず、この日は4人でホテルのロビーでひっそりとビールで乾杯!翌日から始まる取材とリハーサルに備え、早々とそれぞれの部屋に帰ったのでした。

12月3日コンサート前日、この日の朝食には、前日の深夜にホテルに到着したというアーニーさんとVOICES以来の久々のご対面。長時間の移動でとても疲れていたにも関わらず、アーニーさんは本当にいつも明るく素敵な笑顔を見せてくれます。そしてアーニーさんと同じ主催社A.W.R.のスタッフで、主にコンサートでの映像エディットを担当されたクリスさんともこの時初めてご対面。
朝食を終えると、早速会場へと足を運ぶノビヨ師匠。この日の翌日で、コンサート開催日でもある12月4日の朝刊に間に合うよう、朝早くから取材が始まります。

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取材を終えると、続いてはオーケストラのリハーサルがスタート。いつも現地に入り、初めてのオーケストラの演奏を聞くまでというのは本当にドキドキするのですが、今回演奏を担当した"ロイヤル・ストックホルム・フィルハーモニック・オーケストラ"、さすがです。素晴らしい演奏を聞かせてくださいました。ノビヨ師匠は全ての曲のテンポや一つ一つの音を入念にチェックし、各曲が終わる度アーニーさんと話し合い、確認をします。こうして短い時間の中でお互いのイメージを近づけ、本番の最高の演奏に向けて完成させて行くのです。

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Photo by Thomas
その後、何社かの取材を続けて受けたノビヨ師匠。その日の夜は皆で食事に向かい、到着後、初めてゆっくりお互いの近況を話し合ったのでした。

12月4日コンサート当日、朝に少しの自由時間があったので、ノビヨ師匠と、前日の夜に到着されたスクウェア・エニックスTさんと共に、ストックホルムの街並みを歩きます。ストックホルムの街の印象としては、「都会」、でしょうか。ヨーロッパ独特の歴史ある建物がありつつも、新しい都会的な建物も数多く存在します。日本にいた際のスウェーデンのイメージとしては、とても洗練されたデザインの家具などを想像しますが、まさにそのイメージ。一方、国会議事堂のあるヘルゲアンズホルメン島に辿り着くと、雰囲気は一変、昔絵本で見たことのあるようなノスタルジックな風景が目の前に広がります。日本より街全体にクリスマスのイルミネーションが少ないにも関わらず、お店のウィンドウにサンタやキャンドル等のクリスマスの飾りが置いてあるだけで、街の独特な雰囲気もあり、しっとりとした上品なクリスマスの雰囲気を感じる事ができます。と、街を彷徨っているとあっという間に時間は過ぎ、急いでホテルへ戻り、そして会場へと向かう一行。もちろんノビヨ師匠は作務衣でビシッと決めての会場入りです。

本番前のリハーサルを終え、控え室に戻り待機している間、今回のコンサートがこれから3年間にわたり続くツアーのこけら落とし公演とあって、いつもとは違う妙な緊張感が漂います。僕でさえそうなのですから、全ての楽曲の生みの親であるノビヨ師匠の気持ちは計り知れません。そんな本番前、お客様の様子を伺いにホール入り口まで向かったところ、たくさんのお客様が!!Tシャツ売り場、大混雑!先ほどの緊張から一転、本日一度目の目頭が熱くなる瞬間でした。
本番の時間が近づくと、今回は2階客席からの観覧ということで、お客様が席に着いた後に遅れて着席。そしてそこから素晴らしい、感動と興奮のコンサートがスタートするのでした。ちなみに二度目の目頭が熱くなった瞬間は「ザナルカンドにて」っス。

コンサートの詳細はもちろん見てのお楽しみ!海外に行きたいと思っている方は、この「Distant Worlds」のコンサートのタイミングに合わせて是非!そして日本でいつもコンサートを聴きに来てくださっている方も、違う国の会場で、違う国のファンの方々のリアクションと共に見るコンサートはとても興味深く、いつもとはまた違うコンサートの楽しみ方ができますよ!次回は来年2008年の3月1日 シカゴ・ローズモントシアターでの公演です。アーニーさんのホームタウンということで盛り上がること間違いないです!

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※写真はコンサート後に行われたチケット購入者限定の"VIP meet and greet session"でのサイン会の様子。たくさんのファンとお話しする事ができました!あ、ちなみにこれは五度目くらいの目頭熱い瞬間です。

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