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人生は大きく分けて
二つにわかれる。

踊れる人生か
踊れない人生か。

なーんて、そんな大げさなことを思ったのは
つい一年前。

ずっと踊りをやってみたくて
中でもタップダンスがやりたかったけど
なかなか先生も教室も見つからなくて
自前の靴と板で自主練しても
その先がなくてやめてしまっていた。

そんな時、小さい頃からの友達に
踊ろうよ!と誘われて
初めは、きっと飽きるからと言って断ったけど
飽きたらやめればいいの言葉に
始めた社交ダンス。
思えば小さな頃
オーストリアのダンス映画をテープが擦り切れるまで見て、壊して(笑)ビデオ屋さんに謝りに行った🤣

それくらい憧れた社交ダンス。

最初はラテンのパソドブレ!が踊りたくて
始めてみたものの、
踊り云々よりも姿勢から直されて
直されたけど筋力がなくてできなくて、
それでも楽しくてそろそろ一年。

ある日仕事がかなりハードで精神的にも
詰まってきたある日
2週間ぶりにいったダンスでボロボロで。
体がかなり思うように動かない。
背中も肩も、硬い。
これじゃ、時間の無駄だし、なにより
自分の体が、可哀想だと思った。
だから、本気で変わろうと次の日から
朝早く起きて仕事や家のことや食事をしっかりしたものに変えて、夜は帰ってきてダンスしたり
良い睡眠のためにストレッチなどをしっかりやることにした。

体は正直でみるみるうちに変化して
心まで整えてくれるようで。

なぜパティシエの私が踊るのか。
一つは
安食さんの影響があると思う。
スイーツガーデン ユウジアジキのシェフ、安食さんとは深い面識はない。
でもズーーーツと昔からファンで
デフェールの頃からずっと憧れていて
あまりにもファンで無理くり山形の講習会にねじ込んで受けさせてもらった。
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後にも先にも
こんなに緊張した写真は、、ない🤣
とにかく全てに感動してしまったの。
中でも食事面を整えること、体を鍛えること。
精神的にも肉体的にもハードなプレッシャーを受け続ける狭い厨房での仕事をやり抜くためには趣味を大切にすること。
パティシエであるよりリアルサーファーでいたいと、30年続けるサーフィンを大切にしていらっしゃること。

他の誰ともちがう安食さんのスイーツは
美しく、健康的で、そしてあたたかい。
憧れの安食さんを追いかけたくて
心身ともに鍛えたいという思い。

もう一つは
踊りは客観的に自分を見ることのできる
手段だということ。

踊るということについて
まだ私は足を踏み入れたばかりで
たくさんを語れない。
でも
社交ダンスで誰かと踊るということは
とくに男性と女性が踊るという時に
大切なのは男性はリードし、女性はリードされること。
男女平等が叫ばれるこの時代でも
自分がいまどの場所にいて
どんなニンゲンなのか。
踊りを見たらだいたい分かる気がするのです。
素人でも、わかることがある。
むりやりガサツにひっぱりまわすひとと
踊ったら死ぬほどつまらない。
かといって、ふわふわしてどこに行くのかわからない人のリードは心もとない。
リードされる方も
急いで焦って1人で動けばばらばらになるし、
頑な過ぎるとすすんでいかない。
男がどうの
女がどうのではなくて
お互い役割があって、それを様子を見ながら
すりあわせていく。
そしてやっぱり相性があるのだ。

自分を見つめても
自分は見えづらいが。
自分の踊りを見れば
自分が見えてくる。
お菓子も同じで作る工程からできるまで
すべて自分がよく見える。
でも20年近くお菓子のそばにいる私には、
近すぎて見えづらくなっている部分も
踊ることによって、すべて細かいところまでよく見えるのだ。

普段どんな性格で
気持ちで生きているか。
せっかちかゆったりか。
我がつよいのか、臆病なのか。

踊りもお菓子も
自分の生き様を記してくれる
大切なものになりつつあるのです。
5月にはテストも受けます。

踊れない人生より
踊れる人生を生きたい。

その日から少しずつ
私は変わりつつあります。