先日読んだ、こちらの本の続編です。

上下巻組になっていますが、ある意味、↑の作品と三冊で1つのお話なので、読むなら全部読んだ方が良いような気がします。


前回も書きましたが、この小説は患者さんが全員死にます。ですので、そういうことに耐えられないメンタルの方は読むのはやめた方が良いと思います。


1wt_PGTfj_.jpg


1冊目の作品の「その後」が描かれます。病院の副院長である福原医師と、彼の同級生である桐子医師の2人の死生観のようなものを中心にお話が描かれます。

この「最後の医者は雨上がりの空に君を願う」は、前作で描かれる2人の「死生観」のバックボーンにあるものが、いったい何なのかということを深堀して、同じ人間の死を2人がどう捉えて、それによってどう2人の生き方が分化していったのかが描かれており、ある意味、1作目の作品の種明かし的な作品になっています。


今回扱われる病気は、HIV/子宮体癌/認知症の3つ。


前作と少しだけ違うのは、どの病気を通しても「生きること」の側にフォーカスをあてていることでしょうか。前作が「死に方」を描いているのに対して、この作品は、死にゆく人を見送る人の「生き方」を描いています。




重いテーマの作品なので、気軽におすすめしませんが、どうやら、この作品、映画化されるそうです。ちょっとむずかしいんじゃないかなぁ、、、、、おそらく、この「最後の医者は雨上がりの空に君を願う」の3つ目の話を通して、2つ目の話のシーンを回想シーンとしておりまぜていくような映像化なのかなと想像しますが、ちょっと映像化に向いていない気がします。



映像化されても、きっと見ないなって思ってしまった。




前作のことを記事に書いたあとに、数人の人からどっちの医者に思い入れがあるかと聞かれました。僕は、桐子医師ですかねとだけ、書いておきたいと思います。