ちょっと真面目な話を書いてみようと思う。

それは「就職先の選び方」についてである。私のブログ、普段、アイドルの話とかアニメの話とか数学の話があるからだと思うけど、案外、読者層が若い。積極的にフォローしてくれる人のプロフィールなんか見てても、これから就職を考えるような年齢の人や、就職してても、まだ転職経験がないような人とかそういう人が多そうな印象がある。

僕は、営業職とか事務職についたことがないので、そっちのニュアンスはわからないのだけど、だいたいどこの会社でも「開発」「品質管理」「カスタマーサポート」が、仕事の範囲だったりするので、概ね、そういうジャンルの仕事を目指している人の話だと思ってもらいたい。

あと、これは若い人(仕事の経験が少ない人)向けの話であって、ある程度のベテランの年齢の人が、どういう尺度で会社を選ぼうとそれはそれで自由だと思っているし、仕事に夢とか希望とか一切なく、一定金額以上のお給料がもらえれば、仕事の内容はどうでもいいという人の話はしていない。

あくまでも夢や希望をもって「がんばるぞ!」っていう若い人の話だ。

1. メーカーか下請けか

まず、その就職しようとしている会社が「メーカー」なのか「下請け」なのかというのが最初に考えるポイントであるように思っている。ここで言うメーカーは「その会社のブランド/社名で商品を販売している」という意味で使っている。

多くの会社は、この「メーカー」としての業務と、「下請け」としての業務を両方やっていると思うのですが、その割合を良く調べることが重要なのかなと思います。

2. メーカーの場合

メーカーの場合、その会社がメーカーとして出している商品を「他人に誇れるか」というのが勤務する基準であるように思う。たとえ、非常に業績が良くても、周りの人に何を売っている会社なのかをいい淀んでしまうような会社に就職することはおすすめしない。

次にメーカーというところは、「商品企画」はしていても「商品製造」はしていない場合がある、このあたり良く調べないと、「希望の職種が実はない」なんてことになりかねないので、よく調べておく必要がある。

3. 下請けの場合

下請けの場合、今度は、「商品製造」はしていても「商品企画」はしていないのが通例だ。もちろん、製造関連の職種につきたいなら、こちらの方が確実性は高い。

ただ、「大きな特定の1社との取引きに依存している」とか「自社の特別な特許技術などの裏付けがない」となると、微妙と言わざる負えない。大会社は自分の都合で簡単に下請けを切るし、そういう時に切りやすいのは特別な技術を提供することではなく、「安い/速い/うまい」的なことで仕事をとっている下請け企業なのである。

4. 一番注意しなければいけない会社

若い人の就職相談にのる時に、私が「こういう会社はやめた方がいい」と明確に言うタイプの会社がある。

それは「商品が人」になっている会社である。

わかりやすく言うと、「常駐派遣」(派遣業免許のいらないもの)と呼ばれる、客先に常駐してプロダクト開発のラインで働かされるやつである。この手の会社は「人数 x 労働時間 = 売上」なので過酷な労働環境を強いられるケースが多い。

もちろん世の中には「多少大変でも責任のない仕事が良い」という層が一定量いて、この手の仕事の需要があることは理解しているが、少なくとも「これからがんばるぞ!」っていう若者のやる仕事ではないように思う。

もう1つ、ダメなのが、いわゆる「孫請け」の専門の会社である。下請けの会社からあふれた仕事をさらに引き受ける下請けの下請けなので孫請けと呼ばれるけど、もはや説明の必要もなく、そんな仕事を積極的に選ぶ理由はない。





どんな仕事にも、それぞれの良さ/悪さがあるわけです。経営的に見ると、メーカーの仕事はヒットが出た時のリターン(利益)が大きい一方で、ヒットがでないと非常に苦しいことは事実。下請けの仕事は、基本的に仕事の出し元の経営状態に左右されますが、仕事を出すところが安定していれば経営も安定しているでしょう。ただし、急激に会社の業績が伸びたりすることがないので、人は辞めた分だけ補充するようなところが多いかなと思います。

すごい勢いで伸びてるようなイメージの会社って大量に採用している場合がありますけど、往々にして、そういうところは「大量に辞めている」ことの裏返しだったりするので注意した方がいいかもしれません。


もう1つ、ちょっと簡単な方法を。

会社の売上 ÷ 従業員数

これを計算してみて下さい。

一般的な20代の方が希望するお給料の3倍以上の金額になっていなければ、その会社にあなたが希望する給与を支払う能力はないと思った方がいいですよ。

参考になると良いのですが。