蔦谷好位置 参加作品リリース情報のお知らせです!

本日11月23日発売、
SuperflyのNew Single「99」に収録されています、
以下楽曲のプロデュース・作曲・編曲を
蔦谷好位置が手掛けています。
 
また、初回生産限定盤封入のDVDには
サウンドプロデューサー・キーボードとして参加した
「Superfly WHITE TOUR 2015」の模様が収録されています。
 
11月23日Release
Superfly
22nd Single「99」
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1.「99」
(テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌)
プロデュース:蔦谷好位置
編曲:蔦谷好位置
Programming:蔦谷好位置

 
2.「愛をからだに吹き込んで」
(2014年放送テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌)
プロデュース:蔦谷好位置
編曲:蔦谷好位置
Programming:蔦谷好位置

 
3.「Bi-Li-Li Emotion」
(2013年放送テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌)
プロデュース:蔦谷好位置
編曲:蔦谷好位置
Piano, Hammond B-3, Programming, Background Vocals:蔦谷好位置
 

4.「Force」
(2012年放送テレビ朝日「ドクターX〜外科医・大門未知子〜」主題歌)
プロデュース:蔦谷好位置
編曲:蔦谷好位置
Hammond B-3, Background Vocals:蔦谷好位置
 

 
<初回生産限定盤DVD digest spot>


 
【初回生産限定盤(9999枚限定)】(CD+DVD)
WPZL-31244/5 ¥3,000+税
【通常盤】(CD)
WPCL-12460 ¥1,000+税
 
詳しくはコチラ
ぜひチェックしてください!

 先日、ある映画プロデューサーから他人事じゃない話を聞いた。

その人の部下が、昔大ヒットを連発して今は昔ほどじゃないけど活躍中のあるアーティストに劇伴(サントラ)制作の話を持って行ったらしい。
そのアーティストの曲はとても華やかで派手なかっこいい曲で、一世を風靡した。
当然そういうのを期待して話を持って行ったのだが、出来上がってきた曲は水墨画みたいな曲だったという。
ラッセンを期待したら水墨画が来た…

結局アーティストに修正してくれと言えず、過去の作品も挿入歌的に使わせてくれという事で乗り切ったと…という話。


 これは一瞬笑い話のように聞こえるけど自分も含め何か作る人はみんな陥りがちなことだと思う。
クリエイターあるある。
自分も気付かず水墨画を書いてるかもしれない。

 上記の話はまず、しっかりこういうものが欲しいと発注できずにしかも直しを要求できなかったプロデューサーに一番問題がある。
次に仕事を受けたアーティストはやはり自分のやりたいことを押し通すだけじゃなく、その作品に求められているものを読み切らなければならない。
だって君が今水墨画モードだということは発注する側は知る由もないのだから。
でもきっと直してくれって言われたら作り直したと思うけどなあ。 

両者ともにそれができなかったということは、おそらく結果誰も幸せにならない悲しい作品になってしまったということだろう。


 例えば僕でも〇〇風に、とか過去の作品の感じで言われることがある。
僕はそんなに嫌じゃないんだけど、同じこといつまでもやってられるか!って人もいるだろう。

 クリエイターならみんな自分を更新しながら新たなステージに挑戦したいもの。
作風が変わった新曲を出せばファンに「こんな売れ線いらない」「初期が良かった」「変わっちゃったからもうファン辞める」など当たり前のように言われる。
これも人気稼業では当然のこと。


 で、この話を昨日ある別のアーティストに話したら、ビートたけしの話を教えてもらった。
たけしさんは電車の乗り換えが得意らしい。
例えば目的の場所に行くために、何時何分に家を出て〇〇の電車に乗り、5分で乗り換えて次に乗って徒歩で何分、など今では携帯で一瞬で出来るかもしれないが、昔から瞬間的に決めるのが得意だったと。
それが本人の仕事にも活かされていて、漫才からTVタレント、歌ったり本書いたり、政治的なことも発言して映画撮れば世界で認められるetc...

こういう転身のバランス、やりたい事と評価がうまく合致するって物凄く難しいことだと思う。 


 それとは別で思い出したのがモーツァルトとベートーベン。
両者とも誰もが名前くらいは聞いたことがある大天才だけど、音楽に対する姿勢は全然違う。

モーツァルトの時代、ハイドンもそうだけど彼らは基本的に貴族に雇われて作曲していた。
「今週末うちでパーティするから室内楽を一曲作っといてー」みたいな発注を受け、納期までに素晴らしい曲を仕上げる、これができたのが当時の作曲家たち。
その中でもモーツァルトの音楽の美しさは群を抜いており、物凄い仕事量だった。
だから基本的には自分のために自分の作りたい曲を作るわけじゃなく、仕事として作曲していた。

 ベートーベンはその少しあとの時代、いわゆるロマン派の人ですが、初期はそういう古典的なこともやっていた。
しかしゲーテを代表とする文学などの流れは、貴族ではなく個人が発したものが芸術とされる時代に突入していた。
「おれの音楽だって芸術だろ!」と、ベートーベンは都会を捨て、自らの音楽と向き合い芸術のために命を捧げたわけです。

これはどっちが正しいとかそういうのはないです。
モーツァルトは決められた発注内容、締め切り、予算、それらを全てクリアし、さらに凡百の作曲家とは一線を画すこの世で最も美しい作品を残し続けた。
ベートーベンは、自らの芸術は貴族のものではない、音楽で運命を切り開くという信念の元にひたすら書き続けた。
その結果音楽に新たな地平が開拓され、その後の作曲家たちに多大な影響を与えたわけです。

この話からするとベートーベンが水墨画タイプだけど、彼ははっきりと「おれラッセンやめて水墨画書くから」って意思表明してる。
その姿がかっこいい!ということで徐々に彼の音楽は芸術として広がっていった。



 自身の作風や芸風のイメージというのは自分が思っているよりも大きいことで、周りはその作風を期待する。
その期待に応えつつ、それを上回るものを作り続けなきゃなと、そう感じた数日でした。

僕の音楽を構成する要素を大まかに言うとビートルズとクラシック、ジャズ、歌謡曲、そしてブラックミュージックです。
そんな僕に今たまらなく嵌るのはこのブログやラジオで何度か触れたchance the rapper周辺のミュージシャンです。
今日はそれがよくわかる映像がyoutubeにあったのでその話を。

NBCの人気番組「Jimmy Fallon the Tonight Show」でのchanceのパフォーマンス。

今年屈指の名作である「the coloring book」に収録されている曲のライブなのですが、アルバムとは全然違うアレンジでこれはこれで本当に素晴らしいパフォーマンス。
アルバムではanderson paak、BJ the chicago kidらが参加してるんですが、このライブもかなり豪華。

大先輩であるanthony hamilton、最近引っ張りだこのty dolla $ign。彼は叔父がislay bros.のメンバーだったするマルチインストゥルメンタリストです。

そして20歳のシンガーソングライターRaury
この曲初めてきいたときなんてクールな若者が現われたんだと思いました。

lil yachtyとの「ブロッコリ」がヒット中のD.R.A.M.
正直この曲の良さはあまりわからない笑
coloring bookでもソロ曲一曲あって、歌がうまいのは知っていたけど、このブロッコリのように彼はいつも歯を出して笑ってる印象でした。
ところがこのchanceとのパフォーマンスで、こんな雰囲気でも歌えるとは意外な魅力。
昨年ビヨンセが推してたchachaもそうですが、ソロだとカリビアンな雰囲気なんですかね。

で、Jimmy Fallonもこのフロントマンしか紹介しないんですが、後半カメラが引きになってバンドが映ったときに「おお!」となりました。
これはchanceの別プロジェクト「the social experiment」のメンバーではないか!?

僕はこのバンドの「wonderful everyday」という曲が大好きで一時期ずっと聞いていました。


来年のグラミーを確実ににぎわすであろうchance the rapperですが、彼の周辺を見ているとこれからの音楽の流れが見えてくる気がします。
ずっとぶれずにゴスペルがバックグラウンドにあるんですが、アルバムではfrancis and the lightsとプラグインによる多重和声もやっていたり。
レーベルに所属せず音源はフリー。
インディ、メジャー関係なく自らたくさんの人たちと垣根なくコラボし、先日はホワイトハウスに招待されたりなど本当に自由に活動している。

coloring bookを聞いていると、まだまだ音楽に希望があるなと、とにかく実感するのです。


ちなみちょっと前の曲ですが、towkioにfeat.した「clean up」のMVが笑えます。

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