何ヶ月かぶりにブログを書いてます。
筆不精で申し訳ありません。

 本日放送のテレビ朝日「関ジャム 完全燃SHOW」にいしわたり淳治くんと久しぶりに出演します。
2017年にリリースされた音楽の僕らなりのベスト10を選んだので是非チェックしてください。

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 自分の音楽に影響を与えた音楽は人生の中でたくさんあるけど、その中でもTM NETWORKは必ず十指に入る。

 最初に小室さんの曲に触れたのはシティハンターの主題歌だったGET WILDで、それが確か小4くらいだったと思う。
それから小学校高学年の時代の8割方TMの曲を聴いていた。

 中でも印象的だったのがたしかジャストポップアップというNHKの番組で披露したスペシャルアレンジのNERVOUSで、イントロでサンプラーを大胆に使いレコーディング音源よりもさらにエキサイティングなアレンジになっていたもの。
僕は人生で最初にコピーした曲がこれで、ドラムやアルペジエイターも打ち込んでエレクトーンで完コピして演奏したのを覚えている。
他の曲も当時持っていたMSXというパソコンで打ち込みしてコピーしていた。

 当然全アルバムを聴いているけど、リアルタイムで興奮したアルバムはHUMAN SYSTEMとCAROLで、人生で一番最初に買ったアナログレコードのシングルはSEVEN DAYS WAR。
シングルのラストの方はライドシンバルのロールで締めており、アルバムバージョンとドラムのテイクが違うことにも小6の頃に気付いていた。
つまりそれほど聞き込んでいたのがTMの音楽だった。

 中学に入ってからはどんどん洋楽志向になっていったのでいわゆる小室全盛時代のTRFやglobeは自然に耳に入ってくる物以外はほとんど聴いたことがない。

 が、改めて、ほんとに30年近くぶりに小学校時代に聴いていたTMを聞き返してみると、歌詞とメロはもちろんのこと、ベースラインやドラムのフィル、ギターのフレーズ、アルペジエイターの動き、美しくレイヤーされた音の積み、意図的にディスコードさせるシンセ、不自然と意外性が中毒性になる展開など全て鮮明に覚えている。
そしてそれらが僕の音楽に多大な影響を与えていることが容易にアナライズできた。

 不思議なのが音楽に詳しくなればなるほど、勉強すればするほど、 小室さんのような曲を作るのは難しくなる。
楽典的規則からかけはなれた部分にある独創的な発想というものを知識や経験が邪魔してしまうのだ。

 ここ数年は新譜のリリースラッシュと素晴らしい作品に恵まれた音楽シーンのおかげで、旧譜を聞き返す行為があまりなかったがこの2日間でTMを聞き返したことは、技術や経験を身につける以前に持っていた感情をフラッシュバックさせるもので、僕にとってとても大きなきっかけになりそうだ。

 世の中の影響的にはTM以降、プロデュース期の小室さんの作品の方が偉大な功績として残っていると思うが、僕はやはり吸収力の強かった小学校時代ということもありTM時代がベストだ。
HUMAN SYSTEM、そして特にCAROLはビートルズのSgt. Pepper’sやクイーンのオペラ座の夜と並ぶコンセプトアルバムの金字塔だと思っている。


 僕が特にすきなTMの曲、そして小室さんの作品を、Spotifyのプレイリストにまとめました。

 大プロデューサーになる以前のものがほとんどですが、一曲だけH jungle with Tが入ってます。
この曲がリリースされた頃は、僕もすでにプロ使用の機材で洋楽のダンスシーンの最先端の音を作ろうとしていたので、あまり邦楽に興味を持っていなかった時代ですが、この曲は当時まだ日本のポップシーンにはほとんど入っていなかったジャングルのビートを人懐っこい歌謡メロと見事に融合していた部分で衝撃的だった覚えがあります。 

二日前にTwitterでw-inds.の「We Don’t Need To Talk Anymore」のリミックスコンテストが開催されていることを知りました。

http://www.w-inds.tv/information/others/contents.php?id=VF6h5Hq0mO

オフィシャルサイトには曲のステムデータ(各トラックバラバラになったデータ)がフリーダウンロードになっており、即ダウンロードして5時間でリミックスを作りました。

最初は覆面というか名前を隠して応募しようと思ってたのですが、勢いで作り始めたために応募要項を全然読んでいなくて、作り終わってからプロダクションなどに所属している人NGということを知りました(笑)。
応募することもできずどこかにアップロードしても企画の迷惑になるかと思い、しかしせっかくだから聴いてもらいたいのでSKY-HIに繋いでもらって慶太くんに連絡したところ、快諾をいただいたので僕バージョンのリミックスをSoundCloudにアップしました。
https://soundcloud.com/koichi-tsutaya/we-dont-need-to-talk-anymorekoichi-tsutaya-remix

慶太君とSKY-HIは、僕とはやってることは違えどいつもシンパシーを感じています。
彼らはイメージと何か違う事をやれば揶揄され、違うフィールドの中に入れば色眼鏡で見られる、そんな経験をたくさんしてきたと思います。
アイドルと言われながら、常に新しいことに挑戦し攻めの姿勢を崩さず、思い立ったときの行動力と推進力、これは並大抵の人間ができることではないです。

僕も、世の中というよりは音楽業界の中では当然J-POPのプロデューサーとして認知されていて、仕事の9割以上はJ-POPないしはJ-ROCKです。
自分としてもポップスを作ることに誇りを持っているし今の自分を育ててくれたJ-POPには感謝しかないです。
しかし僕という人間にも当然ながら様々な角度があり、幼少期に聴いていたクラシックやジャズ、10歳から打ち込みを始めて、中学から没入したHIP-HOPやハウス、テクノなどのダンスミュージック、レコードを漁っていたソウルやファンクなど全ての音楽体験が今の自分の音を形成しています。

そして現在もより美しい音はないか、自分を奮い立たせてくれる音楽はないかとたくさんの音楽を聞くのが好きで、時間があれば音楽を聞くか仕事と関係ない音を作るのが趣味です。
子供の頃から自分自身をいつもアップデートしていたい想いは常にあって、そんなときに出会ったw-inds.のこのリミックス企画でした。

この企画を遂行したw-inds.は最高にかっこいいと思うし、こういうことが当たり前の日本ポップスシーンになってほしいです
そういう気持ちからリミックスを作ったので、ぜひみなさん聴いてください。

そして締め切りまでまだ4日あります。
全国のトラックメイカーたちよ、こんな楽しいことはないから絶対にトライしてほしい。
僕のような40代の大人が悔しくなるような、羨望するようなかっこいいトラックとトラックメイカーにたくさん出会いたいです。

明日はゆずの20周年ベスト「ゆずイロハ」の発売日です。

今回のベストにはたくさん一緒にレコーディングしてきた曲が入ってるし、新録のいきものがかりとコラボした「イロトリドリ」、back numberとコラボ した「サヨナラバス」のサウンドプロデュースもさせてもらいました。

僕は約10年の付き合いになりますが、ゆずほど色んなシチュエーションでレコーディングしてきたアーティストはいないです。
一緒にスタジオで曲作りすることもあれば、2人がツアー中に僕がデモを作って送ったものを聞いてもらって電話で「蔦谷くん、サビの2、3小節目のコードとハモ変えてくれないかな?」みたいに遠隔で作ってたときもある。
プリプロを重ねに重ねて、パイプオルガンをレコーディングするためにホールに一度下見に行って音を確認したこともあるし、弦を呼んでプリプロしたことも。
生で録ったものを元が良かったからと全部デモの打ち込みに戻したり、ミックスが終わってマスタリング直前にやはりやりなおそう、となって再トライしたことも何度かあります。

こういったことからもわかるように、常識にとらわれずに良いものを作るためには何にでもトライする二人です。
常に変化を恐れず前に進む二人にいつも刺激されてきた10年でした。
僕もいつも彼らに負けじと成長した姿を見せたいと思っています。
ダサい感じでは絶対に会えない二人です。

そして、あんなに優しい人たちはなかなか会ったことないですね。
北川君と岩沢君の優しさはタイプが違うんですけど、本当に心のそこから優しい人たちだと言えます。
だからこそたくさんの人たちを笑顔にして勇気付けてきたし、人間の機微を絶妙に描く歌が作れるんだと思う。

これからの10年、そして20年の変化が楽しみです。
去年のドームのように、いつだって2人は路上の頃に戻れるんだから。

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若い!!

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