どーも!秋野です🧟♂️
夏全開の暑さが続く中、僕はというと9回目のコピペです。
鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑
ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。
せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。
2011年の初夏にリリース。
アフロのスリーピースバンドがメジャーデビューして4年目。
デビューからここまでシングル8枚、アルバム2枚と着々と歩みを進めていました。
そんな中、一時期レギュラーとしてお世話になっていたTBSラジオの番組企画で生まれたのが「秘密」です。
「写真で一言」ならぬ「写真で一曲」という感じで、お題となる写真をリスナーから送ってもらって、その中の1枚で曲を作りました。
パーソナリティは今や推しも推されぬTBSの看板アナウンサー駒田さん。当時TBSの男性アナウンサーと言えば安住さんでしたからね。ニュースもバラエティもこなせる安住さんの陰で悩み、もがき、イジられていましたが、そんな成長のシーズンを乗り越え、立派に大きくなりました駒田健吾。すいません、かなり先輩です。笑
「Kakiiin」という番組でした。カキーン。駒田さんをはじめ、ラジオと音楽を愛するラジオマン達の現場はそれはそれはおふざけの切れ味も鋭いものがありましたね。
全国各地のテレビ、ラジオや雑誌などの媒体系。
今となっては自分たちで無理矢理切り開いていってる感じですが、この当時から今の鶴スタイルに通ずるものを感じる愛の癒着媒体、TBSラジオです。いや、こんな紹介の仕方で申し訳ない。笑
お世話になって面白いことを一緒にやってくれたのはTBSラジオだけではないのですが、、、タイミングですね、タイミング。鶴のノリと番組スタッフチームのノリがマッチしたんですね。
この時同じレギュラー陣にLyu:Lyuがいました。現在はCIVILIANですね。バンドの毛色は違うのですがすごく打ち解けましたね。それと僕らの出演時間と入れ替えできゃりーぱみゅぱみゅがいまして、裏で挨拶した時に舌を噛みそうになったのを覚えています。
曲のイメージとなった写真はこちら。
この頃の鶴は色んな人と演奏したいというシーズンでもあり、メリーアフロマスと題した年末イベントにはとりあえず出てもらいたい人に声をかけてみるという事をやっていました。我々の最初のプロデューサーであるホッピー神山さん、イベントによく呼んでもらっていた埼玉の先輩馬場俊英さん、同じワーナー所属だったからいけるんじゃないのウルフルケイスケさん、更には元々好きだったSUPER BUTTER DOGのアフロマン、レキシの池ちゃん、全く繋がりがなかったけど僕が大好きで呼んだらきてくれたCRAZY KEN BANDの小野瀬雅生さん、イベントでよく一緒だったスーバーギタリストわたなべゆうくん、、、今思うと見ず知らずのバンドの誘いによく来てくれたなって方もいますね。笑
そんなシーズンで音源にもゲストを呼ぼうということで、いよいよ我々の青春THE YELLOW MONKEYのエマさんに運命的な白羽の矢を立てたわけです。この少し前に我々がやっていた番組のサプライズゲストとして登場してくれていたので面識はあったにしろ、やはりしどろもどろ秋野に。こっちから呼んだのに。幻獣を召喚した魔法使い本人が「本当に来ちゃった」とビビる感じとでも言いましょうか。「出でよシェンロン!」って言ったら本当に神龍来ちゃったみたいな。
緊張と高揚のスタジオで「フライハイ」を一緒に作ってもらったのですが、思い出されるのはエマさんの音作りを吸収せんと必死だった事と、THE YELLOW MONKEYの曲を俺これだけ弾けますっていうのを伝えたいという想い、この2点です。
だってリハーサルスタジオにあるアンプと少ない足元だけで、それまで聴いたことのない音が鳴っていたんですよ。「フライハイ」なんてさっさと完成させて、その〝秘密〟を暴く事と愛を伝える事に時間を割いた方がいいじゃないですか。笑
レコーディングはスムーズにいきました。
それまで見よう見まねで作ってきた自分の音は憧れのモノと方向性は何となく一緒であるという感触、自分はそんなに大きく間違ってはいなかったという自信にも繋がりました。しかし当たり前ですが並べて比べると決定的に何かが違うのです。
音作りに悩み、スタジオでエマさんのアンプの前に寝っ転がって出音を浴びる季節の到来でした。
さらにこの作品には昔からの仲間、木内友軌くんも鍵盤や色々で参加してくれています。出会った時はバンドマンでしたが、あれよあれよとその才能を開花させ、今ではマルチなクリエイターです。随分ご無沙汰してるけど元気かしら。
こんなアイデアもありました。
レコーディングで欲を出した結果「花のフライデーナイト」「ニーハオイーカオ」のギターソロもエマさんに弾いてもらいました。そしてもっと欲を出しまして、秘密のリリースツアーに参加してもらいました。その夏はやっぱり欲を出してフェスにも一緒に出てもらいました。エマさんをとにかく連れ回した感じですね。笑
そこから僕はエマさんのソロプロジェクト、brainchild’sに参加していくことになります。
2011年、僕らはちょうど30歳になる年でした。この作品はそんな節目の時であり、様々な人と出会って関わって必死に何かを掴み取ろうとしていたのでしょう。
東日本の震災もあり、思うようにイベントが出来ない時期でもありましたが、みんなが音楽の力を信じ、出来ることからコツコツと始めていくという流れでしたね。
あれから10年。
歳を重ねた分だけ曲も深みを増し、年々良くなっている気がします。「秘密」という曲、そしてこのミニアルバムは鶴のバンドというものに対するトキメキが詰まっている作品です。
ちなみに「ニーハオイーカオ」は鶴曲の中でも、うたギターをやるには最高難易度なのでいつも痺れます。「線香花火」も実は1番最初のデモの段階では歌詞も雰囲気も全然違ったんですね〜。これは終演後の座談会配信で話せたらいいなと思います。
先日、夜中作業を終え明け方にテレビをつけたら駒田さんが喋ってました。
思わず「いま早朝の番組なんですね」と、メールを送りました。
朝の番組の人は朝強いのかなって思ってたんですどね、「ねむい」って返ってきました。笑
ファンキー極まりない当時の蔵出しアーティスト写真。
鶴「ALL TIME CLASSICS 2021」〜秘密〜
8月9日(月) 栃木 HEAVEN’S ROCK宇都宮VJ-2
開場16:30 / 開演17:00(配信16:50〜)
アフタートーク
配信のみ 20:30〜
◯配信チケットはこちら
コメント一覧
コメント一覧
当時アフロの秋野さんが見事に素顔がわからなくて、謎でした。めっちゃガン見してしまいました。でも、うたギターが素敵でカッコよかったです!顔がわからなくても。笑
鶴を好きになって初めて聴いた新曲が『秘密』でした。イエモンのエマさんがツアーに参加して、エマさん美しい!ギターすご〜い!と思いました。秋野さんもデレデレしちゃって可愛いかったです💕
エマさんに熱烈ラブコールして夢みたいな共演!鶴ってすごい!☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
今の鶴の演奏も楽しみにしています♪☆