どーも!秋野です🧟‍♂️

久しぶりの曲をスタジオでやると全員酷い出来です。
バンド結成間もない高校生バンドのような拙さです。

お馴染みコピペも5回目になります。

鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑

ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。

せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。



『Love&Soul』

2014年、夏の終わりにリリース。
自主レーベルSoul Mate Recordを立ち上げてから2枚目の作品です。

新たなる旅立ちに力の入った前作『SOULMATE』と比べると、幾分か肩の力が抜けました。
自主レーベルを立ち上げたということは、いい時も悪い時も〝自分たちのケツは自分たちで〟スタイルになったということです。
誰もお尻を拭いてくれません。ウォッシュレットが欲しければ自分で買わなければいけません。笑
そんなちょっとした不安と強迫観念に似た責任感を背負って始めたわけですが、フタを開けてみると意外とそれまでと変わらない感覚がありました。ウォッシュレットの話じゃないですよ。

それはきっと鶴が大事にしてきたものがライブだったからでしょう。
自分達が演奏する楽しさ、そしてそれを共有してもらえる嬉しさ、なるべく手の届く範囲で。これがより実感できる形に変わっただけのことでした。

〝負けてもやめない勝つまでは、たぶんそれがいいぜ〟

「Life is party」から取られたアルバムキャッチコピーは、勝ち負けは正直よく分からないけど見えない何かと戦ってきた僕なりのスタンス表明でもありました。人生はパーティーだ!と手放しで叫べるほどパリピではありません。パーティーだと思えた方が悲しいことも辛いことも少しは楽になるだろうって僕自身が思いたかったんですね。

自主レーベルを始めてからの曲はより個人的な想いや、伝えたいことが明確になっていったような気がします。
大事なことは自分らしさに自信を持つことであって、正解はないけれどもそれこそが僕なりの、そして鶴なりの愛なんだろうと。
知ってはいたけどようやく気づいた、、みたいな。
少し前だったらなんとなく恥ずかしいと思ってしまうような表現を、臆することなく口にし出し始めた時期かもしれないですね。

僕らが大事にしたかったのは愛と魂。
ワイワイするのに必要なのは愛と魂。
僕ら自身を突き動かすものは愛と魂。

ここからこのワードは鶴にとって大事なワードになっていくのでした。
大切に抱きしめていたいものを突き詰めていった結果、全国47都道府県ツアーというものを意識し出して準備を始めていた頃ですね。
こう在りたい、こう在って欲しい、という願いが込められた愛の歌が並んでいるのが『Love&Soul』です。

アルバムリードである「公約数」「Life is party」のMVは「ソウルメイト今夜」で素晴らしい映像を作ってくれたナツヲくん。映像だけでなくジャケットデザインも手掛けてもらったのですが「ちょっとサイケデリックな感じで」という非常に曖昧な注文にもかかわらず、素晴らしいデザインを持ってきてくれました。この時、彼は確か20歳過ぎくらいだった気がします。末恐ろしい。


当時のアーティスト写真、蔵出しアナザーカット。
旅中に撮影でした。広島にある普通のリハーサルスタジオにて。



鶴「ALL TIME CLASSICS2021 〜Love&Soul〜」

6月12日(土) 福島OutLine
開場 17:00/開演18:00(配信17:50〜)

入場チケットはローソンチケット、ぴあ、e +など一般で発売中です✌️

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