どーも!秋野です。
そろそろお馴染みコピペも3回目になります。
鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑
ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。
せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。

『我がまま』
2012年の春リリース。
ワーナーミュージック在籍時最後となるオリジナルアルバムです。
このアルバムから鶴はアフロを卒業しました。自分達らしく在るがままに、つまり我がままに、そして少し流されやすい気質であった鶴がアフロ卒業を経ていつもよりワガママに、という意味を込めてつけたタイトルでした。
そろそろお馴染みコピペも3回目になります。
鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑
ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。
せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。
『我がまま』
2012年の春リリース。
ワーナーミュージック在籍時最後となるオリジナルアルバムです。
このアルバムから鶴はアフロを卒業しました。自分達らしく在るがままに、つまり我がままに、そして少し流されやすい気質であった鶴がアフロ卒業を経ていつもよりワガママに、という意味を込めてつけたタイトルでした。
ジャケットのデザインで飛んでいる鶴の柄は、僕らがそれまで来ていた柄シャツからとっています。
プロデューサーに迎えたのは故橋口靖正。
沢山のミュージシャンに愛された男でした。
出会いは僕が住んでいた街のご近所ミュージシャン飲み会でした。お互いに人見知りだったので逆に気が合うような合わないような、そんな感じだったのですが家が近かったので、いつしか1番飲みにいく間柄になっていきました。お互いその日の仕事が終わってからなので深夜12時集合なんてのはザラで、気がつけば駅の灯りがつきはじめるなんて事もしばしば。
彼は目立ちたがり屋でシャイボーイ、少しひねくれた目線で世の音楽をぶった切っていましたが、それを裏付けるかの如く努力家でマニアックで音楽愛に溢れていたのでした。
それまでバンドマン界隈でしか生きてこなかった僕は基本的に大雑把で感覚に頼る創作活動しかしてこなかったので、そういう目線を持って器用に音楽を解体しまう彼の手腕とセンスには大変驚かされました。こういうタイプの人が音楽業界を回す職人みたいな存在になっていくのだなと。
ミニアルバム「ハートの磁石」の時に初めてプレイヤーとして参加してもらい、その後に「我がまま」を一緒に作りました。
それまでもプロデューサーを立てるというのをやってきまして、基本的に僕らのある程度決まったものをベースに他を足してもらっていた形だったのですが、橋口くんの時はプリプロからレコーディングまでそれぞれのパートのプレイ内容まで一緒に考えてもらうというスタイルでした。
自分たちの中に無かった発想をガンガンぶちこまれ、目から鱗なものばかりに驚愕させられると同時に自分たちのスキルの足りなさに嘆く日々。
魔法使いに対するジェラシーみたいなものでしたね。笑
なので音像のキメ細かさというか、音符ひとつの長さなどをとっても非常に聞き応えのある作品に仕上がっています。
全ての音符に耳を立て、全部のプレイが意味のある仕事をしている。
そんな感覚になり、それこそが橋口イズムなのだと思います。
昔、橋口くんにゆかりがあるミュージシャン座談会的なインタビューに参加したことがあったのですが、その時にGOINGUNDERGROUNDの松本素生さんが「こんなにダラダラ適当にやっていたらぐっちゃん(橋口)に怒られるんじゃないかって。」という発言が印象的で、その場にいたミュージシャン全員が感じていたことだったと思います。それほどまでに橋口くんの楽曲制作に対する熱量とアイデアは凄まじいものでした。

アフロ卒業は大々的に。
スタッフ、ミュージシャン仲間に集まってもらい配信生中継で断髪式を行いました。
そう言えばそれに向けての記者会見映像という名の茶番も橋口くんに手伝ってもらいましたね。彼は映像制作もくだらないことも大好きだったので。確か記者会見撮影時はフラッシュを焚く係だったと思います。笑
そして我々のアフロに最初の刃を入れたのは何とイエローモンキーのエマさんでした。ロックスターに何をやらせたんでしょうか我々。
断髪式配信の直後にいきなり流したのは「どこまでも青空」のMVで、いきなり全員が素の状態での映像はそれはそれは良くも悪くも悲鳴が聞こえたのでした。
このアルバムのツアーからいよいよノーアフロになったわけですが、ステージ側もフロア側もお互いにどこを見たらいいのか分からず、ただただ時が流れていったのを覚えています初日の福岡。
制作とはこんなにも命を削るものなのか。教わりました。アフロとサングラスを取るとこんなに世界は明るいものなのか。知りました。
でもだからこそたまらなく楽しいものになるし、人の心に届くものになるし。
見た目も含めバンドにとって大きな転換期を迎えたこのアルバムは何度聴いてもあの日々が鮮明に蘇ります。
そして橋口くんにまた襟を正されるのです。

当時のレコーディング映像が残っていました。「あなたへ」の終盤コーラス。沢山重ねたうちのひとつ。子供っぽい感じでというテイクだったのでしょう。たぶん。笑
全ての音符に耳を立て、全部のプレイが意味のある仕事をしている。
そんな感覚になり、それこそが橋口イズムなのだと思います。
昔、橋口くんにゆかりがあるミュージシャン座談会的なインタビューに参加したことがあったのですが、その時にGOINGUNDERGROUNDの松本素生さんが「こんなにダラダラ適当にやっていたらぐっちゃん(橋口)に怒られるんじゃないかって。」という発言が印象的で、その場にいたミュージシャン全員が感じていたことだったと思います。それほどまでに橋口くんの楽曲制作に対する熱量とアイデアは凄まじいものでした。
アフロ卒業は大々的に。
スタッフ、ミュージシャン仲間に集まってもらい配信生中継で断髪式を行いました。
そう言えばそれに向けての記者会見映像という名の茶番も橋口くんに手伝ってもらいましたね。彼は映像制作もくだらないことも大好きだったので。確か記者会見撮影時はフラッシュを焚く係だったと思います。笑
そして我々のアフロに最初の刃を入れたのは何とイエローモンキーのエマさんでした。ロックスターに何をやらせたんでしょうか我々。
断髪式配信の直後にいきなり流したのは「どこまでも青空」のMVで、いきなり全員が素の状態での映像はそれはそれは良くも悪くも悲鳴が聞こえたのでした。
このアルバムのツアーからいよいよノーアフロになったわけですが、ステージ側もフロア側もお互いにどこを見たらいいのか分からず、ただただ時が流れていったのを覚えています初日の福岡。
制作とはこんなにも命を削るものなのか。教わりました。アフロとサングラスを取るとこんなに世界は明るいものなのか。知りました。
でもだからこそたまらなく楽しいものになるし、人の心に届くものになるし。
見た目も含めバンドにとって大きな転換期を迎えたこのアルバムは何度聴いてもあの日々が鮮明に蘇ります。
そして橋口くんにまた襟を正されるのです。
当時のレコーディング映像が残っていました。「あなたへ」の終盤コーラス。沢山重ねたうちのひとつ。子供っぽい感じでというテイクだったのでしょう。たぶん。笑
鶴「ALL TIME CLASSICS2021~ 我がまま~」
4月11日(日)広島Live space Reed
開場 16:30 / 開演 17:00
入場チケットなど詳細はこちら
開場 16:30 / 開演 17:00
入場チケットなど詳細はこちら
https://afrock.jp/live/11473/
配信チケットはこちら
https://twitcasting.tv/afrocktsuru/shopcart/67051
コメント一覧
コメント一覧
大切なアルバムです。
全曲聴けるの、すごく楽しみです🎶
初日福岡 Drum be-1の物販に
3人のアフロの髪が並んでたよね😊
橋口さんの声が聞こえてきそうなエピソード読みながらさらに楽しみが膨らんでます✨
これからも色々なお話聞かせてほしいです!
秘蔵映像もガンガンPlease! お待ちしております!