月別アーカイブ / 2021年07月

どーも!秋野です🧟‍♂️

オリンピックが盛り上がっている傍らで、僕はというと8回目のコピペです。

鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑

ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。

せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。




『ソウルのゆくえ』

2016年の正月にリリース。
『SOULMATE』『Love&Soul』と共に〝ソウル3部作〟と呼ばれています。
正月リリースだからジャケットは目出度く。

ソウルメイトレコードを立ち上げてから鶴なりのソウルを探していったら、何かと曲にこのワードが入ってきまして「これはもうソウル3部作っしょ」というノリで、スターウォーズみたいなハリーポッターみたいなロードオブザリングみたいな、僕らの壮大な旅の完結編という意味で名付けられました。そのうちエピソード0が出るかもしれません。笑

というのも、2013年に自主レーベルを立ち上げてから初めての47都道県ツアー、もとい94都道府県ツアーまではとにかく鶴のスタイルを確立するというか自分達のペースを掴むのに必死で、やれることは全部やろうと思ってがむしゃらに動いていました。宝物の地図を持っていたとしても、鍵を見つけたとしても、探しに行くのはなかなかどうして大変な作業です。

多少無茶なスケジュールでも出られるイベントは全部出よう、打ち上げは繋がりだ、ほとんどが無駄な時間だけどきっと後から効いてくる。はず。笑
せっかくその土地に行ったならとにかくCDショップに足を運んで挨拶に行こう、リリースしてなくても。さらにテレビやラジオなどの媒体系にも可能な限り挨拶に行こう、リリースしてなくても。とにかく覚えてもらえ。オープンなスタンスになれ。俺たちはもうアフロじゃない。そしてそんな旅を楽しめ。

やっていたのは本当に基本的なことばかりでしたが、自分たちで営業に行かなきゃ何も動いていかない状態でしたから。
古臭かったかもしれませんがとにかく足を使う営業スタイルと言いますか、昔の刑事と言いますか。
きっと今の時代に始めたとしても、その道は通りに行ったと思います。それが鶴というバンドにとって最長ながらも最短の道だと思いますし、それを苦笑いしながら楽しめるチームだと少なくとも僕は信じています。いや、人を見れば分かるでしょう。そんなチームです。



そんな体力的にも精神的に過酷とも言えるスケジュールの中、さらにアルバムも作ろうだなんてドMが過ぎます。
まさにパンチドランカー状態でした。
この作品の次『ニューカマー』に登場する〝ギリギリのファイティングポーズ〟という言葉が当時を物語っていますね。

それでも気力は充実していましたし、強烈なツアーで見つけていった感覚や言いたいことがこの作品には詰まっています。


〝愛の旅路に終わりはないさ どうせいつでも君を求めちまうから〟
〝泣くなまだ 俺たちは道なき道を進んでる〟
〝転がり続ける まるで石のように 不器用な生き方にも花は咲くだろう〟


パッと思いつくだけでもこういったフレーズがガンガンに入っています。
すごくライブというか生きる道というか、目の前の君に「俺、こんな感じなんです」って言いたいことを言いまくっています。
自分で読み返してみるとこのアルバムの全曲にそういうフレーズがあるんですね。他のアルバムにもそういったものはあるんですけど、この時の状況もあり、とても生々しく感じます。

信じてやっているけど先行きの見えない不安と、つい簡単に何かを諦めてしまうような感覚に対する怒りを感じました。
今、とても新鮮です。
このアルバムは何か空気が違うと言うか、おかしいとは感じていたんですけど今回振り返ってみてその正体がわかった気がします。
戦っていたんですね。自分と。
どの言葉も人に投げかけると同時に自分に対するエールでもあったんです。

ライブに偏ってる時期でもありましたので、サウンドもとにかくシンプルです。
仰々しいアルバムタイトルですが、この時はソウルのゆくえなんて正直分からんよってなもんでした。
きっと求める限り、この旅路に終わりはないのでしょう。愛されるよりも愛したいマジで。


ゴールは何処か分からないけどこの道は間違っていないはずだ、、、そうやって思い込んで突き進んだ結果が数年後に実を結んだわけです。鶴フェスに繋がり、今の活動に繋がり、これから先のツアーに繋がっていくのでしょう。
バンドがヒーヒー言っている時期ではありましたが、それを乗り越えたおかげで強靭なバンドとなりました。
まさに〝ソウルのゆくえ〟を探し、覚醒中のアルバムと言えるでしょう。



鶴「ALL TIME CLASSICS 2021」〜ソウルのゆくえ〜

7月31日(土) 東京 新宿ReNY
開場 17:30 / 開演 18:00(配信 17:50〜)

◯入場チケット、配信チケット
詳しくはこちら💁‍♂️
※公演は行政やコンサート協会が定めるガイドラインに従い、座席数の削減など感染症対策を十分に行い、予定通り開催いたします。


どーも!秋野です🧟‍♂️

お馴染みコピペも7回目です。

鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のような今年のALL TIME CLASSICSです。
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑

ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、またある人には新しかったり初めてだったり、沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。また誰かにとっての入り口になりますように。

せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。



『普通』

2020年の春リリース。
現在鶴の最新アルバムとなります。

全国3周を終え、鶴フェスを無事ワイワイ成功させた僕らはバンドとしても人間としても成長させてもらいました。
心が広くなった感じですかね。大抵のことには動じなくなった気がします。あれがダメならこれ、これがダメならそれ、それがダメならって具合に。ひと回りもふた回りも大きく強くなった愛と魂の状態が当たり前になったので、それが今の鶴の〝普通〟だろうということで、そのままタイトルになりました。
鶴流の普通は、だいぶどうかしちゃってる部分もありますが。笑

鶴フェスのために様々な試練に向き合いました。沢山の人に力をもらいました。
3周目は側から見たら茨の道のように見えたかもしれないですが、そこを楽しく歩いていくために生まれた「歩く this way」、徐々に高まっていく期待と不安の中で、見えない力を信じるために生まれた「バタフライ」、自分たちの歩いてきた道が確信に変わった鶴フェス後、その先にあるものはやっぱりココに、目の前にあるものだとして生まれた「アナログなセッション」「結局そういうことでした」

メッセージもバンドサウンドも鶴のニュースタンダードと呼べるような1枚に仕上がっています。



最近巷で流行っているとウワサの鶴ちゃんシール。シール欲しさのために買うので付属のCDはないがしろになっているとかいないとか。笑



アルバムジャケット、ブックレットの中、アーティスト写真など全部のショットが鶴ヶ島で撮影されています。

アー写の花びらが舞っているやつなんて最高にバチェラー。


これは鶴ヶ島市役所の屋上で実際に花びらを飛ばしています。合成ではありません。大変でした。
大量の花びらを僕らのすぐ脇でブロワーっていうんですかね、ハンディ掃除機サイズで風がブワーッと出るやつ。
あれで飛ばすのですが何せアナログなセッションなもんで、花びらの量的にチャンスはほんの数回。いいショットが撮れなければもう一度、、、なのですがそのもう一度のために、遠くまで散らばった花びらを全員でかき集めてアゲイン。
そのアゲインを何度もアゲインし、最終的には管理のために付き合ってくれていた市の職員さんまで動員したのでした。
しかし実はそれより辛かったのは真冬だったと言う事。

過去に何度かあるんですよ。真冬の外撮影。鶴として一生記憶に残りそうなのは「夜を越えて」のMVですかね。
あれも真冬で陽が完全に沈んでからの開始で結構遅くまでかかった気がします。しかもあの時は風も強かった( ´Д`)

このアー写も何食わぬ顔をしていますが、たぶん暑さにも寒さにも弱く、生きていける温度の範囲がめちゃ狭いらしい海洋生物みたいな笠井どん快樹はきっと〝このままじゃ絶滅しちゃう〟と思っているはずです。



『普通』の〝普通じゃないアルバムツアー〟を普通にやる予定だったんですけど『普通』を普通にリリースしたら普通が普通じゃなくなってしまいました。

久しぶりのアルバムツアーだったもんで、なかなかワクワクしていたんですけどね。
過去にツアーをやっていない『ソウルのゆくえ』『僕ナリ』も乗っけてアルバム計3枚のツアーというてんこ盛りなやつをやる予定だったんですけどね。福岡と札幌は何とか振替公演ができましたが。
あの時、各地インストアライブも全部なしになってしまいましたが、その代わりに生まれたアキノストアという1人配信ライブは、インターネッツでワイワイする方法を考えていくきっかけになりました。閉店後のお店でもやりましたし、イベンターの事務所でもやりましたし、市役所のロビーでもやりました。さらにはインターネッツサイン会までやりました。笑


そこら辺の嗅覚や対応はマネージャー森田なしではなし得なかったので感謝ですね。


初めは配信が新鮮で楽しいものではありましたが、次第にどうしても伝わり切らないものにヤキモキするようになりました。
しかしそんな感情も乗り越えて最近では配信だからこそ可能になることを前向きに捉えるようにしています。
これは決して仕方なしに受け入れたということではなく、ようやく分かってきたような、、、これがあってこその未来をたまにマネージャーと話します。

この時代のやり方も鶴にとって一つの〝普通〟としてワイワイするための手段に、何とか自分たちのモノにしようと考えています。それはそれで。

でもやっぱりいつか全国各地のソウルメイトと顔を突き合わせて「結局そういうことでしたね」って言い合う日を夢見ずにはいられません。
今はそれも生きていく楽しみのひとつです。



鶴「ALL TIME CLASSICS 2021」〜普通〜

7月2日(金) 大阪 Umeda TRAD(振替公演)
開場 18:30 / 開演 19:00

※この公演は2021年5月30日に同会場で予定していた公演の振替公演です。

◯入場チケット
詳しくはこちら(購入済みの5月30日の延期公演チケットもそのままご利用いただけます)

◯配信チケット


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