月別アーカイブ / 2021年02月

どーも!秋野です。

鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、
お楽しみ会のようなALL TIME CLASSICSです。
 
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、
次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、
リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、
配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
 
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、
どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
 
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。
野球でいうところの予告先発スタイルです。
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、
聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!
今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑

ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、
またある人には新しかったり初めてだったり、
沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、
今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。
また誰かにとっての入り口になりますように。

と、前置きは完全なるコピペです。
せっかく色んな作品に焦点を当てたATCなので、
当時の感覚を思い出しながらつらつらと書いていきましょう。

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『情熱CD』

2009年春にリリース。
記念すべき我らのメジャーデビューアルバムです。
デビュー前から『素敵CD』『浪漫CD』ときていたので、
そのままの流れでつけたタイトルで、
古めかしいけれど素敵で鶴がやっぱり大事にしたい言葉を選びました。
変わっちまったな、あいつら、、、って思われたくなくて。笑

あくまでそれまでの活動の延長ですよってノリでいたのですが、
派手にデビューさせてもらったのでそれまでと勝手が違うのはそりゃ当然でした。
関わるスタッフの数もプロモーションの動き方も違いますからね。

このアルバムに辿り着く前のシングルやカップリングを網羅したようなものは果たして作品なのか?
という葛藤が当時の鶴にはあった気がします。
結果としてこの作品で沢山の人に出会ってもらったのでレコード会社の方々生意気言ってすみませんありがとうございました。
おかげさまで鶴はまだ何とか元気です。

そんな己の中の戦いでどうしてもこれだけは!というのが「熱量」をアルバムのオープニングにすることでした。
これは僕のちょっとした美学というかこだわりみたいなもので、
アルバムのオープニングはシングルじゃなくアルバムナンバーだろうという考えです。

まぁここまでのシングルが「恋のゴング」「夏の魔物」「恋のガソリン」「桜」と、
何かと企画的というかフックを狙いにいくような曲達だったので、
真ん中にある気持ちの部分の歌をまず置きたかったんですよね。
逆に言えばフックがあるからこそ、
どこかに偏っているからこその輝きがシングル曲になり得るわけでもあるのですが。

このストレートとフックを使い分けるのに苦労していた時期でした。
シングル曲っぽいのを書いてくれ、、、みたいな空気が常にありましたから。
僕らからしたら全部シングルじゃ!って気持ちでしたし。笑

書きたいけど上手く書けん!という日々が続きました。
自分が良いと思っているものと、人が良いと感じてくれるものの差がなかなかどうして難しいもので。
もちろんこちらはレコード会社の人を唸らせるような曲が書きたいと思っていましたよ。

自分は誰のために、何のために曲を書いているのか。
プロになるってこういう事なのか。
音楽でご飯を食べていくってこういう事なのか。
悩ましい時期のデビューアルバムでした。
デビューアルバムなのに。笑

少し重ための話になってしまいましたね。
もちろんどんな選択をしようが全部正解なわけで、いや、全部を正解にしてやろうってくらいの気持ちで、結果フックとストレートと鶴の自由度が見事に折り混ざった珠玉の作品になりました。

これで鶴に出会ってくれた人も多いかと思います。
デビュー前からお世話になっていた大阪で、このアルバムが偶然ルーレットでチョイスされたのは運命宿命御用命?

ワイワイしましょう☆
よろしくお願いします。

※2009年当時のツアーフライヤー
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鶴「ALL TIME CLASSICS2021~情熱CD~」

2月28日(日)大阪・心斎橋BIGCAT
開場 16:30 / 開演 17:00
入場チケットなど詳細はこちら
https://afrock.jp/live/11387/

ライブ配信チケットはこちら

https://twitcasting.tv/afrocktsuru/shopcart/57148



どーも!秋野です。

鶴の全ての曲から何が演奏されるか分からない、お楽しみ会のようなALL TIME CLASSICSです。
 
初めは不定期でいきなり開催されるイベントでしたが、
次第に形を変え全国47都道府県ツアー3周目では全公演がATCになり、
リクエストも挟みつつ毎回セットリストが異なるツアーにまで発展し、
配信がメインになっているこのコロナシーズンにおいてはほぼほぼリクエストのみで構成されるイベントという所まで来ました。
 
なるべく広くリクエストに応えるようにやってきましたが、
どうしてもあぶれてしまう曲も少なくないわけです。
 
そこで今年開催されるATCは「確実に演奏する曲を予告する」というものです。
野球でいうところの予告先発スタイルです。
 
アルバム、ミニアルバムの単位で選び、指定された作品の曲は全て演るというものですので、
聴けなかった曲が狙い撃ちで聴けるチャンス!今ならもらえる!系のキャンペーンのようですね。笑

ある人には懐かしかったり久しぶりだったり、
またある人には新しかったり初めてだったり、
沢山の人がそれぞれのタイミングで鶴を知ってくれているわけでして、
今回は様々な記憶や思い出と共にめくるめく鶴ワールドを堪能してもらえれば幸いです。
また誰かにとっての入り口になりますように。

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『Live&Soul』

2015年の夏にリリース。
この年の春にバンド史上初めてとなる47都道府県ツアーに出発しました。
ツアー初日にはもうこの作品の曲は大体出揃っていたと思います。
これの前の作品が『Love&Soul』ですので、そこにひっかけて付けられたタイトルです。

全国どこへ行ってもライブが出来るような、
強くてしぶといライブバンドになりたくて、
そしてそこが僕らにとって最高に生きる場所だろうって想いを込めて。
もうがむしゃらでしたね。

初めての全国ツアーでありながら各地で次の予定を告知して回り、
結果全国2周するというちょっとした茶番も決めていましたから、
その覚悟というか魂が乗っかっています。
諸先輩方に「仲悪くなるよ、、」「解散はしないようにね、、」と心配されていましたので。

鶴はスリーピースバンドで、ステージには3人しかいないわけです。
一人一人がぶっとくなって守備範囲を広げて一丸となって全員攻撃するしかないだろうって考えていたシーズンでもありましたし、それをイヤでも身に付けるための旅でもありました。
だからとりあえず全員で歌っとけってことで出来たのが「Funky Day」です。


新しい出会いなんていつもあるぜ、君自身だね
簡単にはいかないなんて分かってはいるけれどね
朝焼けが綺麗だって思えるのが幸せだね
だんだん良くなっていくって、君は君自身を愛せよ


僕が思っているこのアルバムの肝です。
こういう気持ちでツアーに向かっていました。
今でも歌うと何だか大事なものを取り戻せそうな感覚になります。

1周目の初日が映像作品になっているのですが、
この日意気込みすぎたのか何なのか、
本番中に僕の声が出なくなるというトラブルに見舞われまして、、。
というか大事な時に喉をやっつけるという事を過去に何度かやらかしてきていて、
そんな自分に嫌気がさしてまたメンタルにきて声が出辛くなるみたいな負のスパイラル秋野でもありました。これ、ボーカルあるあるです。
初日からいきなりメンバーに助けられ、
ソウルメイトの皆様に助けられ、
スタッフに助けられるという不安たっぷりの船出でした。

それも転がり続けるFunky Dayの一部だと思えるようになるのは、
朝焼けが綺麗だって思えるようになるのはもう少し先でした。
そしてそれがそのまま次作の『ソウルのゆくえ』に繋がっていくのでした。


1月の岡山、広島公演でやる予定だったアルバムとは変わってしまいましたが、
今回のATCが『Live&Soul』からというのも、
またライブハウスから愛と魂を燃やすのにピッタリな感じがしますね。

ワイワイしましょう☆
よろしくお願いします。

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鶴「ALL TIME CLASSICS2021~ Live&Soul~」

2月27日(土)高松DIME
開場 18:00 / 開演 18:30
入場チケットなど詳細はこちら
https://afrock.jp/live/11385/

ライブ配信チケットはこちら
https://twitcasting.tv/afrocktsuru/shopcart/57028

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