月別アーカイブ / 2016年10月

10/26のShinjuku.rb #42sutureのコードリーディング内容を共有するLTをしてきました。
 

今回スライドを作成するにあたりKeynoteで簡単に見栄え良く作れるテンプレートないかな、と探して見つけたのがAZUSAというテンプレートでした。

@mosa_siruさん勉強会に行く度に結構良い感じのスライドを作成されているな、と思っていたのですがちゃんとテンプレートがあったのですね。これは非常に便利そうです。

@threetreeslightさんの提案によってShinjuku.rbでは前々回からawesome rubyをベースに特定の分野を決めてそのジャンルのGem(ライブラリ)のコードを読むということをやっています。

勉強会を運営するモチベーションは様々あると思いますが、私にとって最近は強制的にコードを読まねばならない状態を作ることで良い技術的な壁打ちの機会となっています。

仕事の上で大事なのは、自分の持ちうる能力を発揮するだけでなく、自分にとって未知な領域を如何に乗り越えていくかにあると感じています。

未知の領域においては上手くいかない、いわゆる「ハマる」状態に陥りますが、この状態にどれだけ時間をとられるかは知識の幅広さや基礎力に依存しています。

「ハマる」のは仕方ないにしても、できるならば早く抜け出したいものです。趣味や仕事以外の時間で触れている技術が機転や解決の糸口に通じているのは間違いありません。

だからというわけでもないのですが、意識的に仕事以外でも勉強に向き合うための時間をとっていこうと思っています。

社会に出てから4年、まだまだ半端者だと自覚しつつも様々なことをやらせていただいています。私の社会人生活において五指に入る経験が、新卒入社の会社でのカバン持ち体験です。
 
役員の方に一週間ほど帯同して、あらゆる場を見せてもらえるという機会で、本当の本当に役員会議や訪問先まで同席させていただきました。

ネガティブな感情に流されるままだった当時の私にとっては、あの一週間で青天の霹靂、あるいは曇天に射す一筋の光明を見ました。

生き生きと仕事をする青柳さんの目には何が見えているのだろうと興味を持ち、愚痴ばかりだった自分自身のままではいけない、と危機感を覚え飛び出すことを決めてから2年。

実際には権利と義務は表裏一体なのだと、そんな当たり前のことを身をもって思い知らされながらも、おかげさまで刺激や挑戦には事欠きません。

その最初の一歩を踏み出すきっかけをいただけたのがあの一週間だとつくづく思います。

というような話を以前の記事で書いておりましたら、先日青柳さんご本人にお会いした際にまさかの苦言(カバン持ち→退職みたいなことはアカン)をいただきました。

私自身、恩を仇で返すような、会社に不義理を働いたという罪悪感はあります。ただ、また同じ頃に戻れたとしてもやっぱ飛び出してしまうのだろうなぁ、と変な確信があります。
 
無知が故に、一番阿呆な選択肢をとるのです。阿呆な選択肢ですから自らをどんどん追い詰めるような状況になるんですが、意外とこれが人生に彩りを与える良い働きをしてくれたりして。

死ぬこと以外はかすり傷」、と前職の恩師がよくおっしゃっていましたがまさにそんなマインドセットでまずはもがいてみているのが今だと思っています。

そんな青柳さんも先日の株主総会で取締役を任期満了で退任されており、これもまた感慨深いものがあります。

事業は人だ、と多くの経営者の方がおっしゃいます。それなりに大きな組織、あるいは業界という枠組みでは個人ではなくチームとしての協調が求められます。

自然体で協調することができればそれが一番なのですが、できない場合、組織の中で働く技術などを研究して上手くやるしかありません。

組織の一員としてやる以上、評価というものがどうしたって出てきます。評価は行動や結果に対する他人からフィードバックです。無条件で信頼されることはありませんし、他人から得るものだけあってアンコントローラブルです。

自分と他人とで価値観が一致していれば良いですが、そうではないことだって多々あります。評価を得るために、行動を起こす。あるいは行動を起こすことで評価される。それがどうなるかなんて結局は分からない。

一期一会の言葉にあるように、今この場この時を大切にしていきたい、と口では簡単にいうことができます。後はそれを行動に落として、ただただ素直に生きていくことができれば良いのですが、日々どれほど行えているものでしょうか。

「言うは易し行うは難し」とはよくいったもので、やりたいと思っていることでもなかなか行動に移せていないなぁと感じることがよくあります。

純粋に時間がないからということもままありますが、何かをするために時間が十分に確保できている状態であっても、振り返ってみると何もなしていないということも少なくない頻度で起こりえます。

後々考えると、その大部分は精神的に余裕がないというか、行動を起こすことに納得感を付随できていないことが多いようです。よくあるのが頭の整理がついていない、何か悩みがあるパターンで、いざ物事に取り掛かろうと思っても頭の中にあれやこれやの心配事が渦巻いてしまって、安心して集中できないんですね。

このような状態では例えコトに取り掛かれたとしても、良い仕事ができるはずはありません。むしろ半ば嫌々やることで精神が疲弊してしまい、悪い効率のまま、辛さばかりが増していくことになります。

ならば頭を整理すればよいであろう、と理屈ではわかりますが、諸々の問題解決において一番難しいのは問題の定義だといいます。悩みがあるから、行動に移せない。行動に移せないから結果が出ずさらに悩みが増える。こんな負のサイクルに陥ってしまうことも少なくありません。

そんな時はどんなことでもいい、紙とペンを準備して頭の中を占めているものを書き出すようにしています。今すべきことは何なのか、頭を悩ませているのはなんなのか。任されている仕事のことでもそうですし、家事や雑用のことでも全て素直に書き出します。

すると、ただ書き出しただけにも関わらず、不思議な事に気持ちが楽になることが多いです。複雑に見えていた悩みも、実は粒度のばらばらな複数のものが絡み合っているだけで、かつ一つ一つは大したことない(場合が多い)。紙に書き出すことでそのことに改めて気づくことができるんですね。このテクニックを私は「悩みの因数分解」と呼んでいます。

そして、因数分解した悩みのうち、今すぐに解決できないものやタイミングを調整したいものはいっそ意識から外すようにします。私の場合はGoogle Calendarに予定としてセットすることでその段階では忘れても良い状態を作り出します。問題をちゃんと定義してしまえれば、あとは行動に移すだけです。

後に書き出した紙を見返すことが確実であれば、書き出した段階で忘れてしまっても良いかもしれません。私の中で強烈に記憶に残っている言葉なのですが、「紙に書き出してしまえば後は忘れても安心だ」と私が九州大学時代にお世話になった廣川先生もおっしゃっていました。

頭の中の物事を書き出して整理する、「悩みの因数分解」のテクニックは結城浩さんがいうところのロビンソン式悩み解決法とほぼ同様のものですが、非常に効果的です。

やっぱり人間の頭はそんなによくできていなくって、限られたリソースの中である程度向き合う事柄や意識する範囲を限定してあげないと上手く動いてくれないんだと思います。

そして、きちんと納得感を付随して自分なりに目標が設定できたら、あとはポモドーロ・テクニックでももふもふの原田さんが紹介されていたタイムボックスを切るテクニックでも、お好きなソリューションを使ってあげれば心穏やかに仕事を進めることができます。
成果をあげるための秘訣を一つだけあげるならば、それは集中である。
とはドラッカー先生の言葉ですが、その集中状態に持っていくためにも、まずは頭の中を整理して、一つのコトに取り掛かる準備をしてあげるのが大事だと痛感します。

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