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『9999』ダウンロード盤のアルバムバンドル特典として収録される「毛皮のコートのブルース」。
バンド結成まもない1990年の半ば頃に制作され、THE YELLOW MONKEYの30年近い歴史の中でもほんのわずかな期間のみに演奏されていた楽曲だ。

これまでに残された記録といえば『メカラ ウロコ・LIVE DVD BOX』のボーナスディスクに1999年12月29日のファンクラブ会員限定ライブ「We are Petticoat Laner de公演」での演奏が “映像として” 収録されたのみ。まさに幻の一曲と言っても過言ではない。

休止・解散を経て生まれ変わったイエローモンキーにとって『9999』は、9枚目のアルバムでありながら、ある意味で「ファーストアルバム」のニュアンスも含んだ一枚だ。2018年、制作にあたって19年ぶりに長時間スタジオで共に過ごしたメンバー4人は作業の中で自ずとバンド黎明期を振り返り、そして今こそ「毛皮のコートのブルース」を形に残すことを決めたのだろう。

詩情溢れるタイトルからも想像できるように、この「毛皮のコートのブルース」は、7分間にわたりスローテンポな中にも初期イエローモンキーの退廃的で美しい世界観が詰めこまれた、脳髄までじんと痺れる一曲である。
作曲当時を振り返って吉井和哉はこう語る。

「アレハンドロ・ホドロフスキーの映画、夢野久作、マルキ・ド・サド、アンディ・ウォーホール監修のフランケンシュタインもの(1973年「悪魔のはらわた」)……そういうものから影響を受けて。雰囲気のある歌詞の世界と、ちょっと暗い独特のコーラスがかった音。ROLANDのJCで鳴らすようなギターの音というか……エマのアルペジオなんかまさにそうだった。“化粧した男”の感じも出したかったし……美輪明宏さんみたいな、そういう」

当時、二十代前半。B級ホラー映画やカルトムービーに傾倒していた吉井が数多の作品からの影響を独自に昇華させ、プログレッシブな曲調に昭和歌謡の気配、そしてデカダンでアンダーグラウンドな要素とブラックユーモアを織り交ぜて試行錯誤を重ねた末に完成させたのがこの「毛皮のコートのブルース」だった。

「当時住んでいた狭い部屋で、自分にとってわりと大作だったんです。最初はアルペジオから始まって『Happy birthday to you…』ってコードが変わっていく。ああいうのも、全然音楽理論とかがなかったから、ずっと手探りでコードを追っていって。こうやって作るのかな……みたいにものすごく苦悩して作った覚えがあって」

そして新たにレコーディングされた2019年版「毛皮のコートのブルース」は、プロデューサー・土屋昌巳をはじめ、制作に関わった多くのスタッフから想定外の絶賛を受けた。LAで共に作業を行っていたレコーディング・エンジニアからは「俺がMIXしたかった、超ジェラシー!」とメールが届いたというエピソードも。

「好みは人それぞれだけどすごく想いが詰まってる曲だと思うし、やっぱりメンバーの演奏も素晴らしいし……改めて隠れ名曲なのではないかなと」

30年近い時を経て、ついにその全貌を現すTHE YELLOW MONKEYの「毛皮のコートのブルース」。
聴き逃すわけにはいかない。

▼9th Album「9999」
backing track(Instrumental)+「毛皮のコートのブルース」ダイジェスト


※「毛皮のコートのブルース」は『9999』ダウンロード盤のアルバムバンドル特典として【iTunesを含む全配信サイトで】配信されます。単曲でのDLはできませんのでご了承ください。
※アルバム収録曲13曲の<backing track>が収録されるのは【iTunes・プレオーダー期間限定盤のみ】となります。

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