アントーニオ!


て、いま言った?言ったよなあ。
一番後ろで見ていた私はセイジさんに自分の名前を呼ばれたことに少し動揺し、なかば納得し、大いにキターと思い、階段を駆け下りてステージに向かった。


あれは何年前だろう、青森のフェスの時に私はこれを経験していた。
そのときセイジさんは「レスラー!レスラー!」と叫んだ。らしい。

私はそれを直接聞いてなかった。なぜならそのとき裏でトイレに行っていたからだ。
トイレから出るとフェスのスタッフの人が必死で私を探していた、「アントンさん!セイジさんが呼んでます!」
私は慌ててステージに駆けつけた。
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あれから数年。
わたしのギターは全く発達していなかった。そりゃそうなのだが。

今回は、前回と異なり不思議な展開を見せた。
セイジさんから、プロレスしたそうな雰囲気が昇り立っていたのだ。
そう感じただけかもしれんが。
セイジさんの取るポーズにプロレスが滲み出ていた。
私は、そしてセイジさんも、どうしたらよいかわからなかったと思う。
ふたりで、その瞬間をただ読み合い、そして身体が動いた。

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プロレスでもロックンロールでもなく、プロレスでもロックンロールでもある謎の空間が出現した。

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出たとこ勝負の衝動爆発力にかけては、セイジさんの右に出るレスラーは少ない。
間違えた、ロックンローラーは少ない。
いや、間違えていないかも。

その爆発力に胸いっぱいの、宇宙最大のリスペクトを込めて、生きていく、
と同時に、自分をコントロールしなくてはならない。
ロックンロールとはある部分狂気であるが、ある部分では最高の正気でなくてはならないだろう。

それを思い出させてくれるのが私にとってTHE夏の魔物なのだ。

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私は自由だが、自由ではない。
振りは決まっていないが、歌うとことかは決まっている。全体との調和が、求めるところ、

ツアーファイナルの対バンは2組とも凄すぎた。
だから私は、自分なりに闘おうとした。むしろ闘うという感じではなかった。
ひたすら、楽しんでみようと思った。
お客さんの顔見てたら笑顔が込み上げた。
だから込み上げるままにしてみた。
気張らず自然に、疲れた時は休憩しつつ、心と身体に淀みのないものを探しつつ、やってみた。

リラックスしすぎて、歌間違えた!
ときもあった。

難しいけど、楽しかった。
ステージ上のみんなが好きだった。

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いえーい!

お客さんも好きよ!
ありがとーね


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