オッス、オラマイコー!

平成最後の夏の魔物 in青森、いよいよ明日となりました。


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私にとっては加入後初の夏の魔物フェス、主催にとっては最後の青森。
10年近く前、成田大致という人を知ったのはこの青森フェスがきっかけだったことを思えば、最後の青森に今こうして自分が主催の一員として加わっていることは、非常にエモーショナルな事実であります。
人生って面白いな〜。これあと5回くらい言うと思うので宜しくお願いします。




先週19日には、遂に待ちに待ったTHE 夏の魔物2ndアルバム「この部屋が世界のすべてである僕、あるいは君の物語」が発売となりました。


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なんというか、アルバム制作期間&発売〜青森フェスの流れは、自分にとってはあまりに密度の濃いものでした。
遂にこの日がやってきてしまった・・・・。ドクン・・・




というわけで、青森フェス前日の今日は、アルバム全曲解説!!!!!

・・・とは言え、どうしても主観の強いものになってしまうかと思いますので、解説っていうか、あくまで個人的な感想です。何卒お手柔らかに・・・・



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【誰にも邪魔されない部屋で始まる君のための協奏曲、第壱楽章】


この長い曲名、なんかこう一筋縄にいかない感じというか、思わず二度見してしまうような、人を惹き付ける言葉のパワーを孕んでいる、と思います。
聴き手に、この曲中にある物語を連想させるような力すら持っているように思うのです。

イントロのきらめきは、このアルバム(=物語)のはじまりを象徴しているようなサウンドだと思います。それゆえか、この曲から私はとても神秘的な印象を受けます。

この曲では、ラップリリックを空きっ腹に酒のユキテロくんに、コーラス&ラップでBiS1stのゴ・ジーラちゃん、トリアエズ・ハナちゃんの二人にゲスト参加していただきました。
MV撮影も楽しかったなあ。お三方、本当にありがとうございました。



【コンプレクサー狂想組曲】


実はこのバンドへの加入を誘われた時、最初に送られてきたのが、この曲のデモ音源でした。

一曲10分越えで、一度たりとも同じフレーズや歌詞を繰り返さない。サビという概念がない(多分全部サビ)。まさしく組曲。
だから、これが果たして一つの曲なのかどうかも、説明されるまで最初はよくわかりませんでした。笑

でも、どうも無視できない引っ掛かりを感じて、それが加入への決め手の一つになったとも言えるし、成田氏と接して彼の趣味嗜好やバックグラウンドを知るうち、どうして彼がこういう曲を作ろうと思ったのか、じわじわ理解することができるようになりました。

ロック史へのリスペクトを軸とした曲なので、自分もいち音楽ファンとしてすごく興奮します。
だけどアウトプットは聴く人を選ばないキャッチーな表現になっているので、全然異なるバックグラウンドの人たちが聴くことで、より多様な聴き方が生まれる、コンセプチュアルでスケールの大きな曲だと思います。
いろんな人の感想を是非聴いてみたい一曲です。

曲中、和嶋慎治さん(人間椅子)、ROLLYさん、木暮晋也さん、Mr.PANさん(THE NEATBEATS)という、錚々たるギターヒーローの皆さんによるギターが代わるがわる炸裂します。脳天突き破られます。
そして大槻ケンヂさんが作詞を、ユキテロくん(空きっ腹に酒)がラップで参加してくださっています。
幸せなめまぐるしさ。



【音楽の魔物】


個人的にこの曲には思い入れがあります。

近い将来自分が魔物に加入することになるなんて思いもしなかった頃、偶然にもこの曲をYouTubeで聴いていました。
そして誘われた時、この曲のことをふと思い出し、次の瞬間には、自分がどう歌うか、自ずと脳内イメージが沸いていたのでした。
加入後すぐのレコーディング初日、最初に歌ったのもこの曲でした。

ちなみに曲最後の私の「Yeah Yeah Yeah Yeah」っていう部分は、当初は予定に無かったけれど、私の歌を初めて聴いた成田さんに、マイコーならかっこよく出来そうだからやってみて欲しい、と言われて、その場で急遽歌ってみたフレーズです。
そう言ってもらえたことがすごく嬉しかったのを覚えているので、これからも誇りを持ってYeah Yeah言っていきたいなと思います!

歌っていると無条件にテンションが上がる!ライブでもこれから沢山歌いたいな〜〜。



【Matsuri Grrrl】


福・龍・門!で始まるこの曲、そうです。この曲はノンフィクション。

マーボー豆腐が水曜日に390円で提供される、中央線沿線某駅南口じゃないほうにある激安オニ旨中華屋、福龍門。
全てはここから始まったのでした・・・・。

あの夜我々は、腹を割り熱く語り合い涙し、死ぬほどくだらない話で爆笑しながらまた涙し、アントンさんは干し豆腐に取り憑かれてしまいました・・・・そう・・福龍門は我々を・・・・狂わせたのです・・・・・・・。

あれこそがエモーショナル、スウィートエモーション、青い春だったに違いなく・・・我々のバイブスの原点、心の拠り所は福龍門にあると言っても過言ではありません・・・・。

私はこっそり心の中で、いつもこの曲を「セルフ応援歌」と呼んでいます。もはやこの曲に散りばめられた歌詞たちは、私たち自身にとっても、健康的に生きていくための合言葉なのです。

どんなに心が荒んでも、あの日を思い出せば、Matsuri Grrrlを聴けば、福龍門!と叫べば、私たちはこれからも何度でも立ち上がることができるでしょう・・・・。

個人的にはこの曲が高校生にコピーされたり、大学生の飲み曲に選ばれるのが密かな夢です。



【恋の天国はケモマモハート】


今回のアルバムの中でも、とりわけ明るくてキャッチーなナンバー。

しかしレコーディング時、「明るい歌を歌う」「明るく歌う」どちらもほぼ未経験だった私は、歌うことに対して妙に身構えてしまいました。

するとミキシングルームにいる成田さんから「これは、すかんち(のイメージ)だから」と言われ。その瞬間、自分の中でパアッと何かが開け、そこから先は、驚くほどスッと歌えるようになりました。

技術的な話ではなく、気分的な話でもって曲の指針を共有できたこの体験は、加入して間もなく気張るあまり、馬鹿真面目になり過ぎて固くなってしまった私の頭を、解きほぐしてくれたものでした。



【ミックステープ】


「コンプレクサー〜」曲中のユキテロくんのリリックを拝借しますと、自分、ラブソングはガラでは無いぜ・・・と言わんばかりに、今までの人生、ラブソングというものを歌ってくることはほぼありませんでした。(まっ、照れてただけですがっ/////)

この曲は、恋とか愛とか、そういう話に限ったラブソングではなく、聴き方によってはヒューマンラブソングのようにも取れる気がしてなりません。

「全ては分かり合えないことも悲しまないで」
「消えない昔があっても 今は君だけを見てる」

サビのこの歌詞が最高に刺さります。
ハジメさんの踊るようなピアノも、西さんのハーモニクス混じりのギターソロも本当に美しいです。



【あいゆめじごく】


「歌に感情を持たせる」ということをすごく考えるきっかけになった曲でした。
そういえば、「クールな感じで歌う」とか、「明るく歌う」とか、今まで考えた事なかったなあ。
THE 夏の魔物の楽曲は、ひとつひとつの曲にそれぞれ違った世界観とか、ちゃんとストーリーを感じさせるものが多いので、今後はそういうことも考えて歌っていきたいなと思います。

個人的には、この曲はこのアルバムのレコーディング最終日、最後に録った曲だったので、そういう意味でも感慨深いなあ。

これで最後かと思うと、かなり吹っ切れた気持ちになったというか。
レコーディング期間中、悩んだことも多かったけど、もう小難しい事考えずに素直に歌おうという気持ちになって、最後の最後に、一番スムーズに録り終えられました。



【生きとし生けるすべてのバカ者たちへ】


歌詞、メロディ何を取っても、とにかくまっすぐで、ド直球なロックナンバーだと思います。
ギターのバッキング、ベースのルート感、ドラムのシンプルなエイトビート・・・バンドの演奏も非常にストレートで胸に熱いものがグッと込み上げてきます。
これはバンドキッズとしても原点回帰なナンバーという感じです。

この曲はサビで成田さんとユニゾンで2人で歌わせて頂いているのですが、我ながら、成田さんと私のボーカルはグッドバイブスなコンビネーションだと思います。

イントロのローファイ感からのスネアのドコドコドコドコ!!!!が最高すぎて、何回も繰り返し聴いてしまいました。



【さよならメモリー】


熱さを秘めているけど、過去現在未来をどこか冷静に見据えているような、この曲の主人公の感情だったり情景だったり、またひとつの物語を想像できるような、そんな曲だと思います。

アウトロを聴いていると、この曲の物語は終わらずにずっと続いていく感じがあります。
そしてそこに吸い込まれていく感覚さえ覚えます。
とても情緒があるというか、この短編集のようなアルバムに必ず入って然るべき一曲だったと思います。

私も、過去はなるべく振り返りたくない、というようなことをよく考える人間です。
だけど全否定するのは少し悲しいと、最近よく考えるようになりました。
この曲は、そんなどうしよもない感情に寄り添ってくれます。



【恋愛至上主義サマーエブリデイ】


さよならメモリーからの流れのぶっ飛び!ヤバイ!!!(語彙力)

前身の夏の魔物時代に録音した曲を、改めて現体制でアレンジした、いわばセルフカバーナンバーです。
夏の魔物時代とはまたガラリと変わったバンドサウンドのサマエブは、今まであまり聴いたことのない新鮮さがあり、思わず二度見してしまうタイプのナンバーになっていると思います。

この曲は特に、理屈をこねたり小難しいことを考えるよりも、後藤さんの歌詞の言葉の軽快さを楽しむというか、とにかく曲さながら前のめりに突っ走る気持ちで、テンションが天井をブチ破るくらいの勢いで歌うようにしています。
聴いていても楽しいけど、歌う方も楽しむべき曲だと思います。

個人的には、レコーディングで今までの人生で一番高い声を出しました。

この曲、カラオケ延長10分でみんなに歌ってほしい曲ナンバーワン!



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クリスマス、平日、師走、青森、平成最後。

全てに意味があるように思います。
平成最後のクリスマス、青森での夏の魔物フェスに来てくれることを選んでくれたあなたを絶対に後悔させないように、本気中の本気で臨みます。




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