いつからか自分は「心から本当に最高だと思ってます」と人前で歌っていて思えなくなった。
これまではそうなるだろうと、今が最良になると、信じとにかく前に進むようにしてきたけど、本心で、本気でそう思うことが、よく考えてみたら音楽活動をはじめてから一度もなかったのかもしれないと思い始めている。

レコーディングと曲作りに関しては「心から本当に最高だと思ってます」までもっていけた。
出来上がったセカンドアルバムは最高だ。
タイトルの通り、この部屋で産み出したメロディたちがたくさん詰まってる。
昔「(Jessus Of Suburbiaとかバトルアンドロマンスとか)こんな音楽がやりたいんだ!」とぶちまけた時に一番近い、
脳内マッシュアップしたような曲、長年寝かされていた楽曲たちがようやく日の目を見る機会を作ることができた。
まあでも音楽シーン的にはどうせ無視されるだろうし、評価もいつも通りだろう。もう慣れたし期待していない。
レビューとか、取材でいろんな人に褒められたり、今まで以上に手応えは感じているが、
ただ、この作品が完成できたこと以外はなにも良くない。

状況も、ライブも、フェスも、「最高」とは今は言えない。
演奏は常にいつだって最高なのに。
大内さんにさっき「そういうライブ近年でありましたか?」みたいな話をしたが、お互いすぐには出てこなかった。
というより昔からそうだ。最初のバンドも、SILLYTHINGも、DPGも、魔物も、THEになってからも
「これヤバくね?」みたいな快心の出来をやれたことがまだない。

あの頃は良かった、みたいなことも一ミリも思わん。
(その時々のメンバーの良さ、みたいなのはあるが、誰が歌っても良い曲を毎回目指していただけに、
例えばあんときの誰々が良かったとか、昔のほうが云々とか言われてもまったくピンとこない)
その時はその時で良い思い出ではあるし過去を否定するつもりはマジでないけど、
「俺自身だけ」の話でいくと、満足したことは一度もない。

さっきゴ・ジーラちゃんとの取材に「スランプとかなったことあるの?」って聞いてしまったけど、100億万点の回答がきて、
ああ、だからあんなに良い歌が録れたのかと。

俺はといえば、はじめの一歩1246話の一歩のように、いろんなことの限界を感じている。
自信もって良いと思えないことをやり続ける。この状態がもう何年続いてるし、いつまでこんなことが繰り返されるのだろう。
すべては俺の率いる能力のなさが原因です。

とりあえずバンドはそんな感じだけど、12.25のフェスはオーガナイザーとしてやれること全部やって納得のいくものをしっかりやって、青森最後の魔物を成功させたい。とにかく来てくれるお客さんのために、最高を目指す。

全国各地いろんなところから来てくれる方が、少しでも楽しんでもらえる空間を作ること。それだけがモチベーションです。

12.25は、最後だと思って最高の歌を歌う。
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