ずーっと頭の中でスターリンが流れている。

フェス。毎回最後だと思ってるし、
『来年できません』っていつも言っているが、
それは事実で、13回も奇跡的になんとか続いただけだ。

今年も、今のところ来年できるかは謎である。

最後だと思えばなんだってできる。
悔いのないことを、魔物らしいことを。

ここで、良い機会だから過去の夏の魔物を
箇条書き程度だけど振り返ってみようと思う。

〜フェス前身イベント〜
元々は俺がバイトをしていたライブハウス 青森サンシャインでイベントを始めた。
初回にキングブラザーズ(2005年ライジングサンの前日)
M.J.Q(当時はミチロウさんとクハラさんの2人編成)
POLYSICS、向井さん
フラワーカンパニーズ(クォーターで17周年記念ライブ)
と錚々たる面々に出ていただいた。

自分の足を使ってみなさんのライブを見にいき、
『どうしても出てほしい!』と伝え、叶った人ばかり。とにかく一生懸命だった。

今でもこの方々に出ていただけているのは、本当に奇跡みたいなことだ。

フェスを立ち上げる前に当時やっていたバンドで
ニューロティカ
うつみようこ & YOKOLOCO BAND
THE NEATBEATS
の前座をさせていただいたり、
青森に来た曽我部さんのライブに通ったりして
このクソコミュ障の俺だが、連絡の仕方を覚えて、
上記の方々が向井さんとキング以外揃ったのが

■2006年初回
の夏の魔物フェス。

どんどんアーティスト同士が連絡をとりあって決まっていった(と思う)。
知らない番号から突然電話がきて『ジッタリン・ジンのジンタです』と電話がきたり、
毎日があわただしかった。
開催直前にひさ子さんが急遽toddleで出てくれたのが、この本当に開催直前になにかが追加される、
最後の最後までブッキングを諦めないという今も変わらない気持ちに繋がっている。

当時はプレイガイドすらなく、ホームページビルダーで作ったとてつもなく怪しいホームページしか情報源がなかった。
俺はアー写というものすらなにかわかっていなかったレベル。必死こいてやっと作った写真が並んでいるだけのサイト。
何回も会場が変わったり、ほんとにやるのか?状態。

なお、今と変わらず当時からネットは炎上していた。
BBSに死ねとか、なぜか載せてた携帯の番号とアドレスに、殺すとか、
フェス開催前後はとにかくひっきりなしにきてた。

当日どうやってやったのかもわからない。
やり方がわからず、10人くらいでやっていたからとにかく人手が足りなかった。
終わってからピーズのはるさんの日記を読んで、本当に凹んだ。3時間押した。


■2007年2回目
なにもトラブルがなかった。時間もおさなかった(巻いた)。
アントンさん初登場。マリーズもこの年が初。
向井さんに出ていただき、以前ライブハウスでやっていただいた時と同じように
ねぶた囃子とのMATSURI SESSIONをしていただいた。
この年のハイライトはうつみようこ & YOKOLOCO BANDのセッティング時の、
アントンさんとヨコロコのみなさんのセッション。
(この原体験を、いま自分のバンドで表現している)
メールの打ち方も言葉の使い方もできていなく、MOBYさんにアドバイスをいただいた。
ようこさんにはいまだにこの時期のことをいじられて毎回本当に死にたくなる。
トリはギターウルフ。セイジさんが終演後、アントンさんを抱っこして驚いた。


■2008年3回目
いきなり動員が増えた。
ブラフマン、くるり、ペズ、怒髪天などなど盛りだくさん。
実はキングもこの年フェスには初登場。なんと頭脳警察の再結成も実現した。
一旦ソールドアウトしたのに、なぜかキャパアップして大赤字に。
前日、チャーミーさんとポンさんに
『大致、ここはストーンズがやる会場じゃないか!』という言葉をいただく。
ラフィンの時に増子さんがめちゃくちゃ楽しそうにダイブをしていた。

マーヤさんがとてつもない高さから飛んで腰を抜かした。
なぜかMUSIC ON! TVでドキュメンタリー番組になって嬉しかった。
けど、また時間が押してしまった。曽我部さんが唯一出ていない年。


■2009年4回目
清志郎さんが亡くなった年。マリーズにトリをお願いした。
ゆらゆら帝国、eastern youth、サンボマスター、THE BAWDIESという
振り返ると今では信じられない面々が揃っている。
とにかく雨がひどかった。雨ふったのはこの年くらいじゃないだろうか。
みやむーこと宮村優子さんのゲスト出演など、
音楽以外のゲストの方をようやく実現できた年。
大雨の中、曽我部さんがぶん投げたギターが弧を描いた。


■2010年5回目
初の2デイズ。実はこの年が人間椅子初出演。
頭脳警察、三上寛さん、灰野敬二さん登場とさらに狂気度が増す。
2日間、ともにトラブル続出。本当に大変だった年。
初日の事件に隠れてあまり語られていないが、JUMP UP以来のスーパーカーのお二人来青や、
Hi-STANDARD難波さんによるSTAY GOLD、
朝一の神聖かまってちゃん、DOESによる銀魂曲たたみかけ、
この回しか出ていないYO-KINGさん、ミドリ、ホフディランなど、
実は2日目の内容がものすごかった。なぜ無理して2日にしたんだ当時の俺。
たぶん、深く考えてなかったんだと思います。色々と本当にすみませんでした。


■2011年6回目
2デイズの失敗を踏まえて、2ステージ制に。
レジェンド枠は頭脳警察、三上寛さんに加え、
外道、早川義夫さん、佐久間正英さん、山口冨士夫さん。 
みうらじゅんさん、安齋肇さん、田口トモロヲさんにも出ていただけて、
幅が広がってどんどん自分の本棚のようなフェスになってくる。
バンドトモフとして、はるさんに出ていただけて、初回のことをリベンジできた。
ブッチャーズとヒダカさんをやっと呼べて
吉村さんとヒダカさんに『SUMMERENDの準備できてるよ!』と会場で言われたけど、
実現できなかったことが悔しい。
andymoriがとてつもなく攻めのセットリストだった記憶がある。トリはキング。
緒方恵美さんと鳥居みゆきさんにも急遽出てもらった。地球村でやりきった。


〜下巻に続く〜(敬称略)