月別アーカイブ / 2016年10月

どうも、僕です。


With You、たくさんの感想をもらって嬉しいです!幸せそうなんだけど、どこか切ないって言ってくれるひともいたり。ウエディングソングにぴったりって意見は自分では意識してなかったけど、たしかに!って思いました!人生のいろんな場面を彩れたらいいな。


今回の楽曲、With Youの物語は、聴き手それぞれのものとしたい。だから楽曲に影響を与えた、個人的なエピソードを語らないように心に決めていました。

と、思っていたのですが、やっぱり気持ちが変わりました。というより事情が変わったのです。その物語の片隅に一人、いや、一匹、置いてやってはくれませんか。



我が家に住んでいた猫のことです。僕は猫を飼っていました。こうして外でおおっぴらに言うのは初めてのことです。ファンの方に秘密があってもいいじゃないか、と思って言ってなかったけど、なんだか無性に話したくなってしまった。死にまつわることなので、「今は聞きたくない!」と思ったらここから目を離してくださいね。


一呼吸。。。




猫は先日、息をひきとりました。With Youを描いている季節、正確にはWith Youにたどり着くまでの作曲作業の傍らには、いのちの終わりがありました。


詳しくは話しません、質問にも答えません。一方的でごめんなさい。できればどっか遠くのおとぎ話のように聞いてくださいな。


With Youは、猫のために描いた曲だってわけじゃない。ひととき歌の中に優しい光景を閉じ込めたくて描いた曲です。でもね、僕個人として、このテキストとWith Youを猫に捧げさせてください。


出会った頃。猫は、僕が嫌いだった。僕の体も、彼が嫌いだった。猫アレルギーの喘息が出て、毎日眠れなかった。


だけどともかくいろんな事情があって僕らはひとつ屋根の下に住むことになった。


そしてだんだんとわかりあって、一緒に眠り、ご飯を食べ、遊んで、生きた。


季節が何度も巡り、僕らは歳を重ねた。猫は僕より何倍も早くおじいさんになった。そしてある時、猫は病気になった。その病気はとても重く、副作用の強い薬でしか食い止める術はなかった。


それでも猫は一時、大変な治療を乗り越えて大分元気になっていた。病院の先生も驚くぐらいに。病気を乗り越えた彼のタフさを僕は讃え、マタタビをたくさん振る舞った。


でも、ある日、本当に唐突に、検査で悪いものが体に見つかった。見たこともないデコボコとした恐ろしい形で、そいつは信じられないスピードで大きくなった。


猫はご飯を食べなくなった。じーっと何かに耐えるように寝もせず、そこに身を縮めていた。


突然吐いて、急に動かなくなって、あわてて体を揺すって、イラっとした顔で見上げられてホッとしたり。僕にはどうにもできない、圧倒的な死への流れがあって、僕は無力感を振り払うように音楽に向かった。ただ、具合の急変、物音には気づけるように、ヘッドフォンをしないで大声も出さず、ささやくようにメロディを紡いだ。


猫は心地よい時もだが、具合が悪いとゴロゴロと、のどを鳴らす。それが静まった家の中に響いている。じりじりと弱りゆく彼のそばで僕はWith Youの歌詞を描いた。


いつも そばにいるから。


僕がそばにいるからな、大丈夫、怖くないよ。


ゴロゴロ、、、ゴロゴロって音だけ聞こえる家の中。


ふいに、なんだか逆に、彼に僕が言われてる気がしてきた。


いつも そばにいるから。


ああ、そうか。


そうでも言ってもらわなきゃ、僕ってやつは、命が尽きるということを飲み込めないもんな。わかってるな、さすがだな。


愛しい記憶より苦しさが上回る、それが最期の日々だった。彼は苦しんで苦しんで、ひと鳴き、声をしぼりだした。そしてその先には、びっくりするほどさみしい、秋空のように澄んだ静寂が待っていた。



感謝したいことがいろいろある。


バンドのメンバーに、たくさん助けてもらった。

まさしには本当にいろいろ相談した、薬とか、最期の受け止め方とか。


遠くの病院へ猫を連れていく時は、おかちゃんに車を出してもらった(僕は免許を持ってません)。相談したら日時を聞くより先に二つ返事で 「ええよ」と言ってくれたこと、忘れない。


その後マツにも運転してもらってその病院に行った。きっと大丈夫だから、と何度も声をかけてくれたっけ。


何より、バックホーンを支えてくれる、ライブで笑顔を見せてくれる、あなたからもらうパワーがなければ絶対くじけてた。


僕にはみんながいるな、と感じてる。

もちろん猫も。時々、その辺に気配を感じる。


ありがたく忙しく騒々しく、ロックバンドの人生が僕を感傷から遠ざけてくれている。


心配はご無用。こちら、前を向いてます。


この物語は、あえて、つづく。としたい。




ここまで読んでくれてありがとう、共に歩んでくれてありがとう!!


けっこう時間が経ったし、いろいろと猫の荷物を整理したらだいぶ気持ちも整理がついたので、今は穏やか、というかむしろ燃えていて、やる気しかないです!だから、笑ってライブで、SNSで、ここで会いましょう、みなさま!


次回からは通常営業の、だらだらしたブログに戻ります笑!!


Summer Trail 2016
GLIM SPANKY / THE BACK HORN / シナリオアート

2016.09.17 @ 赤坂BLITZ

お待たせーーー!動画で雰囲気おすそ分け!

シナリオアート、音は鋭く(特に女性ドラマーのパワフルさ!)、歌声は柔らかで感傷的な曲もありファンタジーな曲もあり、コールアンドレスポンスなど楽しいシーンが満載でしたー!!

GLIM SPANKY、媚びないハスキーボイスがかっこいい!セクシーさとロックな衝動が混じった声!亀本くんのギターも、真性ロックンローラーの荒ぶりがあってイカしてた!!

我々THE BACK HORNもぶち上がっていきました!久しぶりにやる曲も。「世界を撃て」とか燃えたーー!!

いい日だったなああ!!!

写真撮影はマネージャーS氏! 

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今日も読んでくれてありがとう!! 

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