THE BACK HORN「KYO-MEI対バンツアー」~命を叫ぶ夜~ 記念!さわりだけ対バン紹介のコーナー!

2015年10月10日(土)<広島公演>
これはもう現代の「ええじゃないか」だ!キュウソネコカミ!

どんなバンド?

5人組の自称エモ・ブルース・バンド。つーか、まずメロディ、アレンジ、演奏の勢い、アガる!!そしてなんといっても歌詞。いまどきここまで怒りのエネルギーで言葉を生み出しているバンドも珍しいのではないか。「ご立派なお怒り」ではなく、108の煩悩をどしゃめしゃに叩きつけているような、身近な「わかる」怒り。僕らが「なんとなく雰囲気にのまれて存在を許してるもの」を容赦なく素っ裸にしていく!ムッキムキの喧嘩自慢でもなく、おっかなーいバックがついてるようにも見えず、むしろ超ヘナチョコな連中(失礼)が後先考えず、噛みつくことの快感よ!!時々うっかり自らにも牙を突き立てるフェアネスがこいつらは勘違い野郎ではない!ということを証明しています。

スガの第一印象は?

関西のアグレッシブなバンドがこの事務所にくる、、、、!われわれは騒然となっていました。その名前にはYouTubeで「現代日本のブチきれたバンド」というテーマで聴きあさっていた時に出会っていた。今や鬼のようにチケットが取れないバンドですが、当時観たのはお客さんもまばらなライブの映像。バンドの実力を試されるその状況において、突き抜けたテンションで客席に殺伐とした笑いと戦慄をもたらしていました。伝説のライブだと思います。そして期待と不安のなか最初に出会ったのは、マネージャーの「はいからさん」というド変態(ほめちぎってます)だったので、これは間違いないと太鼓判を押しました。メンバーとがっつり絡んだことはないので、ライブの日が待ち遠しい!



おすすめの1曲!!!



眠気も吹っ飛ぶ猛烈な勢いの、これはもう現代の「ええじゃないか」なのでは!シングルDouble A-sideの"ハッピーポンコツ”も名曲!ポンコツへのすごい肯定感が降り注ぐアンセム!

ライブレビュー

ライブで観るとキュウソはネタとマジのバランスが半端ねえな、、、!ハイテンションで切れ味鋭いネタ曲と、日常のもやっとするようなリアルなシチュエーションのシリアスな曲。わーってはっちゃけてる中でふと見せるマジな顔。そこにこのバンドの生々しさの理由をみた。ただ斜めからシニカルに批評しているわけではない、自分たちが必死にもがいてる感じがする。曲はもう反射神経の鋭いキャッチーさというか、聴きようによってはかなりハードコアなコード進行の曲でこんだけ心を掴めるのはすごい。シンセのリフもギターリフも強い。なんせリズム隊のキレがすごい。そして独特の「うわずり」がエモさをブーストする歌唱法と歌詞の融合、、、!自分は悲しいことなどあったときに「くうーっ」とかいって身悶えながら出来事をネタ帳に記す癖があるのだが、彼らもきっと「怒りメモ帳」を持っているに違いない。そしてライブの後、演奏のダメだしをやりあってる姿を見たり、打ち上げ(乾杯程度しかできなかったが)で「なんだかんだで少年ジャンプ的な熱い物語ってグッとくる」みたいな話をするとより一層、彼らの泥臭くもがく、ストレートなやつらという本質が見えてきてどんどん応援したくなった。漫画に出てくるロックバンドのような、面白くて燃えるサクセスストーリーを見せてくれ、キュウソネコカミ!!

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2015年10月4日(日)<札幌公演>
一筋縄ではいかない「ロック界の奇行師」アルカラ

どんなバンド?

4人組の異色ギターロックバンド。テクニカルなアプローチもさらりとやってのける変幻自在の音楽性に舌を巻く。元気なようでビョーキ、クレイジーなようでクレバー、マジもギャグも、毒も薬もたっぷり詰まったライブで客席を熱狂させる自称「ロック界の奇行師」(貴公子でも気功師でもある気がするが)。奇想天外かつ社会風刺も感じさせる歌詞にも、にやり、どきりとさせられる。

スガの第一印象は?

アルカラにはじめて触れたのはYouTubeで「現代日本の変態バンド」というテーマでロックを聴きあさっていた、ある真夜中でした。「後戻りできないような変態」と「ポップなギターロック」の、ちょうど中間のサウンドが耳に飛び込んできてなんとキャッチーなんだろうと驚愕したのを覚えています("キャッチーを科学する")。縦横無尽なサウンド、斬新な言葉のチョイス、メロディーのどこかに歌謡曲/日本のPOPSを感じさせる湿り気、、、!次の日リハにいくとドラムのマツが「アルカラって知ってる?なんかザワついてるらしいよ」と、さすが、ザワついてる界隈に敏感な(時もある)マツはすでに知っていました。その後イベントで一緒になり、一筋縄ではいかない曲調に中毒症状を起こしたスガなのでした。

 

おすすめの1曲!!!

 

「アブノーマルが足りない」と煽りまくるキレッキレの演奏と歌に身を任せて、あっち側にイッちゃいたくなるアッパーなロックです。「ほらまだ足りない まだまだ足りない」!!

ライブレビュー

一曲目が始まった瞬間にもう、十曲目を演奏しているかのような安定感がすさまじい。フルパワー、でも鋭い。力まかせでなくエモい。鬼だ、、鬼太郎と妖怪軍団だと思った(稲村が妖怪アンテナみたいに髪の毛を一カ所立てて登場したからか)。稲村の声はイケボ、イケメンボイスだ。それがアルカラの妖しげなメロディーに似合っている。ツインギターの絡み合いも醍醐味だ。対照的なプレイヤーの二人。稲村はパワーとアタック。田原は職人のように正確でクリアー(ろくろを回すがごとき美しさを手元に感じた)。それが混じって自由自在な世界が描かれていく。新曲の"水曜日のマネキンは笑う"とか、めちゃくちゃカッコいいと思った。さらにはリズム隊が岩石のようなぶっとさで、その音圧を浴びにだけでもライブに来る価値がある。今回はサーカス小屋に迷い込んだような、わくわく感とスペクタクル、そして切なさがあった。あまりがっつりやったことが無かったのが不思議なくらい、根底に似たものを感じたなぁ。バンドの持ち味の日常を鋭く切り取る世界観はもちろん、その奥にある「面影感」とでも言うのか。遠く離れたひとや、ここではない何処かを心に浮かべるような、連れて行かれる感覚。ラストに演奏した”秘密基地"にはそれがあらわになっていて、ライブハウスから魂だけ飛び出して違う世界に行くような、、、。ヤバい体験だったあああ!

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2015年10月2日(金)<仙台公演>
底抜けにハッピーで踊り出したくなるバンド、THE BAWDIES

どんなバンド?

四人組のR&B、R&Rバンド。ルーツミュージックに根ざしてはいるが、そこは現代のバンド、「今」踊れるサウンドに昇華しています。ただ器用に音楽性だけを取り入れたというより、レジェンド達のハートごと受け継ごうという志を感じる、愛すべきバンドマンだと思います。一聴してROYの歌声にぶっとぶでしょう。そして気づけば(ライブではさらに)ガレージ感溢れるアバレたグルーヴに腰が動くに違いありません。

スガの第一印象は?

THE BAWDIESのメジャーファースト“THIS IS MY STORY”(2009)を当時、手に入れてきた女性ライブスタッフが「これ、やばい。曲もいいし、見た目もかっこいい」と興奮していて、ひとが先に興奮していると冷めるタチなわけで、それでも"EMOTION POTION"のフロアタム、カッティング、スライドギターが耳に切り込んできたわけで。それであの歌声!!当時の洋楽ロックの流れと自然にシンクロしていたTHE BAWDIESだったが、自分は信頼するCD店のカリスマ激プッシュだった「サン・ラ」という宇宙系哲学ジャズにハマっており、音楽シーンと相当ズレて生きていたのでTHE BAWDIESとの接触が遅れに遅れた笑。しかし先日ライブで一緒になり、それはもうがっちりと見た。楽しかった!わくわくした!うずうずした!勝手に体が動き出すこのロック、最高じゃあないか!!



おすすめの1曲!!!



イントロから底抜けにハッピーで踊り出したくなるこの感じ、THE BAWDIESらしいムード!「どんたたっ、どたっ」ていうドラムに合わせてクラップしたい!!MVのテイスト、好きです。

ライブレビュー

ドラムのカウントに噛みつくように突っ込むツインギター、最強!ニュアンスの話だけれど、やっぱロックンロールは「ジャーン」じゃなくて「ジャカジャーン」だなあ!そのガレージ/パンク的ツッコミとブレイクするときのリズム隊のタメ、その弾力がTHE BAWDIESのグルーヴを生み出している。ジャンプしても楽しい、ゆらゆら揺れても楽しい絶妙なテンポ感と、老若男女問わない音楽性。うちの母がライブに来ていたのだが、「THE BAWDIESってビートルズを思い出して、いい感じよねえ(補足だが、THE BAWDIES本人としては同時期に活動していたソニックスの影響も強い)」とうっとりしていて、ほんとそういうことだろう。コールアンドレスポンスやライブならではのツナギも含め(ロックオペラ武蔵と小次郎的な場面とか)エンタテインメントとして絶対楽しんで帰ってもらう!という意気込みを感じた。「こころのパンティなんて脱いじまえよ!」という私が書くとセクハラ訴訟必死のフレーズも、ROYが言うとキューンとする。これがロックスターだ(お前が威張るな)。新曲”SUNSHINE"ではピースフルな時間が流れ、(MARCYがタイトで隙間のあるグルーヴを引っ張っていた)そこからの怒涛の流れは圧巻だった。もう徹底的に吸血鬼のようにエナジーを引き出していく!その間もTAXMANがギターをかき鳴らす直前、ちょっと髪を触ったりするとこに粋を感じ、JIMはあんだけ暴れてても一瞬の隙にチューニングを微調整する繊細さを見せ,ROY&MARCYのイケメンリズム隊の鉄壁なグルーヴと、歌声に痺れた。黄金のフレーズ満載、ぜひTHE BAWDIESの音楽に触れてみてください!

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