12色のストーリーで構成される
青山美智子さんの短編小説。
「木曜日にはココアを」



川沿いの桜並木のそばに佇む
喫茶店「マーブル・カフェ」

そこへ訪れる人々、
日本とシドニーを舞台に
物語が展開され、繋がっていく。
心がホッとするそんな作品。☕️

読み終わった後、一番に浮かんだのは
私が大好きだった喫茶店。

昔住んでいた自宅の、徒歩5分くらいの場所に
1980年創業の喫茶店があった。

私自身、喫茶店の良さに惹かれ通い始めたのは
かれこれ5、6年程前からで、
このお店がきっかけ。

寡黙でほんの少しシャイな店主と、
笑顔が上品で、可愛いらしい奥さん二人が中心に
営まれていた。

そして、そこに通うお客さんの中で、
これは私だけが思っていた事かもしれないけど、
店員さんたち全員が
この人の場合は風立○ぬの主人公…?
というように、ジブリの実写版があったら
きっと出演間違いないだろうという風貌。

店主の焼くシナモントーストが
とてつもなく美味しかった。

引っ越した後も、
何回か訪れた事があったのですが
覚えていてくれて、とても嬉しかった。
むしろ、通っていた時より会話をした。笑

私の心の帰る場所。
店名は、秘密です。笑

そして、話は戻って、
作中の中で特に心に響いたのは
“4 聖者の直進 [Blue / Tokyo]”
“11 トリコロールの約束 [Purple / Sydney]”
でした。

道をまっすぐ歩いてるかどうかじゃなく
曲がりくねった道を
頑張ってまっすぐ歩こうとしているなら
それだっていいじゃないか。

そんな風に、この本が語りかけてくれる。

次に読む時は
シナモントーストを片手に
あの場所で読もう。
コーヒーの香りと、
あの二人の空気に包まれながら。☕️