2019年も残り約2ヶ月。

「三度の飯より映画好き」
なんて言っちゃってる私ですが、
家で観る映画もいいけど、やっぱり
映画館に直接足を運んで観るのが好き。

そんなわけで、
今年、観て良かったと思える作品の中、
群を抜いて、心に残っている作品の一つは

『存在のない子供たち』

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そして、
世界興行収入900億円を超え、
R指定映画としては史上最高額を出したらしく
既に超話題作。
『JOKER』

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(今年は、ジョーカーの仮装する人多そうだね笑^_^;)

『存在のない子供たち』は
自分の誕生日すら知らない、12歳の少年
主人公ゼインが「自分を生んだ罪」で
実の両親を訴える裁判シーンから物語が始まる。

両親が出生届を出さなかったせいで
年齢も知らず、おまけに家計が苦しいからと
まだ幼い弟、妹の面倒もみながら
同い歳くらいの下校中の子供たちを横目に、
朝から晩まで仕事をこなす日々。

そんなゼインが、大切にしていた妹が
成人男性と無理矢理結婚させられてしまうことから全ては始まる。

その後、ゼインが家出をした先で出会う
一児の母ラヒルもまた不法移民。
この作品は存在のない子供、
存在のない大人2人の物語。

両親が、途中途中
私たちの気持ちも分かって欲しいと
ゼインに、裁判官に泣きながら訴える姿に、
彼らもまた被害者ではありながら、
私個人的には、根本にある物が
ゼイン、ラヒルとはどうしても
大きな違いを感じてしまう。

それでも今日を生きる為、
避けることもできず続いてしまう
社会が作った負の連鎖。

少女の強制結婚など、
日本では、少し馴染みの薄い社会問題を扱っている作品かもしれないけど、
映画としての完成度はもちろん、
まだ小さな1人の少年が、
弱い者を守りながら
日々の中に小さな幸せを見つけ、
必死に何かを変えようと進む姿に、
心動かされるのでした。

実はこの作品、二度観に行ったんだけど、
ゼイン含む、ほとんどの出演者たちは
役柄に似た背景を負っているとか。。。

「世話できないなら産むな。」は、
虐待問題、育児放棄が日常飛び交う
日本には、痛い言葉。

ぜひ、皆にも観て欲しい。