月別アーカイブ / 2017年08月

前回。 


9/3に出る本の第一稿が出来たら、面白くないと言われ。


格好つけるのをやめたら文章が面白くなった。


そして。



そこから僕は本音で文章を書くことにしました。 


いろんな先輩に言ってもらった言葉も並べました。 
 

そのおかげで伝わりやすい内容になっていったと思います。 


そういう意味で、本当にこの編集さんには全て救われたという印象です。 


今回の件だけじゃありません。 本も第九稿までいったある日。(ちなみに最終は第十三稿でした) 


編集さんと吉本の書籍担当の人間と打ち合わせをしていた時。 


ふいに編集さんに言われます。


 「これ、値段どうしますか?」 


「値段ですか。安い方がいいかなとは思いますけど」 


「そうですね、ではいくらにしますか?」 


「……え? もしかして、僕が決めていいんですか?」 


「はい、いいですよ」 


「……えーっ!!?」 


僕は驚愕しました。


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ダイエットメソッドでこうなった時くらいびっくりしました。


だって、今まで僕も本を出していますが、書いた筆者本人が値段を決めていいなんて話を聞いたことがないからです。 


そしてそこからもびっくりすることだらけになるのです。


続く




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前回。


メールで送ったものが面白くないと思われていることに気付いた僕。


それは僕にとって少なからずショックでした。


なにせ自分は面白いと思って書いていたので。 


僕は編集の方に電話をします。 


「えっと、もしもし。すみません、あのメールの内容から察するに、どこか悪いところがあると思うんですけど、一体どこでしょう?」 


「あ、バレましたか」 


バレるに決まってますよ。アホじゃないんだから。 


「まあ一言でいうとあれですよ。向さんの本音がもう少し出た方がいいかなと思いました」 


僕は、この本の構成を二本柱にしようとしていて、前半が僕のコンビ「天津」についてを書き、後半がどうやってお金が儲かっていったか、というものでした。 


そこにおける前半の部分、僕の自伝に嘘があるんじゃないか。 編集の人にそう言われたのです。 


僕ははっとしました。確かにそうかもしれない。 


僕は電話を切り、改めて自分が書いた前半の部分を読みます。すると一つのことに気付きました。 


「俺、むっちゃ恰好つけてるな」


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 自分のことがよく写るように、少しだけ美化した自分を書いていました。感覚でいうと、薄幸の美少女感というか。俺が悪くない、時代が悪いんだ感というか。 つまり自伝で嘘をついている、盛っていたのです。 


僕は恥ずかしくなりました。


どこでモテたいと思ってるんだ。今は、特にこの本は本音を出し切る場所じゃないか。


そう思い、前半の格好つけた部分を、自分がどれだけダサかったのかを本音で書きました。 エロ詩吟への嫉妬、そねみ。とにかく自分の醜さを書ききりました。


そうすることにより、まだ伝わるんじゃないか。あの時の僕の本当の鬱屈したものを。 


書き直したものを送ると編集さんの返事はこうでした。 


「すごく良くなりました!この調子でいきましょう!」 


その一言で、やはり本音が一番なんだなあと経験することが出来ました。 


そこから僕は本音で文章を書くことにしました。 


そしてまだまだ本は進化を続けます。



続く。



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前回。 


するっと本を出せることを発表された僕。 


でもまだ聞いてないことはたくさんあります。 


「すみません、ちなみにその本、出版社はどこから出るんですか?」 


「小学館です」


「ああ、小学館……小学館!?」 


僕はびっくりしました。そりゃそうです。 まさか出版社があの超大手の小学館さん。


あの、見た目が子供な探偵や、水をかぶると女の子になる男の子でおなじみのあの小学館。 


マジですか。


 僕は嬉しすぎて飛び跳ねました。 
 
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その嬉しさをガソリンとして、僕は本を書くペースがどんどん上がっていきました。 





そしてそれから一か月後。 本の第一稿が出来上がりました。 


それを編集の人に見せるためパソコンで送りますす。 


編集の人は僕の本を出そうと言ってくれた人。 


なら絶対に面白いと思ってくれる。 


そう信じて提出しました。 



3日後。 



届いたメールにはこう書いてありました。



 「うーん、なんか思ってるのと違います。えーと、どうしましょうかねえ」 



実際の文章はもう少し丁寧に書いていましたが、内容を詰めるとこういうことが書いてました。


 僕はぴんと来ます。 



あ、これ面白くないと思われている。


この顔。


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さて、どうする?



続く






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